(前編)日本酒でおうちキャンプのススメ!酒器を楽しむ【おうちhinata】

 ノウハウ

アウトドアで飲む日本酒が好きなキャンパーのため、家でもキャンプ気分で日本酒が楽しめる酒器とレシピ、部屋の雰囲気づくりを前編と後半に分けて紹介します。今は外出を控えているキャンパーも、家でアウトドア気分を盛り上げ、キャンプスタイルの幅を広げましょう。


 目次


家での楽しみ方を増やしたい!話題の「おうちキャンプ」×日本酒のススメ!

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出の自粛が長期化。家でもアウトドア気分を味わう「おうちキャンプ」というライフスタイルが、人気を博しています。「挑戦してみたいけど、何から始めて良いのかわからない」「家での楽しみ方を増やしたい」などという方も多いのではないでしょうか。

そんな「おうちキャンプ」も、テーマを組み合わせることで、新しい楽しみ方が生まれます。今回は、日本酒を愛するhinata編集部員が日本酒好きキャンパーの皆さまに向け、「おうちキャンプ」×日本酒をテーマに、前後編に渡り、楽しみ方の提案をします。前編となる今回のテーマは「酒器」です!

①器を楽しもう!素材で選ぶ、おすすめ日本酒向けアウトドア酒器

シェラカップやお猪口、ちろりなどの酒器

キャンプで日本酒を楽しむ上で、まずおすすめは、酒器にこだわってみること。アウトドアブランド各社から、様々な酒器が展開されています。今回は日本酒好きのhinata編集部員がイチオシのアイテムを紹介しながら、酒器の素材と日本酒との関係を紐解きます。

日本酒の味を変えない!スノーピークのチタン製シェラカップ

スノーピークのシェラカップ

出典:Amazon

まず紹介するのは、定番のスノーピークのシェラカップ。同社のシェラカップはステンレス製とチタン製が展開されています。日本酒との相性でおすすめは、チタン製のモデルです。

理由は、チタンは他の金属に比べて限りなく金属特有の匂いがせず、日本酒の味に影響しないからです。金属臭がしない理由は、チタンという金属は元素が非常に安定していて、匂いのもととなるイオンが溶け出さないため。この特性が、さびないこと、金属アレルギーのリスクが低いことにつながっています。

さらに、耐熱性も1660℃と鉄の約1.1倍あり、直火ももちろんOK。ぬるくなった熱燗をバーナーで温め直すなどの使い方もできます。

欠点は、チタンの蓄熱製が低いため、入れたお酒が温まりやすい一方、冷めやすい点。器が大きいので、お酒をついつい呑みすぎてしまうことも。家の中だからという安心感も合わさり、べろべろに酔ってしまわぬように注意が必要です!

ちなみに、飲み過ぎが心配な方は、スノーピークでチタン製のお猪口もあるので、こちらがおすすめ。他にも、チタン製の酒筒や、同じく新潟の老舗の酒蔵、朝日酒造とのコラボ日本酒「久保田 雪峰(せっぽう)」を展開しています。さすが、米どころ、新潟のアウトドアブランド。日本酒へのこだわりに脱帽です。

日本酒の味を引き立てる!ナチュラルマウンテンモンキーズのすず製ぐい呑み

ナチュラルマウンテンモンキーズ ナグサミ NATURAL MOUNTAIN MONKEYS 器 ぐい飲み おちょこ お猪口

出典:Amazon

次のアイテムは、遊び心とオリジナリティあふれるアウトドアアイテムを展開し続ける新進ガレージブランド、NATURAL MOUNTAIN MONKEYS(ナチュラルマウンテンモンキーズ)の錫(すず)製のぐい呑み「ナグサミ」。メッキではなく、すず100%でできています。

酒器の素材として珍重されているのが、すず。その理由のひとつが、すず特有の金属の匂いがあります。他の金属の匂いは雑味となりますが、すずの場合はフルーツのような香りがあり、日本酒の芳香を高めるとされています。

すずには、不純物を吸収する特性があり、お酒の雑味をクリアにする効果もあります。しかし、すずが、飲み物の味を変化させるメカニズムは、現代の技術をもってしても、まだ解明できていません。まだまだ謎に包まれた金属です。

日本酒に「すず」がおすすめなワケ

すずは高い滅菌性も備えます。その特性から、悪いものを祓う効果があると信じられ、神社の神器や、お寺の仏具にも飛鳥・奈良時代から使用されてきました。その特性は、アウトドアでも安心して使用できるという点にもつながります。ちなみに、レオナル・ド・ダヴィンチの「最後の晩餐」に描かれた食器もすずとされています。

熱伝導率も高く、手で握る時間次第で、日本酒の味と香りの変化を楽しめます。ただ、熱い飲み物を入れた際は、器が熱くなるので注意しましょう。

万能に思えるすずにも、弱点はあります。それは、アルミよりも柔らかいこと。加工がしやすい利点もありますが、扱いには注意が必要。手入れの際は、たわしなどの硬いものはNG。柔らかい布やスポンジで磨きましょう。

ナチュラルマウンテンモンキーズ ナグサミ NATURAL MOUNTAIN MONKEYS 器 ぐい飲み おちょこ お猪口


「ナグサミ」は、半球状の形をしており、指で軽く押すと、起き上がり小法師のように、ゆらりゆらりと揺れます。美味しい日本酒を呑みつつ、酒器を揺らし、心を無にすれば贅沢な時間を味わえる逸品です。器を守る桐製の箱付き。器の底に刻印されたブランドロゴと、トレードマークの山猿がおしゃれです。

日本酒の温度と味の変化を楽しむ!プラットチャンプのホーロー製ぐい呑み

プラットチャンプのぐい呑

最後に紹介するのが、職人技が光るハイクオリティなホーロー製のアイテムを展開する人気アウトドアブランド・Platchamp(プラットチャンプ)のぐい呑み「GUINOMI KAORI」です。ホーロー製の酒器は、あまりなじみがありませんが、酒蔵の酒造用タンクも現在はホーロー製のものが主流。実は日本酒と縁が深い素材です。

ホーローとは、ベースとなる金属製の器にガラス質の釉薬(ゆうやく)を塗り、高温で焼き上げて作る器です。通常は厚さ0.4mmの鋼板をベースとなる器に使用するところ、プラットチャンプの場合は倍の0.8mm。釉薬のコーティングについても、通常2回のところ、3回行います。このように手間がかかっており、作る職人も限られます。

芯となるベースの器は金属製ですので強度がありますが、表面はガラスと同じ特性であるため、入れた液体に左右されません。チタン製の器と同じく金属臭もせず、入れたものの匂いもつきにくく、お酒の味が変わらない利点があります。熱伝導率と蓄熱製が高く、冷たいものは冷たさ、温かいものは温かさを保ちます。魔法瓶に採用されているのもこういった理由です。

ベースには鉄などの金属が使用されているため、ガラスより、耐久性が優れ、タフさが求められるアウトドアにも最適。ガラスのコーティング面は傷がつきにくいため、雑菌が入り込む心配もありません。とはいえ、あまり強い衝撃を与えると表面のホーローが欠ける可能性があるので、落下には注意しましょう。

逆富士山の形にも秘密


ブランド営業担当で、自身も日本酒を愛する佐藤さんにお話をお伺いしたところ、「富士山を逆さにしたような形状にも秘密があり、その名の通り、日本酒の香りを引き出すため試行錯誤した結果この形になった」と聞きました。握った際の収まりだけでなく、熱伝導率の良さも見逃せない特性。器を握った手の熱が伝わることで、器の中の日本酒の温度が上がり、味と香りの変化を楽しめます。大吟醸など、フルーティな香りの日本酒に最適です。

キャンプに行きたくなるグラフィックが描かれた5勺升も付属。よりいっぱいの日本酒を大事に楽しめるアイテムです。カラー展開も、ブラック、アイボリー、グレー、ブルー、グリーンの5色展開。通常つやつやしたものがほとんどのホーローですが、こちらは特殊な釉薬で、陶器のように表情豊かでマットな質感となっています。

プラットチャンプのぐい呑みは、日本酒に合わせ、もう1種類用意されています。それが「GUINOMI UMAKUCHI」。前述の「KAORI」が大吟醸の香りを楽しむ酒器でしたが、こちらは、純米酒のようなの米の旨味や深いコクを味わうためのぐい呑みとして作られました。ぽてっとした形状により、器の中で日本酒がまわり、日本酒の旨みとコクをゆっくりと楽しむことができます。

まとめ

美味しい日本酒は、それだけで美味しいですが、酒器次第で場所を選ばずにさらに美味しく、楽しくなります。後編では、日本酒にマッチする簡単で手早く作れるアウトドアおつまみのレシピと、キャンプ気分の中で日本酒を楽しむための自宅の環境作りをテーマに紹介します。

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