スノーシューのおすすめ20選!選び方のポイントも解説
スノーシューは雪の上を歩くための専用アイテム。本格的な雪山登山から気軽なハイキングまで、さまざまな用途で利用できます。この記事では、これからスノーシューを使ってみたいという人のために、選び方や必要な装備をたっぷり解説。人気ブランドの紹介やおすすめのスノーシューも一挙に紹介します。
スノーシューとは?
スノーシューとは、雪の上を歩くために作られた専用アイテム。「西洋かんじき」ともよばれ、ブーツなどに装着して使います。ふかふかの雪の上でも足が沈まないようサポートしてくれるので、少ない力でも雪の上を歩けるのが魅力。スキーやクロスカントリーのように特別な技術もいらず、子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめます。
カンジキ(ワカン)との違い
雪の上を歩くアイテムとして、日本のカンジキ(ワカンともいう)があります。スノーシューは雪に対する浮力が強く、平坦地でのトレッキング向き。その一方で、カンジキは軽量でグリップ力に優れ、傾斜面をのぼるのに適しています。ただ、スノーシューの種類によっては、グリップ力の強い登山用モデルもあります。購入する際はよくチェックしてみてください。
スノーシューの選び方
スノーシューの選び方を紹介します。雪の上を長時間歩くためには、自分にあったスノーシューをしっかり選ぶことが大切。スノーシューを初めて使う人は必見です。
目的によってタイプを選ぶ
スノーシューの種類は大きく分けて2種類。登山を目的とした「登山用」と、ハイキングやランニングなどで使う「平坦地用」です。登山用スノーシューは底面に多くの刃が搭載されたグリップ力の高いもので、急傾斜を登ることを考慮して多くの機能が付いているモデルもあります。その分少し値段は高くなりがちですが、本格的な冬の登山を楽しむなら登山用を選びましょう。
平地での利用を目的とした平坦地用スノーシューは、グリップ力は控えめな分歩きやすいのが特徴。軽量で疲れにくい工夫がされているものが多く、初心者でも使いやすいのがポイントです。スノーシューを利用する目的に合わせて、最適なモデルを選ぶようにしましょう。
雪質や荷物の重さでサイズを決める
スノーシューのサイズは、自分の体重と持つ荷物の重さで決めることが重要です。丈が長く幅広モデルは浮力が強く、足が雪に沈みにくい特徴があります。その一方で、丈が短く幅も狭いモデルは浮力は弱まりますが、軽量で歩きやすいというメリットも。バランスを良く考えて、最適なサイズを選びましょう。
また、サイズ選びは雪質によっても変わってくるので注意が必要。柔らかい雪質で深く雪が積もっている場合は、浮力が強くてサイズが大きいスノーシューがおすすめです。
フレーム素材の特徴を知る
スノーシューのフレーム素材はアルミ製とプラスチック製が主流です。アルミ製は軽量で持ち運びしやすいのが特徴。柔らかい雪でも歩きやすく、ほどよく強度もあります。価格もリーズナブルなので手に入れやすいのがポイントです。
プラスチック製はやや重さはありますが、滑りにくく傾斜の歩行に強いのが魅力。特にカーボン素材の場合はしなやかで歩行がしやすい特徴があります。2つの素材の特徴をしっかりチェックしておきましょう。
バインディングやヒールリフレクターの機能で選ぶ
バインディングとは、スノーシューとブーツをしっかり固定するための重要なパーツ。ストラップ式のものや、ダイヤルを回してワイヤを調節する「BOAフィットシステム」など、さまざまなタイプがあります。装着のしやすさもスノーシュー選びの大切なポイントです。
また、かかと部分にある「ヒールレフター」もチェック。ヒールレフターを立ち上げることで傾斜面で足が水平になり、ふくらはぎの負担が軽減されます。スノーシューを登山で使う場合は、ヒールレフターの確認もしてみてください。
スノーシューとセットで合わせるツールと服装の注意点
スノーシューを使うときに必要なツールと、服装について説明します。スノーシューを快適に使用するために、必要なアイテムをしっかりチェックしておきましょう。
ストックは必ず用意
スノーシューでハイキングや登山をする際、ストックは必須アイテム。歩行時のバランスを取り、疲れにくくする効果があるため、必ず用意してください。また、雪が深い所だとストックが雪に埋もれてしまうため、ストックの先端に付ける「スノーバスケット」を用意することもおすすめです。
靴はスノーブーツか冬用登山靴
スノーシューに合わせる靴は、スノーブーツやスノーボード用のブーツを選びましょう。防水仕様の冬用登山靴でもOKですが、その場合は、雪が入りにくいハイカットモデルがおすすめ。バインディングの形状やサイズを確認し、ブーツが合うかをチェックすることが大切です。
服装はスキーウェアでOK
スノーシューの服装は、スキーウェアでOKです。スキーウェアはアウター、ミドルウェア、インナーウェアを上手に重ね着することがポイント。変わりやすい山の天候に対応できるよう、しっかりと寒さ対策をしてください。ウェア以外にも、頭部を守る帽子やグローブ、サングラスなども用意しましょう。
スノーシューの人気ブランドを紹介
スノーシューの代表的なブランドを4つ紹介します。どのブランドも信頼できる高品質なスノーシューを世に送り出している人気メーカー。それぞれスノーシューの特徴もあるので、よくチェックしてみてください。
MSR
アメリカのアウトドアブランド「MSR」。登山家のために安全性と信頼性の高いアイテムを数多く提供しています。MSRのスノーシューは、あらゆる山の斜面でも優れた機能を発揮する高品質モデルから、初心者でも扱いやすいエントリーモデルまで、種類豊富なラインナップが特徴です。
TSL
ヨーロッパを代表するフランス発のスノーシューブランドです。TSLのスノーシューの特徴は、なんといっても歩きやすさと着脱のしやすさ。研究を重ねて生み出された独特のフォルムと、初心者でも扱いやすいバインディングが魅力で、ベテランから初心者までさまざまなタイプが揃っています。
タブス
アメリカのスノーシューのパイオニアである「タブス」。100年以上の長い歴史があり、信頼性の高いスノーシューメーカーです。タブスのスノーシューの一番の特徴は、ダイヤルを回すだけで着脱が可能な「Boaクロージャーシステム」。ゲレンデ映えするデザインもポイントで、多くのファンを魅了しています。
ATLAS
モンベルでの取り扱いがある「ATLAS」。アメリカのメーカーで、1990年の創業以来、革新的な機能を搭載したモデルを次々と世に送り出しています。初心者や女性でも履きやすい軽量で柔軟性のあるスノーシューも多く、幅広いラインナップが特徴です。
おすすめのスノーシュー20選!初心者向けから本格派まで
おすすめのスノーシューを用途別に紹介します。機能やサイズ、重さなど、自分が使う用途に合わせてじっくり選んでみてください。
登山用タイプ
平坦地用タイプ
スノーシューで登山やハイキングを楽しもう!
スノーシューには本格的な登山用だけでなく、初心者向けのモデルも数多くあります。スノーシューの特徴をチェックし、服装や装備をしっかり準備すれば、誰でもチャレンジできるアクティビティです。ぜひ、自分に最適なスノーシューを選び、冬の登山やハイキングにチャレンジしてみてください。