フェールラーベンの魅力を大解剖!バッグからテントまで。王室御用達の品質を体感しよう
スウェーデンのアウトドアブランド「フェールラーベン」特集。王室御用達のその魅力を解剖します。「フェールラーベン」のものづくりへの姿勢が感じられるコンセプトを知れば、きっと試してみたくなるはず。さらに、「フェールラーベン」で人気&おすすめのアイテムもピックアップして紹介します。
フェールラーベンは、どのようなブランド?
「フェールラーベン」は、スウェーデンの王室御用達にも認定されているアウトドアブランド。北極キツネのマークが印象的です。北極ギツネのように機能性の高いアウトドアギアを作っていこうと、ブランドネーム&ロゴに採用したとのこと。フェールラーベンとは、スウェーデン語で北極ギツネ、アウトドアパーソンという意味を表しています。
フェールラーベンをはじめたのは、14歳の少年。山の中で過ごすアウトドアライフに夢中だった少年には、もっと優れたアウトドア用品を持ちたいという強い意欲がありました。彼が初めて作ったのは、100年以上も前からスウェーデンで使われていた運搬具を改良した木製の背負子。 当時は、トナカイや馬を使うか、もしくは自分の背中に背負うしか物を運ぶ方法がなかったんです。
少年が考えた背負子は、クライマーやハイカー、ハンターに爆発的な人気を博し、1960年にフェールラーベン社が設立されました。フェールラーベンは、世界で初めてアルミ製のフレームでできたザックを開発。さらには、空気穴を設けた超軽量テントを開発するなど、アウトドアシーンを変えていくアイテムを次々と生み出しました。
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フェールラーベンの6つの約束
フェールラーベンでは、約束として6つのコンセプトが掲げられています。どれもフェールラーベンのものづくりの根幹となる重要なポイント。これを知ることで、フェールラーベンのものづくりへの姿勢が感じられるはずです。ここでは、そんなフェールラーベンの6つの約束について紹介・解説していきます。
01 Functionality 機能的である
フェールラーベンは、機能に徹底的にこだわっています。特に、素材やベンチレーション、ポケットの配置には、細心の注意を払う精神。さらに、フェールラーベンでは、極北のグリーンランド、熱帯雨林のブラジル、灼熱砂漠のオーストラリアなど、地球のさまざまな場所で徹底したフィールドテストを繰り返して商品化を決定しています。これにより、机上の空論でなどはなく、実際に使う時にちゃんと機能的であるように商品が仕上げられています。
02 Durability 丈夫で長持ち
フェールラーベンのアイテムは、買い替える必要がないといわれるくらい丈夫で長持ちです。その理由は、フェールラーベンでは、耐久性にも徹底的にこだわって商品が作られているから。素材をはじめとして、フィールドテスト、製造における全工程において、耐久性を考慮して商品づくりが行われています。
03 Timelessness 時を超えて
フェールラーベンは、「ずっとそばにおきたくなる」ような製品づくりを目指しています。壊れたからと言ってすぐに捨ててしまうような消耗品ではなく、もし失くしてしまったら心にぽっかりと穴が空くいてしまうような、そんな商品。それゆえ、流行のデザインを追うのではなく、完全に機能性に特化したシンプルかつ機能的なデザインの商品を作ります。
これは、製品は流行から生まれるのではなく、フィールドから生まれる、という確固たる信念があるから。こういった考え方だからこそ、時を超えたデザインになり、ずっとそばにおいておきたくなる商品たり得るのだと考えられています。
04 Reliability 信頼を受ける
フェールラーベンの商品は、「安心安全」という信頼を受けるため、常に厳しい場所での使用を想定して開発されています。厳しいフィールドテストを通ったものだけを製品化するのも、「安心安全」という信頼を受けるため。さらに、製品の素材と選んだ理由を明確に伝えることも、ユーザーからのの信頼を得るためです。
たった1人の信頼を裏切らないようにすることを使命として捉えているフェールラーベン。だからこそ、常に客観的に製品をみつめ、現状を越えるような高水準の製品づくりに取り組んでいます。
05 User-friendliness ユーザーフレンドリー
フェールラーベンの商品は、すべてユーザーフレンドリーに作られています。それゆえ、スマートなデザインというよりも利便性が優先される方針。例えば、強風のなかでテントを張らなければならないような状況になった時にも、テントは簡単に設営できるようになっています。
06 Versatility 対応力を備える
フェールラーベンの商品は、晴れから霰など、山のように刻々と変わり続ける天候や、さまざまな利用シーン、そして長時間の運動にも対応できるようデザインされています。万能なアイテムをを作ることはなかなか難しいものですが、少しでも最高に近づくように努力を怠らないという覚悟を持って製品づくりに取り組んでいます。
フェールラーベンといえば「カンケン」
フェールラーベンといえばカンケン!というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。それほどまでにフェールラーベンの定番として認知されているのがカンケンバッグ。「持ち運ぶ」という意味のスウェーデン語から名付けられたカンケンバッグは、1978年に誕生してから約40年もの長い歴史を持っています。
カンケンは、開発当時のスウェーデンの子供たちに広がりつつあった背中の痛みを和らげるために生まれたのが始まり。スクールバックに始まり、今では大人になってまでも末長く使える耐久性と、世代を超えて使えるデザインのバックとして世界中にファンを広げています。
スウェーデン発祥のカンケンですが、その製作には日本も少し関係していること、ご存知でしたか?実はカンケンには、日本が世界で初めて事業化に成功したビニロンフィラメントという素材が使われているんです。ビニロンフィラメントは、
- 強くて伸びにくい
- 縮みにくい
- 紫外線に強い
- 耐薬品性が高い
- 耐久性が高い
- 有害ガスの発生量が少ない
といった素晴らしい長所を持っていて、世界中の漁網やロープなどの、過酷で確かな強さを要求される現場に採用されている素材です。1点、染色しにくくゴワゴワしていることで衣料用の素材には向かないという点が欠点と言えますが、カンケンはその欠点をも長所に変え、布地は
重い荷物を入れても型崩れしにくいという特徴に活かしています。カンケンはカラーもサイズも豊富!
カンケンの人気の理由の1つとして、カラーバリエーションとサイズ展開の豊富さがあります。もっともベーシックなタイプのカンケンだと、なんと60種類以上のカラーバリエーションが。ワンカラーで統一されたものから、バイカラーで遊び心溢れるデザインのものまで豊富なラインナップです。カラーだけでなく、使われている素材が異なるシリーズもあります。
また、サイズに関しても、定番の16Lサイズから7Lサイズのミニタイプ、最大で20Lサイズのものまで種類が。ミニタイプはキッズでも背負えるサイズ感で、シリーズの中には各種サイズのラップトップが入るモデルもありますよ。
▼カンケンについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをチェック!
スヌーピーのカンケンがある!?
2019年12月14日(土)にオープンした「
スヌーピーミュージアム」(東京)では、スヌーピーとコラボしたカンケンが販売されています。サイドポケットにスヌーピーの刺繍が施され、ファスナーチャームもついたスペシャル仕様のスヌーピーカンケン。スヌーピー好きさんはぜひ「スヌーピーミュージアム」で手に取ってみてください。
カンケン以外にも豊富なリュック・ザック
フェールラーベンと言えばカンケンというイメージが強いですが、実はカンケン以外にも実用的なバッグがたくさんあるんですよ。ここでは、カンケン以外で人気のリュック・ザックを紹介していきます。
▼フェールラーベンのリュックについてもっと詳し知りたい方は、こちらをチェック!
フェールラーベンの「テント」に注目
リュックの印象が強いフェールラーベンですが、実はテントも発売しているんです。フェールラーベンのテントは、最初にご紹介したコンセプトの通り、すべてユーザーフレンドリーに作られていて、全モデルがインナーとフライ一体型。一体型というのは、簡単に言えばフライシートをひろげればインナーテントもついてくるということです。これにより、悪天候でもテントの内側が濡れることなく、短時間で設営・撤収できるというメリットがあります。
また、ポールには、世界のトップアウトドアブランドにパーツを提供している「DAC社」の高強度アルミニウム合金ポールを採用。高強度ながらも軽く扱いやすいタフなポールです。ファスナーにはシェア世界No.1を誇り、こちらも世界中で愛用されている高品質なYKKを採用しています。
さらに、フェールラーベンのテントはすべて、PVCプラスチックや有毒な難燃剤を一切使用せずに作られているというのも注目ポイント。環境に配慮して商品が製造されていることが感じられますね。
春夏用の1人用テント。小型バックパックでのトレッキングに最適なコンパクトなソロテントです。軽量ながらも十分なスペースを確保可能。快適な風通しも確保でき、暑い地域で使うのにぴったりです。他ではあまり見かけない独特なデザインが目を引きますね。同じつくりで2人用タイプの「Abisko Lite 2」もあります。
フェールラーベンのテントの中でも、強度と機能性を合わせ持った4シーズンのテント。人気のトンネル型です。流線型のデザインが美しいですね。冬場のトレッキングやキャンプにぴったり。前室部分が大きく、荷物やギアをたくさん置けて便利です。2人用の「Keb Endurance 2」、3人用の「Keb Endurance 3」、4人用の「Keb Endurance 4」の3種類のサイズ展開があります。
【hinataおすすめポイント】
・全室部が広く荷物がおける
・強度が高く冬場でも使える
強度・機能性・軽量さを兼ね備えた4シーズン用のテント。高さのないトンネル型のデザインで強風にも強いです。大きな前室は、荷物やギアの置き場所としても、クッキングスペースとしても使えて便利。見た目は「Keb Endurance」と同じですが、素材が異なるため重量が軽くなっています。軽さを重視する場合はこちらの「Abisko Endurance」をチョイスすると良いでしょう。
この「Abisko Endurance」も「Keb Endurance」同様、2人用・3人用・4人用の3種類の展開があります。
【hinataおすすめポイント】
・高さを抑えているため強風に強い
・軽量で同サイズのテントより運びやすい
前室2部屋を含む広いスペースを備えたドーム型テントです。出入り口も2カ所あるので出入りも楽々。3本のポールでしっかりと自立するのがポイントです。自立式なので、ペグを打ち込めない場所でも設営可能。ベンチレーションで風通しもよく、暑い地域でも使えますよ。より強度のある素材で作られた「Keb Dome」もあります。
【hintaおすすめポイント】
・ペグを打ち込まなくても使用できる
・出入り口が2つあるのでグループで使いやすい
フェールラーベンはダウンアウターも◎
フェールラーベンでは、高品質ダウンのみを使用してダウンジャケットやスリーピングバックなどのダウンアイテムが製作されています。国際基準では400-450FPがアベレージとされているフィルパワーは600FP以上。そして、一般的にはダウンの混合比率が大きいほど優れたダウン製品といわれているダウンとフェザーの比率については、ダウン対フェザーが90対10の割合で配合されています。
使用するダウンはすべて厳しいアメリカの食品規格をクリアしたもののみ。理由は、食肉用のガチョウのみからダウンを採取しているからです。ダウンサプライヤーは、生産プロセスを管理するために1社のみを厳選。ガチョウの飼育環境・飼育方法から、生きたガチョウから羽毛を取らないなど、ダウン生産における厳しい禁止事項をふまえた契約を締結しています。
シングルアウターとしても、重ね着でも使えるシンプルな軽量ジャケット。軽くしなやかな、PFC-free撥水加工したリサイクルポリエステルの生地で作られています。グリーンランド(デンマーク自治領の島)ファミリーのDNAを持つ、シンプルで耐久性のあるデザイン。両胸にの、G-1000 Ecoをフラップに使ったボタン付きチェストポケットがワンポイントになっています。
【hinataおすすめポイント】
・中間着、アウターとしても着れる
・軽くてしなやかなので行動中でも快適に着れる
フェールラーベンのアイコニックモデルの1つ、エクスペディションダウンジャケットを軽量にリモデルしたのが、このエクスペディションダウンライトジャケット。タウンユースから、氷点下になるコンディションでも活躍してくれます。旧モデルより35%ダウン量が減り、ダウンを均等配置する手法が採用されたことで、デザイン性とフィット感が大幅に向上しています。
【hinataおすすめポイント】
・軽量性に優れているので長時間着用しても疲れにくい
・フィット感に優れている
柔らかいウールのフランネルでできたジャケット。寒い秋の日にはシェルジャケットの下に重ね着でき、穏やかな気温の時には羽織ものとして着られます。中綿はコーンスターチからできたポリ乳酸繊維と組み合わされた、天然素材のみでできた信頼の置けるもの。肩、肘、ポケットのフラップはすべてG-1000 Ecoで補強されていて丈夫なつくりになっています。
【hinataおすすめポイント】
・ウールを使用しているため臭いにくい
・ポケットが複数備え付けられているので小物を管理しやすい
フェールラーベンの店舗
フェールラーベンの店舗は、東京の新宿や渋谷を中心に、北は北海道から南は福岡まで、全国に展開されています。アルペンアウトドアーズや石井スポーツなど、大型ショップの中にある店舗もあるので、ぜひお近くに店舗があるか確認してみてください。
詳しくはこちら:
フェールラーベン/ショップリストフェールラーベン品質を実感しよう
使いやすく環境にも配慮されたフェールラーベンのアイテムたち。使い捨てではなく、長く一緒に年月を重ねていけるものばかりです。ぜひ生活の中にフェールラーベンのアイテムを取り入れて、共に時間を過ごしていきましょう。