【ひなたごはん】ストウブ×いとこ煮で栃木の味！

寒い地域というと、北海道や東北、北陸地方を思い浮かべがちですが、負けず劣らず寒くなるのが栃木県！特に朝晩はかなり激しく冷え込みます。そんな栃木県では風邪対策が必須。様々な方法で、寒さから自分の身を守らなくてはなりません。今回のご当地料理、いとこ煮もその解決策のひとつ。

栃木県以外でも全国的に食べられているいとこ煮。特に栃木県のいとこ煮は、カロテンやビタミンCなど栄養素たっぷりのかぼちゃが使われているため風邪予防にぴったりです！「でも糖質が気になる…。」という方も、豆類である小豆と一緒に摂ることで、糖質の消化を助けてくれますよ。朝晩冷え込むキャンプにはもってこいなご当地料理です！

【材料4人分】 かぼちゃ 1/4個(450g) ゆであずき(加糖) 1缶(200g) 【調味料A】 砂糖 大さじ1 塩 小さじ1/4 醤油 小さじ1 水 200cc

様々な地域で食べられているいとこ煮は、味も地域色豊か。栃木の甘い味付けが苦手なあなたには、北陸風いとこ煮がおすすめです！北陸のいとこ煮は、大根やニンジンなどの根菜類とこんにゃく・油揚げなどを煮たものに、あらかじめ下茹でした小豆を加えて、味噌や醤油などで味付けしたもの。甘さ控えめになりながらも、こちらも体がほっこり温まります。

まずはかぼちゃの下準備から。わたと種を取り除き、食べやすい大きさにカットしていきます。生のかぼちゃは硬いので、手を切らないように注意しましょう。

かぼちゃをカットしたら面取りを忘れずに。地味な作業ですが、この一手間をするとしないで料理の出来栄えは歴然。煮崩れすることなくキレイに仕上がります。

ストウブに水とかぼちゃを入れ、中火で煮込んでいきます。かぼちゃの芯まで火が通り、柔らかくなればOK。竹串を使うと簡単に火の通り具合が確認できます。

ゆであずきと調味料Aを加え、再度煮込みます。このとき汁気が多すぎると水っぽくなるため、鍋底から1cm程度になるよう煮汁を捨てて調整しましょう。

ステップ.4が煮立ってきたら、火加減を弱にしてアルミホイルなどで落とし蓋をします。煮詰める時間は約10分。かぼちゃとあずきにとろみがつけば、完成目前です！

ストウブを一度火から離します。何気ない工程にも思えますが、「煮物は冷めていくときに味が染みる」のでこの一手間は超重要。食べる前に温め直せば完成です。

いとこ煮の「いとこ」は一体何を指しているのでしょうか？ある説では「食材を固いものから追い追い(甥甥)入れていくことから」、また別の説では「食材を別々に煮るため、めいめい(姪姪)煮ることから」と言われています。甥と姪、2つの説がどちらも成り立っているように見えるのが面白いですね。

キャンプ用調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増え、料理の過程、食事を囲む団欒のひととき、さらには写真をSNSにシェアするなど、キャンプ飯の楽しみ方も広がっています。 「ひなたごはん」はキャンプの際に試してみたくなるようなレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただけるような内容となっています。

今回は、栃木のいとこ煮レシピをご紹介しました！キャンプでの風邪予防にぜひ♪次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。