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火打ち石と火打ち金

火打ち石のおすすめ10選!キャンプで役立つ使い方やコツ&種類解説も

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キャンプの醍醐味といえば焚き火。いつもの方法にマンネリを感じているキャンパーも少なくないかもしれません。そんな方は「火打ち石」に注目してみてはいかがでしょうか。今回は、ブッシュクラフト的な体験ができる火打ち石のおすすめ品を厳選してお届けします。気になる使い方やコツに加えて、火打ち石の種類や購入方法も紹介します。

「火打ち石」の種類や特徴は?

「火打ち石」という言葉を聞いたことがあっても、実際にどのようなものか知らない方が多いかもしれません。火打ち石は、燃料やライターを必要とせず、自分の力だけで火をおこすことができる道具です。初めて聞く人にとっては、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、コツをつかむと実は簡単に火をおこすことができます。以下では、火打ち石の特徴を詳しく紹介します。

火打ち石の「特徴」

火打ち石は、鋼などの火打ち金に負けない硬度があることや、4〜6cmの大きさで角ばった形をしていることが特徴です。角ばった火打ち石と鋼を強い力でこすり合わせると、鋼の表面が剥がれて粉となり、火花を発生させます。火打ち石と打ち合わせて発火させる鋼鉄片を火打ち金と呼びます。 一方、火打ち石同士を擦り合わせても着火させることはできません。実は、火花は火打ち石からではなく、火打ち金から発生しているのです。

火打ち石の「種類」

火打ち石には特定の鉱石が使われ、メノウ、石英、黒曜石など、いくつかの種類があります。種類や石ごとの形の差によって火花の出方が異なるので、コレクションをして違いを見つけたり、お気に入りを探求するのも楽しみ方の一つです。 【火打ち石の種類】
  • メノウ石
  • 石英
  • 黒曜石
  • 珪岩
  • フリント
  • チャート
  • ジャスパー(碧玉)
  • サヌカイト(讃岐岩)
  • ホルンフェルス

火打ち石の使用時に準備するもの

古くから火をおこすのに使われてきた火打ち石。アウトドアや災害時も活躍しますが、火打ち石だけでは火おこしができません。火打ち石のほかに、「火打ち金(鎌)」といわれる焼き入れをした鋼や火を大きくする「麻紐」などが必要です。ここでは、火打ち石を使うときに準備するものを紹介します。

火打ち金

表面を強くこすることで火花を発生させる火打ち金。一般的に「火打ち鎌」や「火打ち金」として販売されているものであれば、どれでも問題ありません。 どれを選ぶべきか迷ったら、火打ち石とセットで販売されているものを購入するのがお手軽でおすすめです。もし火花の出方が悪い場合は、石に打ち付ける部分を目の粗いやすりで削ると解決する場合もあります。

ナイフ

麻紐をほぐすためと薪を割るために使います。ナイフやカッターナイフなどの、刃が付いているものであればなんでもOK。刃の長さが10cm程度のものが使いやすくおすすめです。

麻紐

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出典:PIXTA

火打ち石でおこした小さな火花を着火させ、炎として大きくするための「火口(ほくち)」として使います。麻紐は太くても細くても構いません。濡れたり失敗したときのことを踏まえ、1mくらい用意しておくと安心です。

チャークロス

チャークロスとは、綿100%の布を炭化させたものです。着火剤代わりになり、火打石などの小さな火花からでも火をおこしやすいのが特徴です。手間と時間はかかりますが、自作することも可能です。

火打ち石の「使い方」

ここからは、火打ち石の使い方を写真とともに解説します。火打ち石を使いこなせれば、キャンパーとして一歩ステップアップできるかも!ぜひチャレンジしてみてください。

【手順1】麻紐をほぐして「火口」をつくる

麻紐を2つ折りにして先端2本が膝の方を向くようにセット。次に、紐の先端から5〜10cmほど先にナイフの刃を押し当て、ナイフが動かないように押さえつつ、麻紐を自分のほうへ引くと麻紐が毛羽立ちます。これを何度か繰り返し、麻紐がほぐれてふわふわになったら完成です。なお、作業中にケガをしないようナイフの扱いには十分注意し、必ず平らな板や切り株の上など、安定した場所で行ってください。

【手順2】火口を「火打ち石にセット」する

次に、麻やチャークロスなどの火口を火打ち石にセットします。火口を火打ち石の上に置き、指で挟むように持ちましょう。このとき、石と火口の先端が同じ位置、または火口の方が少し出ていると、飛び散った火花が火口につきやすいのでおすすめです。 チャークロスを使う場合は、使用前に一掴みほどをちぎっておきましょう。チャークロスを火打ち石の先端ぎりぎりにおくと、叩いた時にチャークロスがボロボロになってしまうので注意が必要です。

【手順3】火打ち石の角を「火打ち金で強く叩く」

火口と火打ち金、火打ち石を両手に持ったら、いよいよ火おこしの開始です。火打ち金で石を強くこすり叩きます。火打ち石の上に火花をのせることをイメージして叩くと、上手に火種を作り出すことが可能。なお、強く打ちすぎると火花が飛ばず、石が崩れてしまうこともあるため力加減には注意が必要です。

【手順4】火種を火口で包み、空気を送り込む

火種ができたら毛羽立たせた麻紐やチャークロスで包み、隙間に息を吹きかけます。顔の斜め上に向かって吹き込むと空気を送りやすいです。着火後は火が上に燃え広がるので、顔を近づけすぎると火傷の危険があります。適度な距離を保ちながら空気を送り込みましょう。

火打ち石で火をおこすコツ

角の部分を削り取るように打ち下ろす

火打ち金で火打ち石を叩く際は、石の鋭い部分をめがけるのがコツです。丸い部分を叩いても火打ち金の表面は削れにくく、あまり火花は出ません。使い古した火打ち石であれば、ハンマーなどで角を出すように割ってから使用するとよいでしょう。石を叩きすぎると全体が割れてしまうので、様子を見ながら割っていくことが重要です。

親指で軽く押さえて動かないようにする

火打ち石の上に麻紐やチャークロスなどの火口を置き、親指で軽く押さえておくと、早く着火させられます。火口がずれていると火花を受け取りにくくなり、火種をつくることができません。

火口を多めに用意する

スムーズに着火させるためには、火口を多めに用意するのがおすすめ。火口の量が足りないと火が消えてしまう可能性が高いので、様子を見て火口を足していくのも重要です。

いま購入できる!火打ち金付き「おすすめ火打ち石」10選

ここからは、火打ち金もセットになった、手軽に使えるおすすめの火打ち石を紹介します。今回紹介するもののほかに、ホームセンターなどでも手に入る物もあるので、実際に手に取って選びたい人は実店舗をチェックしてみてください。

火打ち石と合わせて使いたい!おすすめアイテム

火打ち石と合わせて用意したい、火口や便利なグッズを紹介します。上手に使って効率よく火おこしをしましょう。

火打ち石を使って火をおこす魅力

平安時代から日本にあり、江戸時代から一般庶民に使われるようになった火打ち石。日常生活ではライターやマッチがあるので使う機会が減りましたが、持ち運びにも便利で多少濡れていても火花が出せるので、アウトドアや災害時にもおすすめです。ここではそんな火打ち石の魅力を紹介します。

火おこしに燃料が必要ない

火打ち石は燃料が必要なく、麻紐やチャークロスなど火種になるものがあれば、何度でも火おこしが可能です。ライターのように燃料切れをおこすこともないので、災害時のために火打ち石を備えておくのもおすすめです。

火がおこせたときの達成感

火打ち石を使用した火おこしの大きな魅力の一つは、自分で小さな火種から大きな炎に育てていくことです。 ライターやマッチに比べて扱いが難しく、手間がかかる火打ち石での火おこしですが、成功した時の感動はひとしお!

縁起物としても

火打ち石には、火をおこす以外に縁起物としての役割も。「切り火」とも呼ばれ、身を清めたり、火を魔除けとしても使用されてきました。

火打ち石を使いこなして、かっこよく火おこししてみよう!

あえてライターやマッチを使わず、苦労して火をおこすこともキャンプの醍醐味です。火打ち石で火種を作り火をおこすのは、実際にやってみると意外と難しく一度で成功しないことも。難易度が高い分、できたときの達成感が大きいはずです。次のキャンプでは、火打ち石を使ってみてはいかがでしょうか。

今回紹介したアイテム

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