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粕汁を作っている写真

【ひなたごはん】ダッチオーブン×鮭の粕汁で山形の味!

※本記事には一部プロモーションが含まれます

「ご当地ごはんをキャンプ場で」をテーマに、全国のご当地メニューをキャンプギアで再現したレシピを紹介するフリーペーパー「ひなたごはん」。今回は、紹介するメニューの中から、山形名物「鮭の粕汁」をご紹介。レシピはもちろん、キャンプならではのワンポイントなど、ぎゅっと詰めてお届けします!

キャンプdeご当地メシ!山形編

実は米どころの山形

お米といえば新潟や秋田を思い浮かべがちですが、実は山形も生産量トップ5に入るほど米作りが盛ん。「つや姫」や「はえぬき」というブランド米なら、知っている方も多いのではないでしょうか?そんな山形では、米から作る日本酒もまた特産品!おいしい水とお米でできたお酒は、ぜひキャンプでも嗜みたい逸品揃い。

寒暖差の激しさが生んだ絶品、鮭の粕汁

酒の粕汁の写真
寒暖差の激しい山形では、昔から冬には温かい汁物が好まれてきました。特に粕汁は保温作用のある酒粕と、山形で獲れる海の幸・鮭を使って作られた山形ならではの郷土料理。寒い冬を乗り切るために、長い間愛され続けてきました。しかし、粕汁にはアルコールが含まれているため、妊婦の方などには注意が必要な場合もありますので、お気をつけください。 体の芯から温まって栄養も満点の鮭の粕汁を、寒い日のキャンプのおともにぜひ作ってみませんか?

冷えた体を温めるお袋の味「ダッチオーブン×鮭の粕汁」

粕汁の食材を並べている写真
【材料4人分】 塩鯖(甘口) 2切れ 大根(かぶでも◎) 150g 人参 1/3本 ごぼう 1/4本 こんにゃく 1/2本 油揚げ 1枚 長ネギ 1/2本 酒粕(アルコール含む) 150g 水 900ml だしの素(昆布) 適量 味噌 大さじ2と1/2

今回使用したアウトドアギア

知っておきたいキャンプ調理ポイント!

アレンジ自由!地方色豊かな粕汁

粕汁の写真

出典:TatayaKudo / ゲッティイメージズ

実は粕汁が郷土料理とされているのは、山形だけではないんです!様々な地域で郷土料理として親しまれているのですが、その作り方や食材は地域ごとに微妙に異なっているのが面白いポイント。山形では鮭を使いますが、京都では豚肉を使っていたり、新潟や長野では野沢菜を入れたり、大阪ではかやくご飯とセットで食べられていたりと、地方の特色が色濃く反映されているんです!山形以外でも、様々な地域の粕汁をぜひ試してみてください♪

【レシピ】キャンプde鮭の粕汁~簡単6ステップ~

ステップ.1 酒粕をぬるま湯に浸す

酒粕をぬるま湯に浸している写真
酒粕は、事前にちぎっておくのがポイント。買ってきたままの状態では固すぎてダマになりやすいため、軽く手でちぎりわけ、ぬるま湯に30分ほど浸しておきましょう。

ステップ.2 各食材のカット

食材を切っている写真
次は各食材を食べやすい大きさにカットしていきます。このとき、鮭の切り身に熱湯をまわしかけておくと◎。この一手間が魚特有の生臭さを解消してくれます。

ステップ.3 根菜系の食材から煮込む

根菜系の食材をダッチオーブンで煮詰めている写真
ダッチオーブンに水を入れ火にかけたら、だしの素と鮭の切り身、大根、人参、ごぼうを加え中火で煮込んでいきます。酒が煮崩れしないよう火加減には注意です。

ステップ.4 残りの食材を加え再沸騰させる

食材を煮詰めている写真
再沸騰したらアクを取り、油揚げとこんにゃくを加えて蓋をします。ステップ.4の煮込み時間は15分。このように「火が通りにくいものを先に、早いものは後」がコツ。

ステップ.5 アクを取り、酒粕を投入

ダッチオーブンに酒粕を入れている写真
各食材に火が通ったことを確認したら、味の決め手となる酒粕を投入します。ダマにならないよう丁寧に溶かしこみ、再度20分ほど弱火で煮込んでいきましょう。

ステップ.6 味噌で味を調えれば完成

粕汁が完成した写真
20分経過したら一度火を止め、味噌を溶かし入れます。仕上げに小口切りの長ネギをトッピングすれば完成。長ネギが彩りを豊かにし、食感のアクセントにも◎。

山形ご当地グルメこぼれ話

県独自の酒米作り

米を作っている田んぼの写真

出典:yumenoginga1227 / ゲッティイメージズ

山形の日本酒の大きな魅力は、原料である米にあります。山形では県独自の酒米を作っており、10年の歳月をかけて日本酒造りにぴったりのお米「雪女神」が開発され、それを使って様々な日本酒が今、山形で作られています。品質が高く、おいしい日本酒を楽しめるのは、この「雪女神」のおかげなのですね。

いよいよ発売!西日本レシピ本「ひなたごはん 2020 winter」

全国のご当地メニューをキャンプギアで再現「ひなたごはん」とは

ひなたごはん
キャンプ用調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増え、料理の過程、食事を囲む団欒のひととき、さらには写真をSNSにシェアするなど、キャンプ飯の楽しみ方も広がっています。 「ひなたごはん」はキャンプの際に試してみたくなるようなレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただけるような内容となっています。

まとめ

今回は、山形の鮭の粕汁レシピをご紹介しました!寒い季節のキャンプ飯はこれで決まり!次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。

今回紹介したアイテム

商品画像ダッチオーブン新刊「ひなたごはん 2020 winter」前号も発売中!「別冊 ひなたごはん vol.1」
商品名ダッチオーブン新刊「ひなたごはん 2020 winter」前号も発売中!「別冊 ひなたごはん vol.1」
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