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【ブランドラブ】少数精鋭の開発陣が支えるロゴスらしさとは

アウトドアブランドに勤める方にブランド愛を伺う新企画「ブランドラブ」。第3弾ブランドは日本のアウドドア総合ブランド「ロゴス」です。ロゴスの製品担当者にブランドへの愛や製品に込められた想い、人気のテント「エアマジック」についてなど、たくさんお話を伺いました!

少数精鋭でロゴスらしさを体現する開発陣

ロゴス商品開発課の関さん

今回取材を受けてくれたのはロゴス商品開発課の関さん。営業職として入社し、社長の鶴の一声で商品開発に携わることになった異色の経歴を持っています。幅広いラインナップを誇るアイテムの中でも、テントやファニチャーを担当することが多いとのこと。

少数精鋭でブレない商品開発

ロゴスのキャンプギアの商品開発課はたった3名。人の少なさに驚かれることも多いのだとか。しかし、開発者が多ければ考え方がぶれやすく、ブランドの色も出しにくい。それなら少人数で情報共有も早く、動きやすいチームを作れることで「ロゴスらしさ」にこだわった商品を作れると語る関さん。 もちろんエアマジックも関さんが手がけた自信作。いかにしてエアマジックが生まれたのかを交えながら、ロゴスへの愛を語ってもらいました!

関さんに聞いた!人気商品エアマジック開発秘話

目指したのはトリセツのいらないテント!

━━━早速ですが、どういった経緯でエアマジックの開発に着手したのか教えてください!海外ブランドではエアフレームテントで有名なブランドはいくつかありますが、日本のブランドではほとんどみかけません。 関:テント組み立ての不安をいかに払拭できるか?というのが開発のきっかけです。ロゴスはあくまでファミリーを対象とした商品開発をしています。でもテントの設営時に取扱説明書とにらめっこしながら右往左往するのをなくしたかったんです。 ━━━そこでたどり着いたのがエアフレームを使ったテントというわけですね。
関:ここ何年かヨーロッパではエアフレームが人気で、ついに流通量が通常のフレームテントを超えたと聞いています。ヨーロッパの方って一度キャンプにでると、約2週間ぐらいテント泊する方も多いので、設営が簡単なエアフレームが人気になるのもわかります。 ━━━ヨーロッパではエアフレームの方が主流になっているとは驚きです。 関:しかし、まだまだ日本では、風で倒れることを心配される方も多いです。でも、実は、通常のフレームテントよりも、エアマジックの方が耐風性が強いんですよ!
関:実際に押してもみてもこの通り。倒れる心配はありません!なので自信をもって誰にでもおすすめできます。 ━━━たしかに!いくら押し込んでも全く問題ないのはすごい!
━━━エアマジック開発で苦労されたことはありますか? 関:いかに簡単な構造にするかが難しかったですね。複雑にしたら意味がなくなってしまうので。特に開発に入る前の準備段階でそこを煮詰めました。実際に開発に入ってからは、1年弱で販売までたどり着きました。開発陣も少人数なので短期間で集中してやりきれました。 ━━━少人数で開発している強みが出せた結果ですね! 関:ここは企業秘密なのですが、フレーム部分への空気の入り方が均一になるよう設計されています。そのためテントの立ち上がり方が安定しているんです!

ロゴスとの出会いはキャンプ雑誌

学生の頃たまたま見かけた1ページ

関:学生自体のキャンプ経験はそこまでなく、近所の人が持っていたテントを借りてしていました。その時のテントなんて帆布の分厚いやつです。ちょこっとやる程度だったんですが、またやりたいな、もっとしたいなという気持ちが強くなっていました。 ━━━根っからのアウトドア好きということですね! 関:今のことを考えると、昔はテントを張るのも一苦労だったのですが、当時はこんなもんだろうな、外で寝るということは。としか考えてなかった。それより楽しさが勝っていました。

就職活動で唯一受けたキャンプ系の会社

関:当時アウトドア雑誌があまりない中、ビーパルはよく読んでいました。昔の社名である「大三商事」のアイテムなどが載っていて、ぱっと見て大阪だと分かりました。大阪にこんな会社あるんだなと学生ながらに思っていました。そんな中、就職活動で唯一キャンプ系で受けたのはロゴスだけだったんです。他に受けたのはスポーツやファッション業界。 関:初めて面接を受けた時に、初めてじゃない感じがしたんです。あきらかに初めてなんですが(笑)。社員が作り出している雰囲気だったりがうまくマッチした感じです。「あ、俺ここに入るかも」って漠然と感じていました。内定をもらってからも、就職活動は続けていましたが、全然身に入らず、今思えば気持ちはすでに決まっていたのだと思います。特別優しくされたわけじゃないですけど。 ━━━そんな中、商品開発に携わるなんて縁を感じます。 関:こういうのをくされ縁っていうんですわ(笑)。

営業として全国を飛び回った8年間

関:営業時代はアウトドア専門店、ホームセンター、釣具屋、洋品店など、地方を回っていました。何回も通ううちにお見合いを薦められたりすることもありました(笑)。ここでの経験が今すごく活きているなと感じています。様々な年代の様々な業種の方と腹を割った話をさせてもらったので。いまでもすごい経験だったなと思うことがあります。 ━━━今は年々キャンプ需要は高まっていますが、当時はどうだったのですか? 関:今に比べるとキャンプは本当にドマイナーな趣味でした。ホームセンターに行くと、当然売り場に競合さんのアイテムがあったりするんですよ。普通だったらライバルなんですが、不思議とこの業界を盛り上げようという仲間意識がありました。 ━━━その年代の方々が切磋琢磨して今のキャンプ人気を支えていると今実感しました!

突然の辞令!商品開発課へ

関:営業時代からちょくちょく開発陣には現場の声として要望を出していました。そんな最中、ある日社長から呼び出されて、「来月から開発な」と言われたんです。本当に突然でびっくりしました(笑)。 ━━━来月!?いきなりですね。もともと希望していたのですか? 関:急にきた感じです。希望を出したわけではなく、社長がいろいろ考えた結果こうなった感じなんかと思います。2000年から今の部署なので、すでに19年目です。今では会社の近くにあるラボでテントを設営しては、たたみを繰り返していて、まったくキャンプに行けていませんが(笑)。

これからのロゴスに目が離せない!

秋冬も好調!更なる開発が!

関:ここ1・2年、冬場も売上が落ちていないんです。冬でもキャンプを楽しめるといった認識が広まって来ています。趣味の多様化を感じます。それに各小売店さんも市場的に伸ばしてみようといった試みも大きいですね。 ━━━いまでは冬でもキャンプ場の予約が取りづらいですから。 関:ロゴスでは商品ラインナップが多いですが、すでに2020年に向けて動いていますよ。ちなみにエアマジックも進化します!やはり開発していると欲が次から次へと出てくるので。更に良いものを見せられると思います! ━━━進化したエアマジック!期待しています! 関:うちの社長も開発が好きなので、毎週のようにガンガン言ってきます。言ってくるというと怒られるかな(笑)。 ━━━社長から率先して開発に携わっているのがとても伝わってきます!本日は貴重なお話をありがとうございました!

エアマジック ドーム M-AHを読者にプレゼント!

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まとめ

ブランドラブ第3弾は、ロゴスの商品開発を担当している関さんのブランド愛を伺いました。幅広いラインナップを少人数で活動している濃密な商品展開にこれからも注目していきたいですね!第4弾のブランドラブではどのブランドの、どのようなお話を伺うことができるのでしょうか。次回もお楽しみに!


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