飲み口|コップタイプと直飲みタイプから選択
1Lの水筒には、フタがコップになっている「コップタイプ」と、飲み口に直接口を付けて飲む「直飲みタイプ」があります。コップタイプの水筒は飲む量が調節しやすく、熱い飲み物を飲みやすいのが特徴。マグカップのようにコップに持ち手が付いているものもあります。
直飲みタイプは、飲みたいときにすぐ飲める使いやすさが魅力。ペットボトルのように飲めるので子どもでも扱いやすいのがポイントです。また、飲み口が広くつくられている「マグボトル」は、ホットのコーヒーやお茶を飲むのにおすすめ。中に入れる飲み物の種類や使う場面によって選んでみてください。
保冷・保温機能|「保冷・保温効力」欄を確認
1Lの水筒を選ぶときは、水筒に記載されている「保温効力」と「保冷効力」をチェックしましょう。その水筒が持つ保温・保冷の性能の目安を示す数値で、以下のように定義されています。
保温効力…室温20℃プラスマイナス2℃において、製品の中栓下まで熱湯を入れ、湯の温度が95℃プラスマイナス1℃になったときに中栓をした後、一定時間(ステンレスボトル:24時間と6時間、ステンレスマグ:6時間と1時間)放置したときの湯の温度
保冷効力…室温20℃プラスマイナス2℃において、製品の中栓下まで冷水を満たし、縦に置いた状態で水温が4℃プラスマイナス1℃のときに中栓をした後、6時間放置したときの水の温度
水筒の保温・保冷の性能を高めるために、内びんに「真空断熱構造」を搭載している水筒があります。内側と外側を2重構造にし、その中間を真空状態にすることで熱伝導を防ぐ仕組み。高い保温効力、保冷効力を求める人は、真空断熱構造の水筒を選ぶのもおすすめです。
重さ|300〜500gくらいの水筒がベスト
1Lの水筒を選ぶときに大切なのは、水筒の容量に対する重さのバランス。容量や保温・保冷機能だけを重視していると、水筒本体が重くなり持ち運びしにくくなります。飲み物の重さを考慮してなるべく軽いものを選ぶようにしましょう。
1Lという容量と保温・保冷機能を考慮すると、水筒本体の重さが300~500gの製品を選ぶのがベスト。バッグやリュックに入れて持ち運びしやすく、肩にかけても負担になりません。
洗いやすさ|パーツや口径の広さをチェック
毎日使う水筒は洗いやすい製品を選ぶのがおすすめです。水筒には飲み物を入れる本体のほかに、中栓、水漏れ防止のパッキンなどさまざまなパーツがあります。パーツが外しやすく、簡単に洗えるかどうかをチェックしてみてください。パッキンがないタイプや、パッキンと栓が一体化したタイプは、洗うパーツが少なくお手入れも楽です。
口径が広くつくられているモデルは、内部にスポンジが入れやすく底部までしっかり洗えて便利。フタの溝が少ないのも洗いやすいポイントです。
密閉性|スクリュータイプやロック機能がおすすめ
1Lの水筒を選ぶときは、本体とフタの密閉性も確認しましょう。密閉性が悪いと、中の液体が漏れてしまうだけでなく、保温・保冷機能も低下します。さまざまな工夫をして密閉性を高めている水筒もあるので、製品の構造をよくチェックしてみてください。
フタを回すだけで開閉できるスクリュータイプは密閉性が高く、多くの水筒で採用されています。誤作動によって勝手にフタが開くのを防いでくれる「自動ロック機能」が付いているモデルも。難しい操作をしなくても漏れを防止できるので、子ども向けの水筒としておすすめです。
デザイン|使うシーンや好みで判断
1Lの水筒のデザインはさまざま。使う人や使う場所にあったデザインを選ぶようにしてみてください。子どもが使う水筒なら、カラフルなものやキャラクターが描かれたものがおすすめ。持ち運びしやすいショルダーベルトや、丸洗いできるカバーが付いていると便利です。
大人が使うならシンプルでスタイリッシュなデザインがおすすめ。かばんに入れて持ち運びやすいスリムなデザインのものや、ビジネスシーンでも使いやすいシックなカラーのものを選ぶと良いでしょう。