BBQグリル×五平餅で愛知の味！【ひなたごはん】

愛知県といえば名物の八丁みそ。愛知の料理にはみそを使ったさまざまなソウルフードが存在します。今回は数ある中でも代表的な郷土料理、「五平餅」のレシピをご紹介します！

NHK朝の連続ドラマ小説「半分、青い。」で度々登場し、全国的に知られるようになった五平餅。ヒロインの祖父・仙吉が焼いた餅が、食欲をそそると話題になりました。実は五平餅、キャンプでも意外と簡単に作れます！お店の行列に並ばず、自然の中でおいしい五平餅を作ってみましょう。

【材料4人分】 白米 3合分 【みそだれ】 むきクルミ 50g いり白ごま 大さじ3 赤みそ(八丁みそ) 大さじ2 きび砂糖 大さじ7 しょうゆ 大さじ1 酒 大さじ2

五平餅は愛知県以外にも様々な地域で食べられており、タレのレシピが各地で微妙に異なります。タレのベースがしょうゆ、みそで分かれるほか、具材にゴマやクルミ、エゴマを使うかなどの違いがあります。 エゴマをベースにしょうゆと砂糖で仕上げるのは、木曽地方中北部から飛騨地方にかけての特徴です。クルミを使っていた地方では、入手しやすいピーナツをクルミの代わりに使うこともあります。家庭や地域によってはさらに卵やハチミツ、蜂の子を加えるなど、さまざまなバリエーションがあります。ぜひアレンジを加え、オリジナル五平餅を作ってみてください♪

まずは、むきクルミを砕く工程から始めます。ジップロックなどの袋に入れて作業すれば、中身が飛び散らずに簡単かつスムーズにできます。

先ほど砕いたクルミと残りの調味料を器に混ぜ合わせ、みそだれを作っておきます。味の決め手になるので味見は忘れずに！

白米をすりこぎで突いて半つぶし状にします。このとき、すりこぎを水で濡らしておくのがおすすめ。白米が棒にくっつかず、つぶしやすくなります。

おむすび一つ分の白米を手に取り、割りばしに巻きつけます。後ほどグリルで焼き上げるので、少し平らな楕円(だえん)状にしておきましょう。

いよいよ白米の素焼き作業です。グリルの網に油を塗り、様子を見ながら白米をあぶっていきましょう。ほどよく焦げ目がつけばOKです。

最後にみそだれをたっぷりのせ、再度あぶれば完成です。焦げ付きやすいので、ここは慎重に仕上げてください。バーナーがあれば一気にあぶることができて便利ですよ！

五平餅は、「御幣餅」とも表記されることがあります。神にささげる「御幣」の形をしていることから、名付けられたとされています。また五平、あるいは五兵衛という人物が、ご飯をつぶしてみそをつけて焼いて食べたのが始まりとする伝承もあります。正しい由来は定かではないですが、確かなのは、五平餅が昔から各地の人に愛されてきたご当地グルメということです！

キャンプ用の調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増えました。料理の過程や食事を仲間と楽しむだけでなく、写真をSNSにシェアするなど、キャンプ料理の楽しみ方も広がっています。 「ひなたごはん」はキャンプの際に試したくなるレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しています。冊子を片手に、キャンプ料理をより楽しんでいただける内容となっています。

今回は、愛知の五平餅レシピをご紹介しました！風味豊かなみそのおやつをぜひキャンプ場で楽しんでください♪次はどこのご当地料理を紹介するのか、乞うご期待ください。