キャンプ好きもはまる「スノーシュー」の世界。雪国のリゾートで子どもの成長を楽しむ雪遊び!【長野・白馬】
多くの人がキャンプに求めるものは、街の暮らしでは味わえない非日常体験。海外に行きづらい今、キャンプと同様に「別世界」を味わえるアクティビティが雪国にはあります。雪遊びというと、スキーやスノーボードがイメージされがちですが、楽しめるまでに時間がかかり、子どもが最初から楽しめるとは限らないもの。そこで、大人も子どもも夢中になれるのが、「スノーシュー」。長野の世界的スノーリゾート「白馬」で楽しめる「雪遊び」を紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
キャンプ場以外にもある「非日常」
飛行機でなくても行ける「異世界トリップ」
都心から車で約4時間で行ける長野県白馬村。そこに広がるのは、首都圏や大阪圏にいては想像もできない雪をまとった雄大な北アルプスの景色。これをみるだけでも、心が浄化されていくのがわかる場所です。
滑るゲレンデではない「スノーリゾート」
白馬は景色の良さだけでなく、多様なウインターアクティビティが楽しめることでも知られ、スキー場を目的地とした観光客だけで毎年100万人近くが来訪。都心や関西圏に暮らすスキーヤーやスノーボーダーにとっては、パウダースノーの「聖地」とも言える場所です。
2020年に新型コロナウイルスが感染拡大する前には、北海道のニセコ同様、海外の観光客が雪の景色を楽しみにこぞって来ていた世界的なスノーリゾート。国内のスキー・スノーボードをしない人にとっては、滑る以外にどのような冬のアクティビティがあるのか知られていませんが、雪に恵まれた景色や文化、体験を楽しめる白馬は、スキーになじみのない地域の海外観光客からも高い評価を得ています。
子どもと一緒に銀世界を楽しめるスノーシュー
子どもからお年寄りまで楽しめる雪国のレジャー
スノーシューは、西洋式のかんじき。日本の伝統的なかんじきと異なり、歩行時にかかとが上がるようになっているので、より楽に雪の中を歩き回れます。滑るのにかなりの練習を要するスキーやスノーボードと違い、初心者でもすぐに雪遊びを楽しめるのが、スノーシューのいいところ。転んでケガをするリスクも低いので、白馬のような雪国では子どもや年配の方のレジャーとして親しまれています。
白銀の世界を駆け回ろう
スキーやスノーボードだけが、子どもとの雪遊びとは限りません。一面に広がる銀世界を楽しむだけでなく、子どもたちの知的好奇心をくすぐる点では、スノーシューに軍配があります。
雪に覆われた林の中で動物の足跡をたどり、冬の生き物たちの暮らしについて想像したり。街なかの暮らしでは気付けない視点を得られ、親が子どもの成長を感じられるのも、スノーシューイングの楽しみです。
電話:0261-72-2858(SPICY MTB アドベンチャー 白馬店)
スキー場などでレンタルもできる
スノーリゾートの白馬では、レンタルや初心者向けのレンタルも豊富。白馬の人気スキー場「岩岳スノーリゾート」や自然体験に特化したNPO法人「落倉バックカントリーフィールド」では、ガイドツアーも行っています。
雪遊びのプロたちが教えてくれるので、保護者が未経験でも安心。初めての人は、ガイドツアーで楽しみ方や注意事項について学べば、すぐに自分たちだけで公園内などの散策を楽しめるのも、スノーシューの良さです。
白馬ならでは!スノーシューの新たな楽しみ方
ナイトツアーで楽しむ満天の星
晴れた夜の雪原は、月明かりを反射して肉眼でもよく見え、大人でも童心に返ってワクワク感を感じられます。冬の澄んだ空に輝く満天の星を楽しんでみましょう。白馬では多数のツアーを用意しています。
子どもは、雪に触れるだけでも楽しい!地元おすすめ雪遊び場所
子どもに初めての雪遊び体験を
雪に触れる機会が少ない首都圏や関西の都市部に暮らす子どもは、雪遊びだけでも楽しかったりするのも事実。スキー場には、無料で遊べる場所も多数あるので、スキー・スノーボードで滑らないでも、ソリなどの雪遊びができます。
都市部では感じられないアクティビティ多数
スノーモービルは免許不要、手軽に出発
エンジン付きの乗り物なので、免許が必要と思われがちですが、誰でもでもすぐに運転できるのが、スノーモービルの良さ。きちんと10分ほどのレクチャーを受ければ、誰でも簡単にコースを走れます。上り坂や下り坂、雪山を縦横無尽に走りまわるのは、快感の一言!
子どもも楽しめる!
スノーラフティングは、スノーモービルが引っ張るゴムボートに乗るアクティビティ。座っているだけでも雪上を走る爽快感が味わえるので、白馬でも「一番手軽なアウトドアアクティビティ」として知られています。海のリゾートの定番がバナナボートなら、雪のリゾートは、スノーラフティング!
「雪×空」で、一生の思い出を。
澄んだ空気の中で熱気球
雄大な白馬の景色を最大限かつ、手軽に味わえるのが熱気球。家族やカップルの一生忘れらない景色が、そこには広がっています。
人気アウトドアブランドのスノーピークが2020年にオープンしたばかりの体験型複合施設「ランドステーション白馬」では、ロープで係留した気球で地上約30mまで上がる「熱気球係留体験」を開催。約5分間、朝日を浴びた北アルプスの幻想的な景色を堪能できます。子どもはもちろん、愛犬と一緒に乗船できるのも、犬にやさしい施設が多い白馬ならでは!
スノーシューができれば、雪中キャンプもラクラク。
雪中キャンプが楽しめるキャンプ場があるのも白馬の魅力。しかし、新雪が降り続いた後は、キャンプサイトまで荷物を持ってたどりつくために、スノーシューが必要になることも。そんなときのために、白馬で練習をするのも一案。飛行機で海外旅行に行くのはまだまだ難しいご時勢ですが、車で「異世界」を楽しめる白馬は、それ以上の発見や感動を与えてくれるリゾートです!