ネイチャーハイクのコットを解説!お手頃価格で使いやすい
アウトドアでの睡眠だけでなく、休憩時の環境を改善してくれるコット。でもマットやシートに比べて価格が…と戸惑う方に朗報です。今回紹介するネイチャーハイクのコットは、コット界の高級品ヘリノックスにそっくりながらおためし価格で十分活躍する一品です。
ネイチャーハイクとは
ネイチャーハイクのコット魅力
ネイチャーハイク(NatureHike)は中国の寧波(ねいは)で2005年に生まれたアウトドアブランドです。コットに限らず、テントやシュラフなど幅広いアイテムラインナップを発表していますが、まず目を引くのがその価格、他ブランド製品と比べとにかく低価格です。中国製で低価格という面だけ見ると安かろう悪かろうなのでは…と不安になるところですが、そうでもないのが、近年注目され始めた理由かもしれません。
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ヘリノックスは33.500円。ネイチャーハイクは13.500円。半分以下で買える、低価格なコット耐久性がどのくらいなのかはわかりませんが、今の所、とてもいい買い物じゃないかと思いました。色のバージョンが増えたらもっと売れそうですよね〜。
トレッキングやツーリング向きの軽量でコンパクトで安価な製品が魅力でコットもそのひとつ。今後のバリエーション次第ではもっと多くの人の選択肢に入ってくるかもしれません。
テコの原理で簡単にセットできるフレームは節度感も良く、ロック感も心地よい作りです。3つのフレームの外側になる部分はさすがに 体重をかけるのは無理がありますがその内側は 二人掛けのベンチとしてもそのまま使えそうな強度感で軋みなどもなしで実際に寝てみても 揺れなども少なく自宅でも使いたくなってしまいそうな快適な寝心地でした(笑)
使用感もほとんど問題なしと感じる方も多く、製品として決して粗雑ということはなさそうです。
ネイチャーハイクのコット魅力
魅力1.価格が安い
ネイチャーハイクのコットは同サイズの草分け的存在、ヘリノックス製コットと比べても、価格が半額以下というのがまず目につくポイントです。特に初めてコットの購入を検討する人から見ると、数千円から購入できるテントマットに比べ、数万円以上するコットなんて手が出しにくい…と感じることでしょう。ネイチャーハイクのコットはその心理的なハードルをかなり低くしてくれます。
魅力2.軽量さ
アイテム重量はトレッキングやツーリングのみならず、アウトドアグッズでは非常に重要な要素ですが、ネイチャーハイクのコットも軽量さに優れています。サイドポールの間にキャンバスシートを張るコットは軽そうに見えますが、重量を支えるためのフレームが実は重く、総重量が持ち運ぶにはつらいという製品もあります。
同サイズのヘリノックスのコットは約2kgに比べ、ネイチャーハイクのコットは約3kgとやや重めですが、もち運ぶのには十分な軽量具合です。
魅力3.ハイコット/ローコットの2WAY
コットには地上から数センチ~20センチほどの高さで使用するローコットと、ひざ丈ほどでベンチのようにつかえる高めのハイコットに分けられます。どちらのコットにも一長一短あるのですが、ネイチャーハイクのコットは簡単に切り替えることができます。ロータイプに切り替えるには、コットレッグパーツを折りたたむだけですし、レッグパーツをつなぐショックコードをほどけば、約1kgほど軽量化し収納サイズも一回り小さくすることができます。
ネイチャーハイクのコットの気になるポイント
ギシギシ音が気になるかも?
安価なコットとして魅力なネイチャーハイク製ですが、気になるポイント無しというわけでもありません。コット自体が布にテンションをかけてフレームを安定させる構造のため、どうしてもフレームと布のスレによってきしむ音が出るのですが、気になる人もやはりいるようです。
一泊してみた感じ、大きく動くとギシギシと少し音がうるさいです。また生地のテンションはクオルツ ライトビームコットより強いです。私は音はそこまで気になりませんし、テンションも強い方が好みなので問題ありません。また、中華製だけあって、最初から小さな傷や汚れがありました。本家ヘリノックスの3分の1の値段と考えれば納得できますが、気持ち悪い人もいるかもしれませんね。
Amazonをはじめ、他通販サイトでも指摘されてるように問題ない品もあれば、未開封にも拘わらず傷や汚れが目立つものもあるようで…製品管理の面で不安ないわけではなさそう。痛しかゆしといったところです。
テンションはどのくらい?
コットの使用感で重要なシートのテンションについてですが、ヘリノックス製と比べシートを張ってもシワが寄ったりするという意見もあります。しかし実際の使用に関してテンションが強すぎたり緩すぎるということはないようです。
寝た感じ、店頭で寝た本家HELINOXの2割落ち位のテンションだと感じます。砂井さんはあまりテンションが高いと体が痛くなるのでコレ位が丁度イイかも。今後、生地が伸びなければね (* ̄- ̄)
長期間の使用によって生地が伸びれば当然寝心地も変化しますが、こればかりはネイチャーハイク製に限らず使用し続けてみないとわからない部分でもあります。
サイズ感は?
ネイチャーハイクのコットの横幅は65センチで、ヘリノックスの68センチとほぼ差がありません。60センチ以上あれば寝がえりがしやすいといわれる点に照らしあわせても、十分な寸法と言えるでしょう。縦幅も185センチあるので、かなり大柄な人でなければ窮屈に感じることはない、と考えられます。
耐久性は?
シートの生地は軽量な60デニールナイロンを採用しており、テント屋内で使用するコットが通常40~70デニールを採用する点から見ても十分な強度です。これ以上頑丈な生地だと、重量が増えたりかさ張ったりするため耐久性と軽量性のバランスを兼ね備えているといえるでしょう。
実は4種類もあるネイチャーハイクのコット。それぞれを比較
入門として十分なネイチャーハイクのコット
コットを使用すると地面から距離をあけることができるので、地面の凸凹の影響を受けず、他にも温度や音などのさまざまな面で環境が大きく改善します。「試してみたいけど価格がネック…」という方は、中国製と忌避せずに手の出しやすい価格帯のネイチャーハイクのコットから使い始めてみるのも一計です。