キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜

【再掲】hinataの肉焼き名人に聞く!本気でウマいビア缶チキンの作り方

※本記事には一部プロモーションが含まれます

仲間と外で食べるごはんはキャンプの醍醐味。「さらに料理の高みを目指して喜ばれたい!」そんなあなたに、ただおいしいだけではない「絶品」ビア缶チキンの作り方を、肉焼きの名人が伝授します。用意するものから調理のポイントまで、しっかり、じっくりお届け!お腹が空いているときは、読まないほうが身のためかも!?

person icon

hinata編集部

初心者あこがれのキャンプ料理「ビア缶チキン」。待ちに待った次のキャンプで、家族や仲間にふるまってみてはいかがでしょうか。

「フツーにおいしい」じゃ物足りない

出典:AlexRaths/ゲッティイメージズ

キャンプやバーベキューのメインディッシュといえば、お肉。みんなでワイワイ焼くお肉が本当においしく感じるのは「意外とはじめの頃だけだったな…」と思うことは、意外と多いのではないでしょうか。自然の中で、みんなで食べるおいしさはあるものの、やっぱりお店の味からはほど遠い。でもここであきらめてはいけません! 今回はキャンプの肉焼き名人に、誰でも肉がおいしく焼ける、秘密の「How to」を余すところなく伺ってきました。本気でおいしい肉をキャンプで食べましょう!

肉焼き歴10年!秘密のレシピを教えてくれたのはこの人

名前:akimoto(Instagram@akimotti_bbq) キャンプ歴:20年以上 キャンプスタイル:超こだわりギア・焼き上手・手際100点 メモ:細かいところによく気が回る、優しき営業マンでありながら、実はフォロワー3,000人以上を誇るちょっとした有名キャンスタグラマーの一面も持つakimotoさん。肉焼き歴もさることながら、キャンプ歴はhinata内でも圧倒的です!得意料理はもちろん焼肉全般。特に鶏の丸焼きは、年に10羽は必ず焼きます。

「本気でウマい!」思わず叫ぶビア缶チキンレシピ

丸焼きが得意ということで、今回は「ビア缶チキン」をつくっていただきます。ビール缶の上に丸鶏を被せ、蒸し焼きにするアメリカンな料理です。大きな肉を丸ごと焼くため、中までしっかり焼けずに失敗してしまう方も多いこの料理。akimotoさんレシピを実践すれば、表面パリパリ中しっとりに…さっそく調理していただきました!

今回用意したもの

【材料】
  • 鶏:一羽(オンラインや一部スーパーで販売しています。今回はコストコで入手)
  • オリーブオイル:適量
  • 塩:適量
  • コショウ:適量
[ミックススパイス]
  • クミン
  • コリアンダー
  • カイエンペッパー
  • パプリカ
*スパイスはお好みでミックスしてみましょう!今回は異国情緒あふれるメキシカンな味付け。 *全て1:1で混ぜたものを大さじ1杯、混ぜずに使用する場合はそれぞれ小さじ2杯(鶏のサイズに合わせて裏表まんべんなくかかるように調節してください) 【道具】
  • オリジナルケトル チャコールグリル(57cm) ウェーバー
  • ビア缶チキンスタンド ミートガイ
  • ビニール手袋
  • チキンナイフ ユニフレーム
  • ダッチオーブントング ユニフレーム
  • アルミホイル
  • ウッドチップ(ヒッコリー)
  • オガ炭(キングスフォード・チャコールブリケット)

作り方

①まずは鶏を水で洗う。
②まな板の上で鶏にスパイスを振る。
【ここがポイント!】 この際、まな板の上にアルミホイルを三重ほどにして敷いておきましょう。洗い物が少なくなることに加え、後で肉を焼く際、肉汁の受け皿として使います。
③オリーブオイルを鶏の両面に塗る。
【ここがポイント!】 ここで鶏の手羽先の部分を背中側に折り曲げておきましょう。そうすることで、火の通りにくい鶏の脇の部分までしっかり焼くことができます。手羽がぶらぶらせず、見栄えも良くなりますよ!
④塩・こしょうを全体に適量振りかける。
【ここがポイント!】 塩は気持ち多めに振っておきましょう。肉の中には味がついていないため、表面に多めに塩を振っておくことで食べる際にほどよい塩気が味わえます。また、焼きながら中に塩を染み込ませていくためにも、多めに振っておくのがベストです。 【ここがポイント!】 火の通りづらいムネ・モモ・手羽・脚の付け根には、フォークで数回穴を開けておきましょう。
⑤ミックススパイスを、鶏全体に揉み込むようにかける。
【ここがポイント!】 肉にしっかり触ることになるため、ここでビニール手袋をつけておくと手がベタつきません。
⑥ビア缶チキンスタンドにビールをセットし、鶏を被せる。
【ここがポイント!】 先程まで鶏の下に敷いていたアルミホイルを、ビア缶チキンスタンドの下に敷き、フチを丸めて壁をつくります。これでしたたり落ちる肉汁を受け止めます。
⑦鶏を炭の中に入れる。
【ここがポイント!】 今回は2羽同時に焼くため、鶏は中央に置き、炭はその前後に配置します。1羽だけのときは、炭で鶏を囲むように配置してください。こうすることで火が通りやすくなります。
【ここがポイント!】 首の部分にアルミホイルを丸めて詰めましょう。この穴を塞ぐことで、中の蒸気が逃げず、ふっくらと仕上がります。 【ここがポイント!】 炭の量は季節や気温によってしっかり調節しましょう。多すぎると中まで火が通る前に、表面だけが焦げてしまいます。 今回は18度ほどの秋の気温だったため、前に20粒、後ろに20粒と計40粒程度の炭を敷きました。
⑧フタをして20分ほど様子を見る。
【ここがポイント!】 ここで焦げるのが早ければ、炭の量を減らしましょう。
⑨ある程度焼けてきたら、向きを変えて反対の手羽とモモ側を20分ほど焼く。
⑩焼き上がったら炭の中にウッドチップを投入。10分ほど軽く燻す。
【ここがポイント!】 ウェーバーでつくる場合は、上部にある空気穴をきちんと閉じておきましょう。空気が入らなくなることで、焼き過ぎを防ぎながら燻すことができます。
⑪フタを開け、鶏が焼けているかチェックする。
【ここがポイント!】 焼き具合を確かめるのは簡単。まずは鶏の脇に竹串を刺し、5秒間待ちます。その串を唇に当ててみて、透明な肉汁が出て、串が熱ければOKです!また、慣れていない方には肉用温度チェッカーもおすすめ。肉の温度を簡単に測れます。
⑫鶏を取り出す。
【ここがポイント!】 ウェーバーから鶏を取り出したら、肉汁を落ち着かせるために、アルミホイルを被せて15〜20分ほど寝かせます。
⑬切り分けたら完成!
最後に切り分けたら完成です!今回は合計で45分〜1時間ほどかかりました。

一度食べたら忘れられない!実食の感想は?

実はジュワジュワといい音&匂いがし始めた頃から、hinataのメンバーがわらわらと集まってきていました。お待ちかねのテイスティングタイム!果たしてそのお味は…?

胸肉なのにしっとりしていてびっくり!しっかりスチームされていました。

表面の皮の味付けがしっかりしていて、中のお肉と一緒に食べるとおいしい!

ビールに合います!最高〜!

言うまでもなく好評でした!まだまだ感想は寄せられましたが、集約すると「ウマい!また食べたい!」。最高の味で最高の笑顔を引き出すことができました。

ビア缶チキンでキャンプを楽しく!

あんなにたっぷりあったはずの鶏さんが、ちょっと目を離したすきに骨だけになっていました。舌もお腹も満足させてくれるプロ級肉料理は、つくればきっと最高の思い出になります!次のキャンプでぜひ実践してみてください。

今回紹介したアイテム

商品画像アルミホイルビニール手袋ビア缶チキンスタンド キャプテンスタッグチャコール・ブリケットオリジナルケトル チャコールグリル(57cm) ウェーバーウッドチップ肉用温度計(ミートサーモメーター)
商品名アルミホイルビニール手袋ビア缶チキンスタンド キャプテンスタッグチャコール・ブリケットオリジナルケトル チャコールグリル(57cm) ウェーバーウッドチップ肉用温度計(ミートサーモメーター)
商品リンク

特集・連載


あわせて読みたい記事