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バンブーシュート

【バンブーシュートのヤバいギア】街でもアウトドアでもギミックが光るマウンテンパーカー

生みの親である開発者、デザイナーやブランド愛の止まらない店舗スタッフが「こいつと心中しても構わない!」と思うほど愛するキャンプギアを紹介する連載企画「あのブランドのヤバいギア」。唯一無二の逸品には、どんなストーリーが隠されているのでしょうか?今回は、東京・中目黒の老舗セレクトショップが展開するバンブーシュートの同名ブランド編。

バンブーシュートの “ヤバいギア” とは…?

老舗のセレクトショップが、志を新たに再出発!

バンブーシュート
東京・中目黒の目黒川沿いに店舗を構えるアウトドアショップ「バンブーシュート」。パタゴニアやアークテリクスなどのセレクト商品の販売だけでなく、自社で製作も行なっています。オリジナルブランド「バンブーシュート」は、2021年の春夏アイテムからリブランディングを行い、アパレル、アウトドア界から注目が集まっています。

10年以上勤めるベテランスタッフ・堤さん

バンブーシュート
今回インタビューに応えてくれたのは、学生時代から常連客としてバンブーシュートに通い続け、ショップで約10年も働く堤隆広さん。ショップスタッフ経験を経て、現在はEC業務を担当しています。バンブーシュートに並々ならぬ愛情を注ぎ続けています。都心で生活しながら、休日は軽登山などのアウトドアを楽しむ堤さんが、「これぞ」と思う逸品は一体どんなアイテムなのでしょうか。

フェスで脚光!バックパックが背負えるマウンテンパーカー

バンブーシュート
B.P’S MOUNTAIN PARKA 57,200円(税込)
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hinata編集部 古賀

明るい色合いでスプリングコートにぴったりです!マウンテンパーカーではありますが、どちらかというと街着のイメージでしょうか?
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堤さん

タウンユースとしてはもちろんですが、ぜひフェスで着て欲しい一着です。
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古賀

え、フェスで…?
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堤さん

ちょっと、背中のジッパーを開けてもらえますか?
バンブーシュート
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古賀

確かに、大きなジッパーが付いていますね。
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堤さん

あ、全部開けずに…首元くらいまでの方がカッコいいシルエットになります。
バンブーシュート
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堤さん

このように、バックパックを背負ったままでもコートが着られるようになっています。表地は撥水性能と独特の風合いがある60/40クロス(ロクヨンクロス)、裏地はナイロン100%で撥水性があるため、悪天候時に活躍します。
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古賀

画期的!フェスといえば天候不順がつきものですからね。
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堤さん

そうそう。それでみんながよく着るのはポンチョですが、フェスで見かけるものは形が独特で、色やデザインも派手だったりして、普段使いはしづらいですよね。
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古賀

うーん、そういうものだと思って割り切ってしまっていましたが、言われてみれば確かに…。
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堤さん

「アーバンアウトドア」をコンセプトとするバンブーシュートとしては、街でもアウトドアでも当たり前に使えるものを作りたい。その思いから実現したのがこの収納式プリーツ「インバーテッドプリーツ」です。
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古賀

ううん、思わず唸ってしまいますね!他では見たことがない、かなり斬新なアイデアです。
バンブーシュート
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堤さん

左右のポケットは大きく、使いやすく。物を入れるためのふた付きポケットだけでなく、横にもポケットがついています。
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古賀

フェスだとどうしても手持ちにしたいものが多くなってしまうんですよね。財布、スマホ、チケット…。買い物をしてさらに荷物が増えたり。このポケットなら深くてマチもあるので安心ですね。
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堤さん

軽いトレッキングのときも、携行食や地図などさっと取り出したいものが多いので、重宝します。
バンブーシュート
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堤さん

そしてちょっとした遊び心も加えてみました。
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古賀

ポケットの中に温度計が!
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堤さん

よく行く方ならご存知かもしれませんが、古着店に売られているマウンテンパーカーには、ときどき前の持ち主が登山用の温度計をつけっ放しにしたまま手放されたものが混じっているんです。 それをバンブーシュートのディレクター・甲斐一彦が面白がって、今回のアイテムに取り入れました。
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古賀

古着のマウンテンパーカーには思わぬカスタムが施されていることがあるんですね。温度計が付いているというのは、ちょっと得したような、うれしい気持ちになるディティールです。
バンブーシュート
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堤さん

山の中に紛れることなく、都会で目立ちすぎることもない。そんなちょうどいいアウターに仕上がっています。 僕自身も発売当初に購入してから愛用中。中目黒のお店に通勤するときにも、休日にフェスや山で遊ぶときにも重宝しています。

「アーバンアウトドア」を体現するために

バンブーシュート
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古賀

今回紹介するウェアとして、リブランディング後、第一弾となる春夏コレクションからこのマウンテンパーカーを選んでいただきましたが、そもそもの話、セレクトショップであるバンブーシュートから、服を作るという発想が生まれたのはなぜなのでしょう?
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堤さん

バンブーシュートが考えていることをもっと伝えていきたい、残していきたいと考えたとき、自然と自分たちで服を作るというところに行き着きました。
バンブーシュート
▲堤さんと並ぶ、ディレクターの甲斐一彦さん
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堤さん

都会の街並みに囲まれていると、普段アウトドアをしていない人でも、ふと自然が恋しくなる瞬間があると思うんです。そこでちょっと足を伸ばして自然の中に行ってみると、なんだかすごく心地良いということに僕らは気がつきました。その心地良さをバンブーシュートの服を着る人にはいつでも感じてもらいたい。 そんな思いを「アーバンアウトドア」という言葉を使って発信し続けていましたが、既存の服を選んで編集する「セレクトショップ」だけでは、表現できることに限界がありました。
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古賀

そこで一から服を作るということになったのですね。
バンブーシュート
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堤さん

そうなんです。1998年にオープンした当時のバンブーシュートは、アメリカのカルチャーを感じるアパレルを中心に、ちょっと変わったもの・面白いものをたくさん集めたお店でした。セレクトにおいて特に大事にしていたのが、その商品に作り手の背景を感じるかどうかというところ。例えば古着は、どんなデザインなら愛されるか、どんな縫製なら長く使い続けられるか、考え抜かれたからこそ世代を超えて流通しているのだと感じます。
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古賀

アウトドアの服にも共通するものがありますね。
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堤さん

どんな機能があれば自然の中で心地よく過ごせるか、多くのブランドが考え抜いて作った服がたくさんありますよね。それに気づいてから、バンブーシュートでもアウトドアアパレルを取り扱うことが増えていきました。 そのこだわりを追求し続けた結果、2016年にブランドを立ち上げることになったのです。
バンブーシュート
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堤さん

少しずつ蓄積していったさまざまな機能やデザインについてのアイデアを、バンブーシュートなりに編集して、完成したのがこのブランドです。
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古賀

20年近くもお店を営み、製品を見続けて得た膨大な知識が、今の服作りに活かされているのですね。

バンブーシュートにしかできない提案を

バンブーシュート
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古賀

そしてブランドを始動してから5年を経て、2021年1月にリブランディングをされました。それによって何が変わっていくのでしょうか?
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堤さん

ブランドロゴを一新したり、パタンナーに自身のデニムブランド「スタビライザージーンズ」を手掛ける矢實朋さん、クリエイティブディレクターに編集者の石野亜童さんを迎えたりと、バンブーシュートが「都心にアウトドアの心地良さを持ち込む」ブランドになるために、あらゆるプロフェッショナルを集めました。 これまで服作りの知見が足りず、表現しきれていなかったディティールを、プロと突き詰めてしっかり形にしていきます。またブランドとして何を発信したいのかという根幹の部分を言語化していくために、ディレクターに参入してもらっています。
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古賀

さらに力強い体制で、これからもバンブーシュートとしての考えを発信していくということですね。
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堤さん

そうです。ブランドを持っているからこそ、唯一無二の発信をしていきたいですね。バンブーシュートが提案するアーバンアウトドアを、一つの文化として後の世に残していきたい。その思いを実現するためにリブランディングという方法をとりました。
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古賀

バンブーシュートはこれまで以上に面白いブランドになっていきそうな予感です!
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堤さん

これまで提案したくてもしきれていなかったことも、役者がそろったことで、これからはどんどん実現していけるはず。バンブーシュートが考える心地良さを、余すところなく表現し、発信していきたいです。

バンブーシュートの躍進に注視

バンブーシュート
これまでも、そしてこれからも、アーバンアウトドアの先駆者としてその良さを発信し続けるバンブーシュート。リブランディングも果たし、これからどんな世界を見せてくれるのか、今後の動向に目が離せません。 次回はどのブランドのどんなヤバいギアが登場するのでしょうか?珠玉の逸品をお楽しみに。 公式はこちら:バンブーシュート ▼前回の記事はこちら
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