ダイソーのスキレット全4種類を徹底レビュー!シーズニングや蓋の代用方法も
ダイソーのスキレットは、キャンプやアウトドアでしっかり使えて、安価で購入できるのが魅力的な優れもの。展開されている4種類の商品の特徴や使い勝手をレビューします。また、使用前に必要なシーズニングの手順や使用後のお手入れ、保管方法も解説します。
ダイソーのスキレットは全部で4種類!
ダイソーのスキレットは、
安価でありながら、
調理にしっかり使えるので、
アウトドアで大活躍の商品です。スキレットとは、鋳鉄製の厚みがあるフライパンのこと。蓄熱性に優れていて熱が均一にしっかりと食材に伝わるので、より美味しい料理を作れます。また、保温性にも優れているので、料理が冷めにくいというメリットもあります。見た目もおしゃれで、食器としてそのまま食卓に並べられるところもうれしいポイントです。
ダイソーでは、スキレットを
全部で4種類取り扱っています。
- スキレット S【200円(税込220円)】
- スキレット M【300円(税込330円)】
- スキレット(直径16cm)【300円(税込330円)】
- スキレット(直径20cm)【500円(税込550円)】
ダイソースキレットの実力を徹底レビュー!
ダイソーから販売されている全4種類のスキレットについて、スペックや特徴、向いているシーン、調理できるおすすめのメニューについて紹介します。
スキレットS【200円(税込220円)】
4種類の商品の中で、一番小さいサイズのスキレットです。一般的なスマートフォンの縦の長さよりも少し小さいコンパクトなサイズです。場所も取らず軽量なので、持ち運びもしやすく、ソロキャンプなど一人分の料理を作るときにおすすめ。1人で食べ切れる量のアヒージョや簡単な揚げ物などを作ることができ、作りすぎる心配がありません。
スキレットM【300円(税込330円)】
スキレットMは、Sよりも2cmほど内径が大きく、深さも0.8cm深くなっています。深さがある分、煮込み料理を作るときはこちらの方がおすすめです。サイズは、一般的なスマホと同じくらいの大きさで持ち運びしやすく軽量。こちらも1人分の料理を作るのに最適です。ちょっとしたおつまみから煮込み料理まで、調理の幅を広げることができます。
スキレット(直径16cm)【300円(税込330円)】
この内径16cmのスキレットは、底が浅いことが最大の特徴です。スキレットの高さが低い分、水を多く使用する煮込み料理や、油を使用する揚げ物料理にはあまり適しません。高さが低いため、かなり軽量な作りになっていて、火が通りやすいというメリットがあります。内径も16cmと大きめではあるので、水分の出ない焼き物や簡単な炒め物などの料理を作るのにおすすめです。
左:直径20cmのダイソースキレット
右:直径16cmのダイソースキレット
画像で見てもわかるように、直径16cmのスキレットと、直径20cmのスキレットでは、深さが大きく違います。作る料理に合わせて使い分けてみましょう。
スキレット(直径20cm)【500円(税込550円)】
ダイソーのスキレットの中で、最も大きなサイズの商品です。直径20cmと大きめのサイズのため、2人分の料理を作ったり、大きめのお肉を丸ごと焼いたりできるので、グループでのキャンプで活躍します。また、深さがあるためアヒージョやアクアパッツァなどの煮込み料理にも最適です。このように使い勝手がいいため、さまざまな料理に挑戦できます。
ダイソースキレットのよくある質問
ダイソースキレット用の蓋やハンドルカバーはある?
ダイソーのスキレットには、専用の蓋の販売はありません。そのため、蓋はほかのメーカーの市販のものを使用するか、同じサイズのスキレットを購入して蓋の代わりにすることがおすすめ。同じサイズであれば、重ねるとフィットして蓋の役目を果たしてくれます。
同じサイズのスキレット(スキレットM)を重ねれば蓋の代わりにも
また、ダイソーには、スキレット用のハンドルカバーの取り扱いがありません。市販の耐熱の手袋を必ず使用してください。熱したスキレットの取手部分はかなりの熱を持っているので、火傷の危険があります。普通のミトンなどでは熱が伝わってしまうので注意しましょう。
IHにも対応している?
ダイソーのスキレットは、IHにも対応していて、通常通り使用することができます。アウトドアはもちろん、家のキッチンでも調理道具として活用できます。食卓にそのまま出せるので、おうちごはんで愛用するのもおすすめ。スキレットはおしゃれ食器としても活躍するので、インスタ映えも期待できます。
ダイソーのスキレットも使用前にはシーズニングを
ダイソーのスキレットは鋳物製なため、購入後には「シーズニング」と呼ばれる「油ならし」の作業をする必要があります。鋳物の表面に塗られている塗装を除去して、そのあと油を塗布することで、鉄が空気に触れて錆びることのないように処理するという方法です。
シーズニングの手順を簡単に説明します。シーズニングをする際は、火傷防止のため、必ず耐熱手袋をして作業に取りかかりましょう。
シーズニングに必要な道具はこれ
シーズニングには、必要な道具がいくつかあります。まずは、以下の道具をそろえましょう。
- 植物油
- 中性洗剤
- 野菜くず
- 耐熱手袋
- スポンジ・たわし
- トング・菜箸
- キッチンペーパー
【1】中性洗剤でしっかり洗う
まずはスキレットの表面にもともとついている塗装やワックスを洗い流す必要があります。スキレットの表面を、スポンジやたわしを使って洗剤でこすり洗いしましょう。鍋の内側だけでなく、外側や取手も忘れずにしっかり洗いましょう。
【2】全体が白っぽくなるまでから焼きし、植物油を全体的に塗る
スキレットについた水分を飛ばすために、から焼きをします。火にかけてから時間が経つと、白い煙が出てきます。スキレットの水分が蒸発したら、火を止めて少し冷ましましょう。十分熱くなっているので、火傷には注意してください。
そのあとは、食用油を表面にまんべんなく塗ります。油をスキレットに落としたら、トングや菜箸を使って、キッチンペーパーで広げていきます。このとき、内側だけでなく、持ち手や裏側にも塗りましょう。
【3】【2】を3回繰り返す
「油を塗る→から焼きする」の手順を3回ほど繰り返します。から焼きをすると煙が出てきますが、しばらくすると煙が出なくなります。そのあとは少し冷ましつつ、油を塗って油の膜を作っていきましょう。火傷をしないためにも、冷ましながら作業をするのがおすすめです。
【4】多めの油で、野菜くずが乾くまでしっかり炒める
油を塗って加熱する作業が終わったら、野菜くずを多めの食物油で炒めましょう。これは、油の膜が出来上がる効果があるほか、鉄独特の臭さを消してくれる役割もあります。使用する野菜くずは、タマネギなど香りが強い野菜だとより効果的です。
【5】野菜を捨てて、もう一度植物油を塗る
最後の仕上げにもう一度植物油を塗り、冷ましたらシーズニングは完了です。シーズニングをしていても、湿気があると保存状態によっては錆びる場合もあります。壁面収納で壁際にかけて収納するか、新聞紙で包んで保管するなど、通気性のいい状態を保つことが大切です。
使用後のお手入れから保管方法も確認
ダイソーのスキレットは安価に手に入りますが、雑に扱わずに使用後もしっかりお手入れすれば、長く愛用することができる優れものの商品です。使用後も、丁寧にお手入れをすることが大切です。
【1】水洗いをする
スキレットの使用後は、洗剤を使わず水洗いをしましょう。洗剤を使ったり金属たわしでこすってしまうと、シーズニングで染み込ませた油膜が取れてしまうので注意しましょう。
ひどい汚れがあり、なかなか取れない場合は、スキレットに水を入れて沸騰させてからこすってみると、剥がれやすくなるのでおすすめです。また、やむを得ず洗剤などを使用した場合はもう一度シーズニングをやり直しましょう。
【2】弱火で火にかけ、水分を飛ばす
水洗いをしたら、火にかけてスキレットについた水分を飛ばし乾燥させましょう。水分が残っていると、錆びの原因になるので、十分にから焼きしましょう。
【3】植物油を全体に塗る
乾燥したら、植物油をスキレット全体に塗っていきます。毎回する必要はないですが、3〜4回に一度の頻度で油を塗ることで、シーズニングの効果が長持ちします。油の膜を作ることで、錆びにくい状態を保つことができるのです。
【4】乾燥した風通しのいい場所で保管
ここまで終わったら、通気性のいい場所でスキレットを保管しましょう。湿気のある場所だと、お手入れしていても錆びてしまうこともあります。しばらく使わない場合は、新聞紙に包んで保管するのがおすすめです。
手軽にゲットできるダイソーのスキレットで料理を楽しもう!
ダイソーのスキレットは、安価な上におしゃれでコスパ最強のアイテムです。キャンプなどのアウトドアだけでなく、家庭でも使える優れもの。種類もさまざまなので、家族全員分そろえたり、ソロキャンプで活用したりと用途に合わせて使い分けることができます。丁寧にお手入れをすれば、長く使用できることもポイント。ぜひダイソーのスキレットで美味しい料理を作って、キャンプを楽しんてみてください。