【2024年】ファイヤースターターおすすめ20選!選び方をプロが徹底解説
ファイヤースターターは火打ち石のように火花を散らし、着火させるアイテム。燃料要らずで、ブッシュクラフトなどの本格的なアウトドアを楽しめます。通販やアウトドアショップ、100円均一で手軽に買えます。今回はおすすめのファイヤースターターや使い方、選び方を解説!
ファイヤースターターとは?
ファイヤースターターは、マグネシウムやフェロセリウムなどの金属棒(以下ロッド)を専用の金具(以下ストライカー)で火打ち石のように削って、火花を飛ばす着火アイテムです。メタルマッチとも呼ばれています。ライターや着火剤が必要なく、「燃料切れで火がつけられない」といった問題も防げる便利なアイテム!災害時にも役に立ちます。
ファイヤースターターのメリット
- 燃料不要のため、ガス缶を持ち歩く必要がない
火打ち石のように一から火をおこせるのがファイヤースターターの魅力。着火剤やライター、ガス缶といった燃料は入りません!少ないアイテム、そこにある自然の材料だけで、火種から火を大きく育てていく過程を最大限に楽しめます。
- 環境に左右されずに使える
水に濡れると着火しにくくなるチャッカマンやマッチとは違い、雨や結露でストライカーやロッドが濡れてもきれいに拭き取ればすぐに使えます。さらにガスライターやガス缶とは異なり低温や気圧にも影響されないので、山登りのお供としてもピッタリです。
- 長期間使用できる
ロッドの使用回数は、約1〜3万回!燃料を消費するライターやチャッカマンよりも長持ちしやすく、コスパが良いのも魅力。使用期限がなく寿命が長いので、緊急用として常にバックに入れておきやすいです。
ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターは難しい作業がないので初心者でも簡単に使えます。
【ファイヤースターターの使い方】
- ロッドの黒皮(ロッド外膜)を削る
- ストライカーでロッドを削り、火種となる紙クズや小枝に金属の粉末をかける
※この手順はマグネシウム素材の場合に有効です。フェロセリウム素材の場合は飛ばしてOK!
- ストライカーで勢い良くロッドを削り、火花を飛ばす
- 紙クズや小枝に金属の粉末に引火させる
ポイントはロッドがぶれないようにしっかり握ること。ぶれなければ火花が飛びやすくなります。最初は
ティッシュなどの火がつきやすいものからはじめ、少しずつ大きなものに引火させていき、火種を大きくしていきましょう!
失敗しない!ファイヤースターターの選び方
一生ものの使いやすいファイヤースターターを探している方は、以下の5点を確認しましょう!
- ロッドの素材
- ロッドの長さ
- ロッドの太さ
- ストライカーとロッドがまとまっているか
- 必要な付属品が付いているか
ここではそれぞれ解説していきます!
ロッドの素材は「フェロセリウム」か「マグネシウム」
ファイヤースターターを購入する際に確認したいのがロッドの素材です。ロッドの素材はフェロセリウムとマグネシウムの2種類あります。
【着火しやすいフェロセリウム】
鉄とセリウムの合金である「フェロセリウム」。
発火温度が150℃〜180℃と低く、軽い力でも火花を飛ばせるのが特徴です。素早く火を付けたい登山シーンや、初めてファイヤースターターを使う人におすすめ!
【安く準備できるマグネシウム】
フェロセリウムよりも価格が安く、セリアなどの100均でも販売されているので
コスパを重視したい人におすすめ!発火温度が473℃とフェロセリウムより300℃程高く、火がおこしにくいのが欠点です。(マグネシウム発火温度の出典:
ICSCs)
ロッドの長さは6cm程度を選ぶ
ロッドは長ければ長い程、一回で削れる金属粉の量が多くなるため、火花が出やすく着火しやすくなります。その代わりロッドが長いと1ストロークも長くなるので、削る度に腕が疲れやすく、支点が定まりません。使いやすいロッドの長さは、6〜7cm程度。長すぎず、削れる量も多いので初心者にもおすすめです!
ロッドの太さは8mmを基準に太いものを選ぶ
ロッドは太いものほど削れる量が多くなり、それだけファイヤースターターの寿命も長くなります。さらに握りやすく、折れにくいのもポイント。柄が木製でできたものなどは手になじみやすいので、初心者にも扱いやすいです。ロッド幅の目安としては、直径8mm前後のものがおすすめ!
ロッドとストライカーはセットのものを選ぶ
ファイヤースターターはロットとストライカーの二つがそろって、初めて火がおこせるアイテムです。どちらか一方を紛失すれば、そのアイテムの役割を果たせません。ロットとストライカーが紐で繋がっているタイプのものであれば、無くすことなく持ち運べます。キーケースにも付けやすいので便利です。
登山やキャンプに役立つ付属機能も
ファイヤースターターには、ホイッスルや火吹き棒などの登山やキャンプに役立つ付属機能がついたタイプもあります。自身のアウトドアスタイルに合わせて選ぶのもポイント。
登山で使用した人はホイッスルや方位磁針が付いているもの、キャンプで使用したい人は火吹き棒が付いているもの、栓抜きやナイフまで、さまざまなシーンに活用できそうなタイプが充実しています。付属機能にも注目しながら自分好みのファイヤースターターを選びましょう。
ファイヤースターターのおすすめを紹介
【フェロセリウム】おすすめファイヤースターター10選
ロッドがフェロセリムでできているファイヤースターターは、発火温度が150〜180℃と低く初心者でも扱いが簡単です。ここではそんなフェロセリムを使用したファイヤースターターを紹介します!
【マグネシウム】おすすめファイヤースターター10選
価格が安く手にいれやすい、マグネシウム合金を使用したファイヤースターターを紹介します!
100均でもファイヤースターターは購入できる
ファイヤースターターを使ってみたいけど迷っている人は、セリヤやダイソーなどの100均で販売されているものがおすすめ!100円均一でゲットし実際に使ってみて、着火できればマグネシウムのファイヤースターターを使いこなせます。ただコスパが良い分、ロッドが細く初心者には使いにくい可能性もあるので注意が必要です。
ファイヤースターターが気に入ったけど着火しにくいと感じたら、マグネシウムより着火しやすいフェロセリウムのファイヤースターターや、ロッドが太くて安定して使えるものの購入を検討してみてください!
ファイヤースターターで焚き火をもっと楽しく
本格的な火起こしを楽しめるファイヤースターター。マッチ派やライター派の方もいるかもしれませんが、値段も安いものが多く、一つ持っているだけで燃料が切れてしまった時や緊急時にも使えます。お気に入りのファイヤースターターを見つけて焚き火やアウトドアの備えとして、是非検討してみてください。