【ひなたごはん】ダッチオーブン×せんべい汁で青森の味覚を！

青森県の食べ物といえばりんごですが、郷土料理は…と言われると？答えに詰まってしまう方も多いのではないでしょうか？もちろん青森県においしい郷土料理はあります！それが、今回ご紹介する「せんべい汁」なんです。

ご当地PRイベントとして、今や全国的に有名になった「B-1グランプリ」。2012年、青森県八戸市の八戸せんべい汁研究所がせんべい汁を出品し、見事グランプリを受賞しています！全国的にも評価される青森の郷土料理を、キャンプ場で堪能してみませんか？

【材料４人分】 ・鳥もも肉 200g ・ごぼう 1/2本 ・人参 1/2本 ・舞茸 150g ・キャベツ 葉4枚 ・長ネギ 1と1/2本 ・水菜 1/2株 ・しらたき 150g ・せんべい 4〜5枚 ・水 800cc ・だしの素 小さじ2 ・調理酒 100cc ・醤油 大さじ1〜2 ・塩 大さじ1 ・サラダ油 大さじ1

せんべい汁の食べごろは、せんべいが半分ほど汁を吸ってから！出汁の色に染まっていくのを確認しながら見極めてみてください。出汁を吸った部分のもちもちした食感と、せんべいそのもののサクッとした食感が合わさると、絶品！きっとあなたもやみつきになります♪

最初に入れたせんべいを食べ終わったら、追加で投入するのもせんべい汁の醍醐味。今度はたっぷり出汁に浸けてみたり、さっとくぐらせてパリパリ食感を楽しんでみたりと、様々な食べ方を楽しんでみてください♪

まずは食材のカットから。鶏肉は食べやすい大きさに、人参とごぼうは笹がきに、長ネギは斜め切りに、しらたきは約3cm幅に、舞茸は手でほぐし落とします。

熱したダッチオーブンに油を引き、火通りの遅い根菜類と鶏肉を強火で炒めます。ある程度火が通ったら、そこに水を加えて食材の旨味を煮出していきます。

次に、舞茸としらたきを加え、再度煮込んでいきます。このように食材を入れるタイミングをずらせば、それぞれの食感を損なうことなくおいしく仕上がります。

煮立ったら、だしの素小さじ2杯、調理酒100cc、塩大さじ1、醤油を入れ、出汁に味付けをしていきましょう。加える醤油の量は、スープに色味がつく程度でOK。

葉菜類の野菜はここで投入。キャベツは手でちぎって入れていきます。ここまできたらほぼほぼ完成。鍋にふたをして葉菜類に火が通るのを待ちましょう。

野菜に火が通ったことを確認したら、仕上げにせんべいを加え、再度煮込んでいきます。せんべいが汁を半分ほど吸った状態になれば食べごろです！

江戸時代、凶作で米が食べられなかった八戸の人々は、麦やそばで作られた柔らかいせんべいを主食としていました。やがて明治時代には、それらを固く焼いた南部せんべいが作られるようになり、そのまま食される以外にも、ちぎって汁物に入れる食べ方がされていました。これがせんべい汁の始まりです。

キャンプ用調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増え、料理の過程、食事を囲む団欒のひととき、さらには写真をSNSにシェアするなど、キャンプ飯の楽しみ方も広がっています。 「ひなたごはん」はキャンプの際に試してみたくなるようなレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただけるような内容となっています。

雑誌ひなたごはん発売記念としてスタートした、ご当地料理レシピ連載！今回は、青森県のせんべい汁レシピをご紹介しました！出汁に浸かったせんべいの、独特の食感が癖になること間違いなしです♪次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。