ユニフレーム新作「正方形シェルター」で快適ファミリーキャンプ。「とりあえず」で買ったテントの不満を解消
ファミリーキャンプで選ばれることが多かったのは、ポールを組む「ドーム型」や、リビングと寝室に分かれた「ツールーム」のテント。しかし、近年、この勢力図を変えつつあるのが、フロアレスの「シェルター」の存在。特に、ユニフレームの新作で、タープとウォールを組み合わせたREVOシリーズのシェルターは、四季を通して快適なキャンプを家族に約束してくれる一幕です。
「シェルター=上級者向け」という勘違い
シェルターが今注目されているワケ
各アウトドアブランドが初心者を対象にしたテントは、そのラインナップの多くが「ドーム型」や「ツールーム」のテント。両テントともに扱いやすさに定評はありますが、床のないフロアレスの「シェルター」も、そのアレンジのしやすさや開放感から、キャンプ歴に関係なく、選ばれるようになっています。
その中でも2021年のファミリーキャンプ向けの新作で注目を集めているのが、ユニフレームの正方形タープ「REVOスクエアタープ 4×4 TAN」と、同タープ専用に設計されたメッシュ付きシェルター「REVOスクエアメッシュウォール 4×4 TAN」の組み合わせ。
今回はファミリーキャンプ歴8年で、Instagramで約5,000人のフォロワーがいるお父さんキャンパー
____kensさん(43)に使ってもらいながら、シェルターの魅力を検証していきます。
くつろぎを求めるなら、天井に高さのあるシェルターが選択肢!
ポールを組んでドーム状にするテントの欠点の一つが、天井の高さ。成人なら出入りしたり、立ち上がったりするたびに頭をかがめる必要があるのは、意外とストレスを感じる瞬間です。せっかく大自然の中にきても、圧迫感があってはキャンプの醍醐味も半減。ポールを立てて設営していくシェルターなら高さが確保でき、自宅以上に快適な空間で、のびのびとくつろげます。
靴の脱ぎ履きのストレス知らず
ドームテントが活躍するのは就寝時。特に夏の日中はテントの外で過ごすことになるため、リビングスペースとなるタープを設営する手間もかかります。さらにテント内にある荷物を出そうとするたびに靴を脱ぎ履きして出入りするのは、意外と面倒に感じるキャンプの盲点。
「フロアレスのシェルターは、リビングも兼ねているので、日中は靴を履いたままくつろげ、脱ぎ履きの煩わしさから開放されるのはいいですね。シェルターの人気が高まっているのも分かります」。____kensさんも子どもと使ってみて、その利点を実感します。
開放感あるレイアウトが可能で、より自然が感じられる!
芝生の上に設営して、全てのパネルを跳ね上げれば、自然の空気を全身で感じられる空間が出現。ただ、フロアレスであるため、雨のときや、雨後の設営では室内の足元がぐちゃぐちゃになってしまうので、設営する場所は注意が必要です。
ユニフレームが提案するシェルター活用術
広々シェルターで、春夏はコットスタイル
初心者にとって「シェルターが上級者向きでは?」と勘違いしがちな理由の一つが、日常生活で体感することのない「フロアレス」な地面。そこで活躍するのが、コット(簡易ベッド)です。寝床と地面の間に空気が流れる空間ができるので、寝苦しい夏も快眠できます。
秋冬はカンガルースタイルであたたかく
気温の下がる秋冬は、シェルターの中に1〜2人用のテントを広げた「カンガルースタイル」が おすすめ。「REVOスクエアメッシュウォール 4×4 TAN」は、スカート付きなので、冬の冷気をシャットアウト。冬用のテントを買う必要もなく、4シーズンを通して、1幕でファミリーキャンプが楽しめます。
冬に保温性を高める目的のあるカンガルースタイルですが、____kensさんによると、夏でも有効なテクニック。
「メッシュに覆われているシェルターでも入り口の開け締めで虫が飛んできたり、下から虫が入ってくることも考えられるので、メッシュ付きの小型テントを用意しておくと、子どもや虫が苦手な大人も安心です。大人はコット、子供はテントで寝るのも良さそうですね」
急な雨にも対応でき、アレンジ自在
「REVOスクエアタープ 4×4 TAN」は窓を半開きで固定できるので、雨が中に吹き込む心配も不要。夏の急な雨でも、テント内がムシムシせず、広い空間でタープをたたく雨の音を楽しみながら、家族の団らんのときを過ごせます。
新作シェルター「REVOスクエアタープ&ウォール」の設営は約20分!
①まずはタープを設営
まずはシェルターの屋根となる「REVOスクエアタープ 4×4 TAN」を地面に広げ、通常のタープと同じように設営していきます。
広げたタープの両サイドに240cmのメインポールを1本ずつ配置。ポールのトップから30〜45度の角度になるようにガイロープを置き、ペグで仮止めします。
ここがシェルターの骨格となる一番重要な工程ですが、初めてでもYouTubeなどでタープの張り方を予習をしていけば、問題なく設営できます。
②ポールを立てる
「REVOスクエアタープ 4×4 TAN」を、専用ウォール「REVOスクエアメッシュウォール 4×4 TAN」と一緒に張るには、タープのメインポールとして使う240cm×2本のほか、180cm×6本のポールが必要になります。
通常のタープのように、最初に両サイドに寝かした240cmのポール2本を起こしたベーシックなスタイルを作り、さらにタープの4隅に180cmの4本、両サイド中央2カ所に同じ長さのポール2本を追加し、ロープを張って固定します。
③ウォールを設営する
タープの設営が完了したら、室内空間をつくるための専用シェルター「REVOスクエアメッシュウォール 4×4 TAN」をつるしていくだけ。タープと各ポールのトップ間に、ウォールについている輪状の金具(グロメット)を挟み込むようにかけていきます。
④設営完了
より開放感を感じたいときには、サイドのパネルを跳ね上げることも。それぞれのパネルに支柱となるポール2本を追加し、ガイロープで固定すれば、ひさし(キャノピー)が登場。虫がいない高原や海沿いのキャンプ場では、日中はメッシュを開け、子どもが遊んでいる様子を把握しながらゆったりできます。
高さもあるのでかなりの大きさにも見えますが、8m×8m以内のサイトなら設営が可能。「ガイロープとペグはポールの固定で一般的なドームテントより多くなるので、子どもがいる家庭は転ばないように目印をしておくといいかもしれません」(____kensさん)。
ユニフレームシェルターを使って分かった長所とは?
スクエアなので、アイテムの配置も自由自在
____kensさんが特に気に入ったのが、正方形の室内。「現在はトンネルテントを使っていますが、細長い形状ゆえ、座っている人の後ろを通るのもやっとです。ただ、正方形だとそのストレスがありません。キャンプに使うアイテムを周囲の4辺に自由に配置でき、家族で食卓を囲んで座れるのもいいですね」。
メッシュウォールで虫が苦手な人でも安心
人間が快適な気候になってくるのと同時に、活発になってくるのが虫。タープは開放的な一方、虫に対して無防備になってしまうので、その点、ユニフレームのウォールはフルメッシュになるアドバンテージがあります。
メッシュウォールがないタイプも多く、虫の少なくなる秋冬に使う人も多いシェルター。REVOスクエアメッシュウォールならフルオープン・クローズだけでなく、全面がメッシュになるので、年中活用でき、季節に合わせて新しいテントを買う必要も少なくなります。
軽いので、コンパクトカーでも持ち運びやすい
近年大型化しているテント。車の積載に苦労する人が多い中で、REVOスクエアタープ&メッシュウォールは収納もコンパクト。タープとメッシュウォールを足しても9.3kgで、女性でも持ち運びが簡単。ミニバンでも気軽にキャンプ場に繰り出せます。
ファミリーだからこその正方形シェルター
かつてはワンポールテントを使っていたものの、真ん中のポールが邪魔で、周囲の壁も低くなることに不満のあった____kensさん。家族での使い心地を考えてトンネル(ツールーム)テントを導入しましたが、それでも細長い形状なので後ろが通りにくいデメリットを感じていたのも事実。
「今回のユニフレームのシェルターは正方形なので、その不満点を解消してくれ、家族3〜4人のファミリーキャンプでの使い勝手はかなり良さそうですね」。広々としたシェルター内でラジコンで遊ぶ次男をみながら、満足そうに語ってくれました。
基本情報
商品名:REVOスクエアタープ 4×4 TAN
使用サイズ:長さ約12m×幅12m
収納サイズ:長さ約73cm×幅18cm×高さ18cm
重さ:約2.6kg
価格:15,900円(税込)
発売日:2021年4月24日(土)
※ポール、ペグ、ハンマーは付属していません。
商品名:REVOスクエアメッシュウォール 4×4 TAN
使用サイズ:長さ約12×幅12m
収納サイズ:長さ約70cm×幅23cm×高さ23cm
重さ:約6.7kg
価格:32,500円(税込)
発売日:2021年4月24日(土)
※タープ、ウォールともに、ポール、ペグ、ハンマーは付属していません。
※スクエアメッシュウォールの単体での使用はできません。