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雪上キャンプの様子

【購入前の参考に!】我が家が雪中キャンプで使うテントと選び方のポイント

最近は冬でもキャンプを楽しむ人が増え、アウトドアショップではたくさんのテントが売られています。しかし、どれを選べばいいのか迷いませんか? この記事では、通算270泊以上、マイナス15℃の中での冬キャンプ経験のある我が家が、実際に雪中キャンプで使っているテントと選び方のポイントについてご紹介します。

はじめに

雪上キャンプで火を炊いている様子
雪の中で過ごすキャンプは特別です。いつもと同じようにキャンプをしているだけで、すべてが新鮮に映ります。そんな雪中キャンプに欠かせないものといえば、もちろんテント! ここでは、我が家が雪中キャンプで使っているテントをご紹介し、選び方のポイントをお伝えします。

我が家の冬のキャンプスタイル

犬と共に雪山を歩く人
我が家は、以前の記事でご紹介したように、冬でも電源を使用することはなく、キャンプ場の立地やテントからの景観を重視しています。また、キャンプでは、観光、温泉巡り、スノーシューを楽しんでいて、設営や撤収の負担を減らすために、扱いが簡単な石油ストーブで暖を取っています。

我が家が雪中キャンプで使うテントに求める条件

スノーシュー

1.設営時間は15~20分以内

雪中キャンプでは、いきなりテントを設営することができません。まずは積もっている雪を、スノーショベルやスノーシューなどを使って踏み固めます。この作業は、かなり体力と時間を使います。特に吹雪いている時は、テントの設営にあまり時間をかけていると、体力を消耗してしまうので注意が必要です。我が家は、15~20分ぐらいで設営できる簡単なテントを使うようにしています。
ヒーターの前で温まる犬達

2.大きすぎない

電源も薪ストーブも使わない我が家は、テント内では石油ストーブを使って暖を取っています(石油ストーブを使用する場合は、換気を忘れずに自己責任で)。テント内を石油ストーブで暖めるには、天井の高い大きなテントは向いていません。我が家が雪中キャンプで使っているテントは、どれも石油ストーブ1つで暖められる大きさのものです。
雪の中に埋もれるテントと横に止まっている車

3. 自宅でのメンテナンスのしやすさ

雪中キャンプでは、キャンプ場でテントを完全に乾燥させて帰ることができません。雪が降っていなくても、雪に接地していたテントのボトムは凍っていたり、濡れていたりします。基本的に雪中キャンプでは、自宅で濡れたテントを乾かすことになります。 我が家は、コンパクトマンションに暮らしているため、テントが干せる場所は小さなベランダか浴室になります。限られたスペースでテントを干すためには、テントはやはり大きすぎないことがマスト条件です。また、自宅でテントを干す・片付ける作業は、我が家では私の役割。水を含んだテントは、かなり重たくなるので、私1人で持てる重さであることも譲れません!

我が家が雪中キャンプで使うテントは3つ

我が家が雪中キャンプで使うテントは3つ。それぞれのテントには、我が家の冬のキャンプスタイルから見て、メリット・デメリットがあります。他の人から見れば、我が家が思うメリットはデメリットに感じ、その逆もあります。テントのレビューはあくまでも我が家のキャンプスタイルが基準です。以下に、雪中キャンプで使用する際に、気になる項目を表にまとめました。

1.ベルガンス ウィグロLT4グリーン

雪上キャンプの様子
4人用のドーム型テントです。居住スペースが広く、軽量なので濡れても撤収や干す作業が苦になりません!
ベルガンスのテントの評価

2.スノーピーク ドックドーム Pro.6

雪上に設置されたスノーピークのテント
6人用(大人4人、子ども2人)のドーム型テントです。居住スペースは広いですが、雪が積もりやすいので雪かきの必要があります。
スノーピークのテントの評価

3.ノルディスク Ydun5.5m2

雪が降る中の雪上キャンプの様子
4人用のロッジ型テントです。設営や撤収の工程が簡単で、雪も積もりにくいですが、濡れると非常に重いので片付けが大変です。
ノルディスクのテントの評価

雪中キャンプに使うテントの選び方のポイント

雪中キャンプで使うテントに求める条件は、人それぞれです。そこで、我が家の雪中キャンプ経験の中から得たテント選びのポイントを3つお伝えしますので、ご自身のテント選びの参考にしてください。
雪山の山頂から街を眺める人とその横にいる犬

1. 自分のキャンプスタイルに合わせる

流行っている、憧れのキャンパーさんが使っているなどという理由で、同じテントを購入しても、必ずしも自分にとって使い勝手がいいとは限りません。テントの中で立ったまま着替えたい、設営が簡単なテントがいい、薪ストーブを使った料理がしたい!など、譲れないこと、やってみたいことが思います。必ず自分のキャンプスタイルに合ったテントを選ぶようにしてください。
テントに雪が積もった様子

2. 大は小を兼ねない

ことわざに「大は小を兼ねる」とありますが、キャンプにおいては「大は小を兼ねない」というのが私の考えです。大きなテントは暖房器具を選びます。使用する人数と暖房器具に見合う大きさのテントを選ぶことが大切です。
テント設営の様子

3. 家で干す・片付けることを考慮する

雪中キャンプから帰ってきた後は、毎回、自宅で濡れたテントを干す・片付ける作業が発生します。我が家のように、限られたスペースでテントを干す・片付けなければならない家にお住いの方は、テントの見た目や機能性だけでなく、テントの大きさ・重さも考慮すると良いでしょう。

おわりに

夜の雪上キャンプの様子
雪中キャンプで使うテントは、設営、過ごし方、撤収、家での片付けまでを具体的にイメージすると、自分にぴったりなものが見えてきます。お気に入りのテントを持って、この冬はぜひ雪中キャンプにチャレンジしてみてくださいね!

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