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トヨクニのナイフ

高知の鍛冶屋「トヨクニ」の剣鉈や腰鉈をキャンプに!

※本記事には一部プロモーションが含まれます

高知を拠点とする有名刃物メーカー、トヨクニの鉈(なた)は、剣鉈(なた)や腰鉈、登山鉈とさまざまな種類があります。腰鉈は薪割り(バドニング)ができ、キャンプシーンでも重宝されています。今回はトヨクニの刃物や、カスタムナイフについて紹介します。

世界で売れる高知の鍛冶屋「トヨクニ」

トヨクニは1946年初代豊国の濱口虎吉によって創業された農山林刃物屋です。農産林刃物は土佐刃物と呼ばれ、400年の伝統を誇ります。鉈や斧、鎌、鍬といった作業用刃物はトヨクニの中心的な刃物です。 日本の高度成長期のころまでの家庭にはさまざな刃物がありました。野菜や魚をさばく包丁。鉛筆を削るための小刀。現在は、切り分けてある野菜や魚がスーパーに並び、鉛筆も電動で削れます。家庭には最低限の刃物しかなくなりました。 一般家庭が刃物から遠ざかった一方で、さまざまな製品を加工する企業が特別な刃物を必要とするように。そこでトヨクニは伝統的な製法だけでなく、時代に合わせた製法や刃物も取り入れています。希望のデザインを3Dプリンターで試作し、従来は完成までに3日間かかった作業を半日に短縮。使い手の思い通りの刃物を効率よく作っています。 伝統と現代的な製法の良さを重視したトヨクニの製品は、ホームセンターで一般的に手に入る刃物とは違います。今回はトヨクニの魅力を紹介します。

トヨクニの特徴

トヨクニの最大の魅力は切れ味の鋭さと持続性。和鋼と極軟鉄を組み合わせて火造り、鍛錬をして素材本来がもつ高い品質を引き出しています。さらに職人の技術が加わることで、用途に適した硬さやの耐久性、弾力性の優れたナイフができあがリます。 職人の手で一つずつ丁寧に作られたナイフと、機械で大量生産されたナイフとでは品質の差は明らか。さらにトヨクニのナイフは使いやすさを第一に、重量やデザインも考慮されています。専門スタッフのメンテナンスが永久保証されている点も専門店ならではのポイントです。

トヨクニの評判をブログでチェック!

5センチくらいの朽ち木を焚き火にくべようとして、
渓流刀で削ってというか、木に刃を打ち込んでたたき割りました。
凄いですよ。斧の様でした。

刃が4ミリと極厚のため重量があり、鉈と同じ使い方が出来ます。

渓流刀は渓流釣りやハンティングでの解体、山菜採りで活躍する刃物。刃の作りがしっかりしていることもあり、たたき割りも可能。これ1本持っていれば、キャンプなどのアウトドアシーンで困ることはなさそうです。

ナイフや鉈選びのポイント

ナイフの鋼材

ナイフは、使われている鋼材や形状で、使い勝手が変わります。 ・鋼材(ステンレス鋼と炭素鋼) トヨクニのナイフのブレード(刀部分全体)にはステンレス鋼と炭素鋼が使われています。まだキャンプを始めたばかりのユーザーにおすすめの素材は、ステンレス鋼。ステンレス鋼は炭素鋼に比べてサビに強く、メンテナンスが楽にできます。ステンレス鋼の種類には、ATS-34やM.V.S-8,440C、AUS-8、銀紙1号などがあります。 ・形状(シースナイフとフォールディングナイフ) 一つの鋼材であっても、形状によってそれぞれの魅力が違います。シースナイフは、ブレードとタング(ハンドルの中にある芯)が一枚の鋼材からできているため、衝撃に強いことが魅力。多少力をかけたり、手荒く使っても破損する心配がないため、アウトドアに適したナイフです。フィックスブレード(固定刃)とも呼ばれています。
名前にもあるシースとは革や化学繊維でできたナイフを入れる鞘のことで、これに入れて持ち運ぶことからシースナイフと呼ばれるようになりました。 フォールディングナイフはハンドルの内部にブレードを折りたたむナイフのことを指します。ブレードがハンドルの中に納まるため、安全に持ち運べる利便性があります。強度的にはシースナイフに劣りますが、最近ではブレードをロックできるロックドフォールディングナイフが一般的になっています。

剣鉈と腰鉈の違い

剣鉈は刃先が剣の形なのに対し、腰鉈は長方形。使用できる用途も大きく変わります。剣鉈は狩猟の解体や枝や木のツル切り、ロープの切断が可能です。刃の長さが短いものだと、包丁やナイフの代わりになり優れもの。キャンプのシーンでは、調理で活躍するナイフです。 腰鉈は剣鉈同様、枝や木のツル切りロープの切断ができることに加え、薪割りや竹割りを得意とするナイフ。細々とした作業より、大きなものをばらす作業に向いているため、薪割りを中心とした木工作業を行う場合に活躍します。竹や木のツルを切断できるので、流しそうめんや木のツルを使ったリース作りなどのイベントを行うためにも便利です。 柄の長さや形にも違いがあります。剣鉈は刃の長さに対してコンパクト。刃と柄の間には刃から指を守るように、つば付きの輪がついています。腰鉈は刃の長さと柄の長さが同じくらい。薪割りができるように、刃の重さを利用してハンマーのように力を加え振り落として切断します。そのため、柄の部分は適度な太さがあり、力が入りやすい作りになっています。

話題No.1!「土佐アウトドア剣鉈」

アウトドアナイフショーで2年連続大賞

毎年ヨーロッパで行われるアウトドアナイフショー。ヨーロッパ全域から多くのカスタムナイフメーカーが出場します。ナイフショーの中では6つの切れ味テストがあり、紙を切ることから始まり、皮革板を切ったり木の棒を切り削ったりして品質を見られます。トヨクニのナイフは、6つのテストを見事にクリアして2年連続で大賞を受賞しています。

刃の種類・刃の磨き・ツバの種類を選べる

トヨクニの土佐アウトドア剣鉈は、刃の種類や刃の磨き、ツバの種類を選択できます。 ・刃の種類(3種類) 青紙2号…アウトドア初心者や中級者向け。バドニングをする際にもおすすめ。 DM15青二…優美な波紋。 青紙SUPER…最も鋭く堅い切れ味。 ・刃の磨き(2種類) 刃の表面にあたる部分の仕上げを選択できます。 磨き…ブレード全体がしっかりと磨かれた状態の仕上げ。 黒槌目…ブレードの上半分が黒くボコボコとした状態の仕上げ。 ・ツバの種類(3種類) 刃に指が触れることを防いでくれるためのツバ。安全に使用することができます。 真鍮…ナイフのアクセントになるような輝き。 ステンレス…錆びにくい素材のため、初心者におすすめ。 黒鉄…ナイフにあじを出してくれる渋さ。

バドニングや調理などマルチに使える!

アウトドアのさまざまなシーンで使える「土佐アウトドア剣鉈」。小枝の伐採やロープ切りといった軽作業はもちろん、切れ味や耐久性の良さから、キャンプシーンではキッチンナイフとして調理の際に使用できます。そして何より驚きなのが、キッチンナイフのような繊細な作業を得意とするナイフにもかかわらず、バドニングもできてしまいます。 どちらの機能も兼ね備えたマルチなナイフはなかなかありません。釣りをした際には魚の解体にも一役かってくれます。軽作業にも向いている刃物なので、キノコや山菜採りにも便利な一本です。

その他キャンプで便利なトヨクニのアイテム

カスタムナイフも豊富!

使う人や用途に合わせてカスタマイズできるため、オリジナルナイフが作れます!刃の種類など細部までカスタムが可能。既に持っているアイテムをアレンジするオーダーもできます。 動物の角をもっているので、それを柄にしてナイフを作るなど、個性豊かなオーダーができます。それぞれの要求に臨機応変に対応。「アウトドア用に便利な刃物を作りたい」というざっくりとした要望でも応じてくれます。詳しくは公式サイトのオーダー例を参考にしてみてください。 詳しくはこちら:鍛冶屋トヨクニ

刃物の保管・管理はしっかりと!

刃物を自宅以外で使用する際は注意が必要です。 2009年に「銃刀法」が改正され、刃渡り5.5センチ以上の刃物は原則として所持が禁止されています。ここで示されている剣とは両側に刃がついたナイフ(ダガーナイフ)などです。トヨクニで販売されている剣鉈や渓流ナイフについては、正当な理由であれば所持が認められていますが、以下のように注意が必要です。
  1. 刃物を持ち運ぶ際は、使用目的に適した服装をする。
  2. 移動する際は、ケースに入れカバンや専用のケースに入れる。車で移動する際はトランクに入れる。
  3. 自宅に戻ったら、車に入れっぱなしにせず、自宅内で保管する。
刃物所持の正当性が証明されない場合は刑事罰の対象になるので、使用の際には十分注意してください。

トヨクニでキャンプがもっと快適に

自宅の包丁を使っていたり、薪割りをしたことがなかったキャンパーも、トヨクニのナイフでキャンプシーンをもっと快適に過ごせます。鋭い切れ味や安心の耐久性といった高品質ブランド。トヨクニのナイフで薪を割り、焚き火を囲んでみてはいかがでしょうか。

今回紹介したアイテム

商品画像土佐アウトドア剣鉈渓流ナイフ土佐鍛 腰鉈斧・鉈・ナイフの3点 晶之キャンプセット
商品名土佐アウトドア剣鉈渓流ナイフ土佐鍛 腰鉈斧・鉈・ナイフの3点 晶之キャンプセット
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