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長野県北八ヶ岳の双子池キャンプ場での星空の下、テントが光る様子

憧れの登山テント泊に子連れで挑戦〜双子池キャンプ場〜

2021.06.10キャンプ場

テントを担いで登山して「テン場」と呼ばれるキャンプ場での野営、憧れませんか?我が家も憧れていたのですが、ついに4歳連れで登山&テント泊を実現出来たのでその様子をレポしていきます☆初回テント泊で行ったのは、長野県北八ヶ岳の双子池キャンプ場!大人のコースタイムは1時間10分ほどの、駐車場から登ることが可能な初心者向けコースです。

登山コース概要

北八ヶ岳自然休養林中部森林管理局の看板
大河原峠→双子山山頂→北八ヶ岳双子池ヒュッテ→双子池キャンプ場の順に、登山しました。大人の標準コースタイムは1時間10分です。4歳児連れの我が家は、その倍の時間はかかると見込んでスタートです。
標高2093mの大河原峠には駐車場、ヒュッテ(登山者を守るセンター)、トイレ、カフェがあります。ここに車を駐車し、トイレを済ませてから登山スタートです。山にはトイレがある場所が限られているので入山前にトイレは済ませますよ☆

なぜテント泊デビューを双子池キャンプ場にしたのか?

理由1. ほどよい移動時間

大きなリュックを背負って手をつなぎ歩く親子
テントを含む重たい荷物(約18kg)を背負って(夫がですが)初めての登山なので距離と登山時間が長すぎないキャンプ地を探しました。そして1時間10分のコースタイムの双子池が有力候補にあがりました。
我が家はさらに4歳児連れなので、登山の難易度や距離が長いと子どもへの負担も大きくなるのは避けたかったのもあります。

理由2. 景観が素敵で水も飲める双子池

双子池
このように景観も素敵な上に、双子池の片方、雄池の水はなんと飲料用としても利用可能☆池の水を汲んで飲む。なかなかない非日常感です。それもこのキャンプ場に決めた理由の1つです。

理由3. 綺麗な星空が臨める

美しい星空と光るテント
実際に双子池を訪れた方のブログを読むと星が綺麗との情報がありました☆双子池の湖面にも星が映ることもあるとか!ロマンティックですよね♡
私の趣味は、星空とテント撮影なこともあり、以上の理由から双子池キャンプ場に決めました!

キャンプ場までの登山レポ

キャンプ場まで荷物を担いで登山

双子山の山頂までの登りのコース
双子山の山頂まで、まずは登りのコースです。夫はテントを含む荷物を担いでいますし、私もいつもより重たいザックを背負っているので軽快とは言えない足取りで進みました。
双子山山頂の景色
それでも頂上では、素敵な景色に出会うことができました。やはり登ってきてよかった!と思いました☆
双子山山頂に佇む男性の後ろ姿

頂上から下山し、双子池ヒュッテへ

大きなリュックを背負って手をつなぎ歩く親子
えっちらおっちら、重い荷物を背負いながら慣れない道を歩きます。
笹薮の道を歩く親子の後ろ姿
このような、笹薮の道を1時間程下って行くと・・
双子池
双子池に到着しました。雄池と雌池があり、雄池の水は汲んで飲めます。キャンプ場は雌池のほとりで、手洗いなどのために池の水を利用することが可能です。
北八ヶ岳双子池ヒュッテの入り口の看板
双子池ヒュッテでキャンプ場の受付をしました。ここからさらに10分ほど歩いた場所に、キャンプ場があります。

双子池キャンプ場滞在レポ

初日

双子池キャンプ指定地の立て看板
立派な看板でした!自然の中にお邪魔させてもらう感じが、オートキャンプよりも濃厚な印象です。
池のほとりに張られたカラフルなテント
このように池のほとりにテントを張りますが1等地は先客で埋まっていたので、傾斜のある池のほとりにテントを張りました。我が家のテン泊用テントは、モンベルのステラリッジ4のタイム色です。
池のほとりで傾いたテント
こんな具合に傾いていましたが、景観は最高のポジションでした。
テントから池を眺める子供の後ろ姿
テントの中から、綺麗な池とそこにシンメトリーに映る景色を見ることが出来ます。4歳児もうっとりとする絶景です。
シングルバーナーでお湯を沸かす様子
早めの夕飯は、お湯を沸かしてアルファ米のチキンライスと、パウチのハンバーグを湯煎して食べました。アルファ米は初めて!少し硬かったけれど思ったよりも、ずっと美味しかったです。今後、色々な山飯にトライしてみたいと思います☆
夕日を映す湖
日が暮れて来ました。池に赤い空と雲が映ります。
池のほとりのカラフルなテント
カラフルなテント村、素敵でした。この中に自分たちもいることが不思議な感覚です。
星も瞬きはじめます。
美しい星空と光るテント
趣味の星空とテント撮影です。びっくりするほど星が映りました!
星空
天の川までくっきり見えました!こんなにカメラで星が撮れたのは初めてです。標高が高く、空気が澄んでいるのでしょうね。

2日目

朝霧が幻想的な湖のほとりのキャンプ場
朝霧が幻想的でした!皆様朝早くから撤収して登山に向かった様子です。
朝日を映す湖
朝日も綺麗でした。池に写るので、ダブル朝日を楽しむことが出来ましたよ☆
そして、来た道を戻る形で下山しました!

気になる設備は?

双子池ヒュッテの管理棟
双子池ヒュッテです。スタッフの皆さま親切です。こちらに宿泊することもできます。ビールなども売っています。
双子池ヒュッテの有料トイレ
有料のトイレです(1回100円)。こちらは汲み取り式ですが、比較的綺麗でした!キャンプ場の近くにも、1か所トイレがありますがなかなかワイルドなので、慣れない方は利用に覚悟が必要です。トイレットペーパーなどももちろんありません。山にはトイレがあるだけ感謝という世界です。
雄池で水を汲む親子の後ろ姿
飲料水は、雄池から汲みます。自然の水を汲んで飲む機会なんて、普段はないですから新鮮!娘も大喜びでした。雌池で、手洗いなどは可能です。

子連れテント泊についての注意点

今回、子連れテント泊を体験し、以下の項目は必要だと感じました。 ・キャンプの経験があること ・子連れ登山の経験があること ・子どもは4歳以上 ・装備があること
我が家は、オートキャンプ歴1年で初心者ですが、20回以上オートキャンプの経験があります。登山も今年からはじめた初心者で、98mの源氏山からスタート☆2000m級まで少しずつ高度を上げ、10回以上登山しています。4歳の娘の体力が1〜2時間の登山であれば可能と判断し、今回の登山テント泊に挑戦しました。子どもの登山レベルは個人差があるので、体力集中力の見極めが必要です。また、子どもは、高山病の関連から高地に登るのは4歳以上が望ましいと言われています。
持参した登山、テント泊グッズについては改めて別記事にしたいと思います。テント、シュラフ、マット、食事関連、救急グッズ、防寒具など色々持っていく必要があります。レンタルする方もいます。
子連れ登山テント泊には、子ども含む登山の経験と、可能な体力、十分な装備が必要です。このように色々と大変な分、ご褒美に体験できる景色もまた格別です。

まとめ

池を眺める親子の後ろ姿 
いかがでしたか?4歳児を連れての子連れ登山&テント泊は、行ってみて、娘も大喜びで大人も楽しむことが出来、大成功でした☆双子池に映る景色、満天の星空、幻想的な朝露など、忘れられない素晴らしい景色を堪能できました。今も、脳裏に焼き付いている程です。子連れで登山&テント泊…オートキャンプでは味わえない景色、そして達成感を体験できました!皆さんも、ぜひ挑戦してみませんか?

【基本情報】

住所:長野県南佐久郡佐久穂町上 電話:090-4821-5200 営業期間:2018年6月1日〜11月10日 料金:800円/1人 公式はこちら:北八ヶ岳双子池ヒュッテ


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