ハイキングに最適な服装を選ぶポイントとは?厳選した39アイテムも徹底紹介!
出典:Maridav / ゲッティイメージズ
さむーい冬もハイキングしたい!どんな装備が必要?
2018.07.05ライフスタイル
一年じゅうハイキングを楽しみたいけど、どれだけ装備を準備したらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?寒いからと荷物を必要以上に持参すると、荷物が重くて負担になってしまいます。冬の装備も、ポイントを押さえれば難しいことはありません。今年の冬は、ぜひハイキングに行ってみませんか?
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
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基本的な装備
まず、ハイキングに必要なものは、コンパスと地図です。現在位置や進行方向を確認するのに欠かせません。水筒にレインウェア、タオルも必須アイテム。行動食やお昼ごはんも忘れずに。ただ、山頂に食事できる店があったりコースタイムが短時間の場合は、必ずしもお昼を持参する必要もないでしょう。
意外と不要だと思われがちなのが、ヘッドランプです。ハイキングだし大丈夫と思っていても、やっぱり自然が相手なのでいつ何が起きるかわかりません。日が沈むのも早いので万が一に備えて、ヘッドランプは常備しておきましょう。そしてケガに備えてバンドエイドや保険証も持参したいもの。
これらは一年を通して必要なものですが、冬はさらにいろんなものが必要になります。服装も、夏のように薄着というわけにはいかないけど、荷物は最小限に抑えたいもの。
服装は重ね着で
冬も、服装の基本は、3レイヤーです。下着やTシャツなどのベースレイヤー・ベースレイヤーの上に着るミドルレイヤー・レインウェアなどのアウターレイヤーは欠かせません。これらを気候に応じて脱ぎ着することで、体温調整しましょう。プルオーバータイプだと脱ぎにくいので、ジップアップタイプがおすすめ。
冬におすすめの素材も、色々あります。例えば、ベースレイヤーには保温効果に優れたウール素材、濡れても乾きやすい化繊素材、二つの素材を組み合わせてハイブリット素材など。ミッドレイヤーには汗をためこまない化繊素材のフリースや保温力バツグンのダウンなどがあります。
アウターレイヤーは、防水性が必須。どんなに保温性があっても濡れてしまっては、意味がありません。そして、内部の湿気を放出する透湿機能もほしいところ。
ボトムは、ケガを防げて保温効果があるロングパンツがハイキングの定番です。さらにフリースやウール素材のグローブや帽子も忘れずに。とにかく冬のハイキングは、「あったかく」を心がけて。雨で手が濡れてしまうと一気に手が冷たくなってしまいますが、そんなときもグローブがあれば安心ですね。
そして、ソックスはロングソックスがおすすめ。膝上から太腿くらいまでの長さがあると、安心です。ゴムが緩くなっているものはずり下がってくるので、避けましょう。もし寒さが心配な方は、保温タイツと2枚重ねにしても◎ロングソックスはちょっと…という方は、メリノウールなど肌触りのいいものをセレクトしましょう。
ちなみに、タイツには高機能タイツと保温タイツの2種類があります。高機能タイツはパフォーマンス力を高めるもので保温力はないので、気をつけてください。もちろん、保温性より動きやすさを重視したい方は構いません。自分が使いやすく快適なものが、一番です。
防寒アイテムとして、カイロやネックウォーマーなども持っていると心強いです。行動中は身体もぽっかぽか温まっていますが、休憩時は予想以上に寒さを感じるもの。特に、日陰や曇りの日だとなおさらです。休憩時は、アイテムをプラスアルファしてあったまることができたらベストですね。
調理アイテムであったかいひとときを
バーナーとコッヘルなどの調理アイテムがあると、とっても便利。お湯を沸かしてホットコーヒーを淹れたり、昼食にインスタントラーメンを作ることができます。寒い冬に、山で食べると身体があったまるし美味しさも倍になること間違いなし。最近は、フリーズドライも進化して品ぞろえも豊富なので、お気に入りの一品を山で食べてみては?
バーナーは、ガス缶と一体型になっているものが使いやすいでしょう。着火装置が使えないときのために、ライターも持参すること。
装備を準備する際に
準備していると、ついあれも必要かも…と荷物が増えがち。でも、背負うのは自分です。仮に自宅で背負って重いと感じなくても、ハイキング時は状況が違います。荷物を背負ったまま登っていくのは、予想以上に疲れるもの。
あると便利なものが、必ずしも自分にとって便利とも限りません。また、デザインや色は好きじゃないけど、必要だから…と選んだものはテンションを高めてくれるでしょうか?好きなもの、快適なもの、便利は、人によって違います。
装備の基本をまとめると…
□コンパス、地図
□レインウェア
□タオル
□水筒、行動食、昼食
□ヘッドランプ
□バンドエイド、保険証
あれば便利なもの
□調理器具(バーナーやコッヘル、ライター)
□カイロやネックウォーマーなど
※このほかにも、必要に応じて装備を準備すること
ハイキングをより楽しくするために、より快適にするために、装備を選んでみてください。きっと、準備段階からワクワクしてくるはず。さむーい冬でも、大自然の中に飛び出してハイキングを満喫しちゃいましょう!
おわりに
冬のハイキングは、冬ならではの感動や楽しさがあります。もちろん、寒さ対策は欠かせません。自分に必要なアイテムをプラスして、万全の装備にしましょう。春夏秋冬、大好きな山を楽しめるなんて、最高の贅沢ではないでしょうか?素敵な冬の思い出ができますように!