FFヒーターおすすめ10選!取り付け費用や仕組みを解説!
FFヒーターとは車の走行燃料などを使用して車内を暖める暖房器具のこと。換気の必要がなくエンジン停止中でも使用可能なので、寒い時期の車中泊にとても役立ちます。この記事では、そんなFFヒーターの魅力と仕組みを解説。取り付け方やおすすめのFFヒーターも紹介します。
FFヒーターとは?
FFヒーターとは、「Forced draught balanced Flue systems(強制給排気式)」を略したもので、「換気をおこなうヒーター」のこと。車のエンジンが停止していても使用でき、換気の必要がないため、狭い車の車内や、キャンピングカーのオプションとして設置されることが多いアイテムです。
FFヒーターの仕組み
ガソリンや軽油を燃料とするFFヒーターですが、その仕組みは住宅などに設置してあるガス給湯器と同じ。空気と燃料を合わせて燃焼させ、その熱を交換機に送り、車内から取り込んだ空気を温めます。通常、室内で燃焼させると熱と共に有毒な一酸化炭素が発生しますが、FFヒーターは給排気筒を通じで室外に排気する方式。そのため、換気を行わなくても一酸化中毒の心配なく使用できます。
FFヒーターは車中泊の強い味方!
日本RV協会がおこなったキャンピングカーユーザーへのアンケートで
、「装着して一番良かった装備」の一位を獲得するなど、非常に実用性が高いFFヒーター。そんな人気アイテムFFヒーターの魅力をチェックしていきましょう。
エンジン停止中に使える
FFヒータは、車のエンジンをスタートさせるバッテリーとは異なるサブバッテリーで駆動します。そのため、エンジンが停止していても使えるのが大きな特徴で、排気や騒音で周囲に迷惑をかけることもありません。自分も周囲も快適に車中泊をするために、ぜひ取り入れたいアイテムです。
低燃費
使用する燃料が少ない量で済むのも魅力のひとつ。燃料にガソリンを使用して一晩つけっぱなしにした場合、1時間で使用する量は最大でも0.27リッター。ガソリン1リッターあたり150円であれば、一晩利用したとしても8時間で約330円と非常に低価格です。
車内の空気が汚れない
FFヒーターは、燃料を燃焼させる際に車外の空気を使用し、燃焼後の空気は車外に排出されます。車内の空気とは別で燃焼システムが稼働するので、車内の空気は汚れず車内で一酸化炭素中毒になる心配もありません。また、燃料が完全に燃焼されることでにおいも気にならなくなります。
FFヒーターの取り付け
新車のキャンピングカーなどであればオプション装備としてFFヒーターを選択することが一般的ですが、FFヒーターは後付けも可能!取り付けについてのポイントを解説します。
取り付け工事は専門業者に
FFヒータの取り付けは、専門業者に依頼しましょう。自分でも取り付け可能ですが、車本体への加工や燃料ラインの加工など、専門的な知識と技術が必要となります。正しく設置しないと、不完全燃焼や一酸化炭素中毒、火災などのリスクを伴うことに。安全にFFヒーターを利用するために、専門業者による取り付けをおすすめします。
また、ハイエースなど特定の車種を専門に取り付けを行っている業者もあるため、取り付けたい車で業者を絞っていくのもひとつの手です。たとえばハイエースならスライドドアのステップ部分など主流の設置場所がありますが、実績の多い専門店であれば、そのほかの取り付け位置の相談にも乗ってもらえるかもしれません。
取り付け費用は?
取り付けを専門業者に依頼した場合の費用は、取り付ける車がガソリン車がディーゼル車かによって変わります。およその取り付け費用は、約4万~6万円以上と見込んでおくとよいでしょう。依頼業者によっても価格に差があるので、基本料金でどこまで工事できるかなど、しっかり価格を比較することが大切です。
FFヒーターに使用する燃料の種類
FFヒーターを選ぶ際には使用する燃料の種類に着目しましょう。それぞれの燃料のメリットやデメリット、コスト面について解説します。
走行用燃料
FFヒーターの燃料として、ガソリンや軽油といった車の走行燃料を使用する方法です。車の給油をすることでFFヒーター用の燃料も一度に補給できるため手間がかかりません。
メジャーな走行燃料であるガソリンは寒冷地でも凍ることがないので安心。一方軽油は一定の温度を下回ると凍ってしまうため注意が必要ですが、安価であることが魅力です。また、軽油用のFFヒーターは灯油を使用できるモデルも多く、より手軽に燃料調達が可能です。
LPガス
LPガスを使用するFFヒーターも存在します。しかし、昨今では安全の観点から、ボンベへのガスの充填を行なってもらえないケースも多く、現状主流ではありません。ただ、アメリカ製の車両にはデフォルトでLPガスを使用するタイプのヒーターが装備されていることもあります。車を購入する前に、LPガスを使用したヒーターを搭載されているかどうかチェックするようにしましょう。
ガソリンを使用するFFヒーター
軽油(ディーゼル)を使用するFFヒーター
LCDダイナミックディスプレイが機器の稼働状態を表示し、 燃料・電気・温度を
好みの数値に設定できます。強いパワーが魅力で、素早く車内を温められます。
【基本情報】
- サイズ:38.0×25.5×27.5cm
- 燃費:100~200mL/時間
- 動作環境:-40~+80℃
コンパクトに積載でき、寒冷地での使用にも強いFFヒーターです。
液晶ディスプレイとリモコン付きで、操作性抜群。騒音が少ないため、
動作中でも静かに過ごせるのが魅力です。
【基本情報】
- サイズ:42×17×31cm
- 重さ:約4.5kg
- 燃費:230~510mL/時間
リーズナブルな価格でありながら、機能に優れたFFヒーターです。車内から30m離れた距離からでも操作可能なリモコンがポイント。
車に乗り込む前に車内を暖められます。低騒音で夜も静かに眠れるため、小さな子どもがいるファミリーにおすすめです。
【基本情報】
- サイズ:48×20×48cm
- 重さ:約4kg
- 燃費:300mL/時間
FFヒーターを取り付けて車中泊を快適に!
FFヒーターを車に搭載すれば、寒い季節や地域でも車で寝泊まりができます。エンジンを止めたままで暖房を利用できるのはとても便利。仕組みを理解し、専門業者に設置を依頼すれば、事故の心配もなく安全に利用できます。ぜひ、冬の車中泊にチャレンジしたい人は、FFヒーターの導入を検討してみてください。
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