ブッシュクラフトナイフはキャンプにも最適!ナイフでアウトドアをもっと最適に

キャンプ用品

ナイフで削られた枝

ナイフはアウトドアのマストアイテムで、アクティビティーのスタイルによってナイフにも色々な特徴があります。そのなかで最も幅広く使えるナイフというのがブッシュクラフトナイフです。今回はブッシュクラフトの世界とナイフの特徴についてご紹介します。


 目次


北欧発のブッシュクラフト

青空の下なびくフィンランドの国旗

出典:Pixabay

ブッシュクラフトと言う言葉は北欧のフィンランドやノルウェーが発祥で、自然の中で生活をする知恵や技術を指します。基本的に自然の中で生活するための物は、全て自分で作り出すというのがコンセプトです。
同じ様なイメージでサバイバルと言う言葉がありますが、これはどんな状況でも生き延びるための技術ですから、ブッシュクラフトはより生活に根差し、自然の中で楽しむための技術と捉えられます。

ブッシュクラフトナイフに求められる性能

ブッシュクラフトナイフと削られた木屑
数あるナイフにはそれぞれ得意とする性能があります。

  • 攻撃や防御といった格闘目的の性能
  • ハンティングでの動物の屠殺や解体を目的とした性能
  • 物を作り出すための道具としての性能
  • 調理を目的とした性能
  • 日常的な切る作業の補助的性能など。
この中でブッシュクラフトナイフは、物を作り出す性能を最も重視しています。でも自然の中では野生動物との遭遇もあれば、それを食料として狩猟することもありますし、調理もするわけですから、オールマイティーな性能が求められるのです。

北欧では一般家庭の主婦がキッチンでも日常的に使っているほど、オールマイティーなナイフとして重宝されています。

ブッシュクラフトナイフの特徴

北欧伝統のスカンジグラインドナイフ

スカンジグラインドナイフで枝を削る様子
ナイフの形状は様々ですが、ブッシュクラフトナイフの多くはスカンジグラインドと言うブレード形状をしています。文字通りスカンジナビア地方独特の形状と言うことで、ブレードの中ほど又は1/3程度から幅広くストレートの刃付けがされています。これは求められる性能を満たすためのベストデザインです。
スカンジグラインドを注ぐ様子
このスカンジグラインドの利点は比較的刃持ちが良く、何よりも砥ぎやすいことです。刃の巾が7mm~10mm程ストレートについていますので、砥石に当てる角度が分かりやすく、砥げているかどうかの判断も付きやすいのです。

最もポピュラーなホロウグラインドナイフ

この他ホロウグラインドという刃形状もブッシュクラフトナイフとして使用されることも多くなっていますが、これはホロウグラインドナイフの絶対的数量の多さから、自然にブッシュクラフトにも使われるようになってきたと言うことでしょう。

上級者向けコンベックスグラインドナイフ

ブレード形状による切れ込み角度の違いを表したイラスト
北欧の有名メーカーの中にはコンベックスグラインドというブレード近くに丸みを持たせた刃形のものがあります。これは刃持ちが良く刃こぼれもし難いことから、ナイフ愛好家等が好んでこの形状のナイフを買い求めたり、わざわざこの形状に刃をつけ直したりすることが多いようですが、ナイフの扱いに少々技術が必要で、初心者にはおすすめできません。

刃先はドロップポイントがおすすめ

布の紐を刃先で切る様子
ポイント(刃先)はドロップポイントという、先端に向かって少し下った形状で、スパイン(ナイフの背)は先端近くまで均一な幅が保たれているものが多いです。これはポイントで細かい作業をしたり、バトニングなどでスパインを叩くことが多いために強度が必要だからです。

ブッシュクラフトナイフが得意なシーン

ブッシュクラフトでナイフの出番が多いのは木を扱う作業でしょう。小枝を払ったり、棒に切込みを入れたり、簡単な食器を作ったり、そしてたき火の焚き付けを作るという作業が一番多いかもしれません。

バトニング

バトニングを行う様子
焚き付けを作るのには、まず木を切り出し、それを細かく割り裂いて行くことになります。この時にナイフを切り分けた木の小口に当て、スパインを別の木で叩くことをバトニングと言います。

バトニングは斧ではこれ以上割り裂りづらい細さの木を、さらに細くするのに行います。この時にナイフの刃の形状が影響してきますので、下図を参考にしてください。
バトニング時の力の入り方を表したイラスト
上の図はバトニングの最初にナイフが切り込む所を解説したもので、ナイフが切り込んだ後はナイフの厚みが影響してきます。それでもスカンジグラインドのブッシュクラフトナイフが、バトニングに有利なことがお分かりだと思います。実際にはホロウグラインドのナイフの方が、より非力な女性にはおすすめですが、砥ぐのに少し神経を使います。

ウッドクラフト

ブッシュクラフトナイフで枝を削り出す様子
ウッドクラフトと言っても特殊な物を作り出すわけではなく、生活に必要な物を木で作ると言うことです。調理に必要な道具から大きなものではシェルターまで。またベンチやベッドといった家具なども木で作ってしまいます。

そんな作業は切れ味が鋭く、刃持ちの良い刃物が必要になります。ブッシュクラフトナイフにはその性能が備わっているのです。

火を起こす道具

ナイフでファイヤースティールに火花を発生させる様子
もちろんナイフ自体が火を起こすわけではありませんが、火を起こすための道具を作ったり、ナイフで火起こし道具を機能させたりします。

木の摩擦を利用したスピニング式火起こし器や、フェザースティックやシェーブドカールを削り出します。また、ファイヤースティールに火花を発生させるのにもナイフはとても効果的ですね。

キャンプとの共通点

ナイフで果物を切る様子
シンプルさを求めるブッシュクラフトでは、道具も1つでできるだけ幅広い作業を行ないます。刃物が必要な作業には、細かい物では調理から、大きな作業は木を切り倒すようなことにまで及びます。木を切り倒し薪にする事以上を斧やノコギリが担うとすれば、それより小規模のあらゆる事をブッシュクラフトナイフに担わせるわけです。

つまりその範囲はそのままキャンプで行われる作業の範囲ということになります。ですから、ブッシュクラフトナイフはキャンプに最適なナイフと言うことができるのです。

おすすめのブッシュクラフトナイフ

まとめ

林間に作られたサバイバルテント

出典:Pixabay

木の枝とナイフ
ブッシュクラフトは何も特別なことではなくて、大自然に囲まれた北欧でごく普通に、生活をいかにシンプルに楽しむかと言うことから生まれた知恵です。都会の喧騒から逃れて自然を楽しむキャンプとの共通点はたくさんあります。ですからブッシュクラフトに適応したナイフは、キャンプにも最適というわけですね。ナイフをこれから揃えようとする方、今までのナイフに不満な方、是非一度ブッシュクラフトナイフを手に取ってみてください。

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