メタルマッチおすすめ15選!使い方や選び方を紹介
最終更新日:2021/01/06
キャンプ用品
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簡単に火を起こる道具というとライターやマッチがありますが、キャンプではあえて苦労を楽しむことも醍醐味です。金属でできている火起こし道具『メタルマッチ』は、キャンパーの間で本格的に火起こしができることで人気があります。マグネシウムを削って火を起こす、いわば現代的な火打ち石です。軽くて使いやすく、水に濡れても火を起こせるなどおすすめできる点がたくさんあります。初心者の方は使い方がわかっていても、上手く火起こしできないことも少なくありません。今回は初心者の方でも簡単に使いこなせるメタルマッチのコツや注意点、選び方、おすすめのアイテムを紹介します!
メタルマッチとは
メタルマッチは現代的な火打ち石といわれているように、構造が少し似ています。この道具を使って火起こしをする前に、知っておいたほうがいい基本的な知識を紹介!
仕組み
メタルマッチは少量のマグネシウムを削り取り粉を着火剤にし、着火させたい紙や木片に乗せます。金属と金属がぶつかったときの摩擦熱で火花を発生し、発生した火花は火口(麻紐やチャークロス)に着火して、火を起こします。別名、ファイヤスターターとも呼ばれています。
構造
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メタルマッチは二つのアイテムを組み合わせて、火起こしを行います。
・ロッド
マグネシウムやフェロセリウムといった燃えやすい金属で作られた棒。火打石の役割を果たします。
・ストライカー
火花が起こしやすい鋭利な形状になっている金属片。火打ち金の役割を果たします。
メタルマッチの特徴・魅力
メタルマッチを使うことの魅力はたくさんあります。これを知っていれば、メタルマッチの重要性が分かる3つの魅力を紹介!
天候や気温などの影響を受けない
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メタルマッチ最大の魅力は、水に強いところです。簡単に火起こしができるライターやマッチは、一度でも水に濡れてしまうと使えなくなってしまいます。しかし金属でできているメタルマッチは、水で濡れてしまっても拭けば何度でも使えます。アウトドアで使う道具で、天候や気候の影響を受けないというメリットは大きな魅力です。
使える寿命は平均五千回
メタルマッチはの使える寿命は、平均で約五千回ほどです。中には、1万回以上ものまで存在します。ライターやマッチは消耗品のため、何度も購入しなければいけません。使える寿命が長いと出費も抑えられますし、使い続けることで道具が手になじみ、火起こしのスピードも上がります。
ほとんど故障がない
メタルマッチは、ロッドとストライカーに二点を組み合わせて火起こしをする道具です。簡単な構造ため、ほどんど故障はありません。長い間使い続けるとサビついたりする可能性はありますが、こまめにメンテナンスすれば大丈夫です。
メタルマッチの使い方
メタルマッチの使い方は難しそうに見えて、意外と簡単です。火打ち石と構造が似ているので、慣れるとどの火起こし道具よりもすばやく火が起こせます。初心者でも分かりやすく紹介します。
火口となる麻紐やチャークロスにロッドを近づける
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切り株などの平らで安定した場所で火口となる麻紐やチャークロスを敷き、その上にロッドを近づけます。火口の近い位置にロッドがないと、火花が出るだけで火起こしができません。
ストライカーをロッドに対し垂直に置き、削る
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ストライカーをロッドに対し垂直に置き、勢いよく削り落としましょう。ロッドに対しストライカーを90度に置くと、上手く火花が起こせます。
出た火花を火口に移し、火を起こす
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削り落としたことで出た火花は火口に移しましょう。火花が出るのは一瞬です。すぐに火口に移さないと、火花が消えてしまいます。
薪や炭を加え、火を大きくしていく
ロッドを削ったことで出たマグネシウムが火口に着火し燃えはじめたら、すぐに落ち葉や細い枝に移し、最後に太い薪や炭を加えます。燃えやすい素材を徐々に大きくながら投入して、火の勢いを強くしていきます。
メタルマッチを使うときのコツ
メタルマッチで火起こしに挑戦してみたい方に向けて、覚えておけば火起こしがもっと簡単になる使い方のコツを3つ紹介します。このコツを意識しながら練習して、スマートに火起こしができるようになりましょう。
燃えやすい火口を使う
火起こしをする上で、火口は特に大切です。火口は最初にメタルマッチに着火させるため、弱い火花でも火がつくものでなければなりません。最初は麻紐やチャークロスなどに着火させ、その後に落ち葉や細い枝、最後に太い薪や炭と徐々に燃えるものを大きくしながら足していくのが基本です。また、雨に濡れ湿った火口は着火しないため、管理に気をつけましょう。
すばやく削り落とし火花を飛ばす
メタルマッチはストライカーでロッドを削って火花を飛ばしますが、ストライカーの動きが遅いと上手く火起こしできません。すばやく削り落とすことで火花の出方が安定します。またすばやくストライカーを削り落とすことで、一気に火口に着火するので、着火したら火傷をしないようにすぐに火口から手を離すようにしましょう。
ロッド全体を使う
メタルマッチが初めての方は、火打石のようにロッドをストライカーで弾くイメージがあるかもしれません。ストライカーを弾くと火花が起こりにくいので、なるべくロッド全体を使って長く削り落としましょう。最後に力を込めて火花を散らすと、より火が起こしやすいです。
メタルマッチの選び方
金属の性質を活かし、灯油やガソリンといった燃料がなくても、いつでも火を起こせるのがメタルマッチの魅力です。キャンプをする際、荷物を減らすためにもひとつ持っておきたいアイテムだと思います。メタルマッチを選ぶ4つのポイントを紹介します。
自分の火起こし熟練度で選ぶ
メタルマッチはメーカーによって火花の起こしやすさが異なります。メタルマッチは長く使い続けられる道具です。自分の熟練度に応じてメタルマッチを選び、使い続けやすい自分に合った道具を見つけてみましょう。
・初心者
ロッドが長く太いほどストライカーに当たる面積が大きくなるため擦りやすいので、火花を起こしやすくなります。
・中級者~上級者
メタルマッチで火起こしが慣れてきた方は、ロッドが小さいものがおすすめです。小さい分、火花を起こしにくくなりますが、コンパクトで携帯性が高く、持ち運びに便利というメリットがあります。
使える最大寿命で選ぶ
メタルマッチはメーカーによって使い続けられる寿命が違います。短いものだと三千回、長いものだと一万回以上です。携帯性に優れているメタルマッチはロッドが短く作られているため、比較的寿命が短めです。長く使い続けたい場合は、ロッドが長く太いものを選びましょう。
デザイン性で選ぶ
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メタルマッチの中には、キーホルダーやストラップのようにバッグやキーケースに付けられるものや、ブレスレットのように肩にかけて携帯できるものなどがあります。キャンプで携帯しやすいデザインを選ぶか、アウトドアの雰囲気より味わうために見た目がおしゃれなデザインを選ぶか考えるのも楽しいです。
ロッドとストライカーをセットか単体で選ぶ
メタルマッチには、ロッドとストライカーをセットで購入するか、ロッドとストライカーをそれぞれ単品で購入するか、購入方法が二種類あります。
・セットで購入
数あるメーカーの中は、初心者向けのスターターキットという形で販売しているものもあります。初めてメタルマッチを購入する方で、どのロッドとストライカーを組み合わせて購入すればいいのか迷っている方におすすめです。
・単品で購入
メタルマッチの取り扱いに慣れてきた中級者や上級者は、ロッドの素材やストライカーの形に凝ることが楽しめる!また上級者は、ナイフをストライカーの代用として使ったりします。ロッドが消耗してきたらロッド単体を購入するだけで大丈夫です。
メタルマッチに合う火口を紹介
メタルマッチに合う火口の特徴は、乾燥していてふわふわとした繊維状のものです。これから、火口に向いているものを具体的に4つ紹介します。
ススキの穂
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火口の中でもススキの穂はとても簡単に火をつけることができます。その分燃え尽きるのも早いので、すぐに着火剤を足して火を徐々に大きくしていきましょう。
麻紐
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麻紐は適当な長さに切り、手でほぐすと火がつきやすくなります。ほぐすことでメタルマッチに合う火口の特徴であるふわふわとした繊維状のようなものになります。
チャークロス
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チャークロスは自分で作ることができ、穴を置けた金属の缶に綿でできた布を切って入れ、布が炭になるまで火にかけることで完成します。メタルマッチで簡単に火がつくおすすめの火口です。
ファイヤーキャンディー
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ファイヤーキャンディーとは、飴玉のような着火剤です。小さい缶に最大20個ほど入っています。着火剤を割ると中から綿が出てくるので、それを火口にして着火させます。メタルマッチでも使いやすく、何よりも見た目が可愛らしいのでキャンパーの間で人気があります。
本格的な火起こしができるメタルマッチおすすめ15選
おすすめのメタルマッチを15選紹介します。メタルマッチはメーカーによって形も大きさもさまざまです。自分に合う道具を探してみましょう。
メタルマッチのコツをつかんで、本格的な火起こしを楽しもう!
今回はメタルマッチの使い方や選び方、おすすめのメタルマッチ15選を紹介しました。灯油やガソリンといった燃料の必要がなく悪天候でも使えるメタルマッチは、アウトドア以外に緊急時でも活躍します。持っておいて損はないアイテムです。原始的な方法で火を起こす道具のため、サバイバル感を味わいたい方におすすめです。火事や怪我に気を付けながら、バーベキューや焚き火、ブッシュクラフトでぜひ活用してみましょう。
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