スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT)アイテムまとめ！互換テーブルも紹介

スノーピークのIGTとは、「Iron Grill Table (アイアングリルテーブル)」の略称で、アウトドア用品メーカーであるスノーピークが製造・販売しているキャンプ用のテーブルです。 IGTは、鉄製のフレームに木製の天板を組み合わせ、バーナーを組み込むことでキャンプやアウトドアでの調理に最適なデザインとなっています。また、安定感のあるIGTはキッチンテーブルやダイニングテーブル、カウンターテーブルなど変幻自在。多彩なパーツから自分の好みのスタイルを確立でき、多くのアウトドア愛好家に人気があります。

IGTの魅力は、スノーピークの高機能で洗練されたデザインのテーブルが自分のオリジナルにカスタムできるところ。パーツを自在に組み立て、無限に拡張していけます。

IGTはテーブルのフレームにオプションを入れていくことで完成します。オプションは1ユニットや2ユニットなどの「ユニット数」で表示され、フレームによって入れられるユニット数が決まっています。例えば、3ユニットタイプのテーブルフレームなら、2ユニットのアイテムと1ユニットのアイテムの2つか、1ユニットのアイテムを3つなど、大きさに応じたオプションを入れられます。 IGTで特に注目するのが、多彩なユニットオプション。家庭用のようなコンロ(ワンバーナー)、ツーバーナー、バーベキューコンロ、まな板、調味料ボックスなど、その数は圧巻です。バーベキュースタイルや鍋を使ったロースタイルなど、さまざまなオプションを入れていけば自由自在にカスタマイズできます。細かいにニーズにも対応し、痒いところに手が届くキッチンテーブルです。

IGTフレームと組み合わせるのはユニットだけでなく、テーブルの高さも30cm・40cm・66cm・83cmの4種類から選択できます。キッチンスタイルに合わせて選べ、自分のキャンプスタイルに応じた使い方が可能。 ベストスタイル一覧

• 30cm：グランドスタイル（お座敷スタイル）
• 40cm：ロースタイル（ローチェアに座るスタイル）
• 66cm：ミドルスタイル（ハイチェアに座るスタイル）
• 83cm：スタンディングスタイル（立ち作業スタイル）

脚の長さを変えられると「あのキッチンテーブルが気になるけど、わが家のスタイルに合わない」ということも起こりません。使いやすい高さで、好みのテーブルを楽しめます。

オプションとして、サイズや形の異なるテーブルも多数販売しています。連結することで、食材の下準備を行う調理スペースの拡張できたり、キッチンやダイニングスペースをシームレスにつくることも！バーベキューや鍋などは加熱しながら食事できるダイニングキッチンスタイルに挑戦したい方、必見です。 直線だけでなく、「く」の字型や「コ」の字型といったコーナーテーブルもあるので、おしゃれなダイニングキッチンも作成できます。

IGTはオリジナルレイアウトがつくりやすいシリーズ。しかし種類が多く「どのように選べばいいかわからない」「何からそろえるの？」という悩みも。そこで、ここからはIGTを選ぶ手順を紹介していきます。 記事の順番通りに選んでいけば、自ずとキャンプサイトにぴったりなレイアウトに仕上がっていくので、順を追って確認してみてください。

IGTを組み立てる上で一番最初に選ぶのが、IGTテーブルの長さを決めるフレーム。IGTのフレームは、2023年3月現在「IGTフレーム」と「IGTフレームロング」の2種類です。「IGTフレーム」はユニット数が3つ、「IGTフレームロング」のユニット数は4つになっており、好きな長さを選べます。販売当初はユニット数が2つのショートサイズもありましたが、現在では生産を終了し2種類から選ぶようになっています。 ユニット数が増えるほど中に入れられる燃焼器具や作業天板が増え、テーブル内でのバリエーションが豊富に。また、脚と天板がセットになったテーブルタイプと組み合わせも良いでしょう。目安としては、ソロやデュオは通常サイズのIGTフレーム、ファミリーやグループ、キャンプ料理に力を入れている方にはロングサイズがおすすめです。

フレームを選んだら次は、高さを決める脚の長さです。自分のキャンプサイトを、ロースタイルにするのかハイスタイルにするのかで、脚の長さを選びましょう。上でも紹介した通り、IGTシリーズには4種類の高さからチョイスできます。お座敷スタイルなら30cm、ロースタイルなら40cm、ハイスタイルなら66cm、スタンディングスタイルなら83cmが目安です。 まずメインになる高さを選び、ほかの高さを組み合わせながらレイアウトしていくといいでしょう。例えば、66cmと83cmを組み合わせておしゃれなカウンターをつくったり、リビングテーブルをお座敷スタイルの30cmにして、調理用テーブルを少し高い40cmでそろえるのもありです。 もちろん全て同じ高さでそろえてもOK。特に、83cmの高さで調理ができるキッチンテーブルは他社メーカーを見ても少ないので、立って調理するスタイルを選びたい方にはおすすめです。高さが変わるだけでキャンプサイトの印象は大きく変わるので、チェアや他のギアとの相性も考えながらテーブルの高さを選びましょう。

ここからはテーブルの中身をカスタム。IGTのメイン用途であるバーナーやグリルを選びます。バーナーやグリルは、つくりたい料理や人数に応じた大きさを選びましょう。少人数ならシングルバーナー、大人数ならツーバーナーなどバーナーの数にも注目。 また、シングルバーナーでもグリルバーナーを組み合わせれば、調理の幅も広がります。まずは、フラットバーナーだけ装備するシンプルスタイルで、後から必要に応じてプラスしていくのもあり。初心者の方は、メインバーナーを初めに選んでみるといいでしょう。

バーナーが決まれば次は天板です。加えて隙間収納を叶えるボックスやユニットも入れていけば、作業スペースが完成！ステンレスやウッドの2種類の素材から選べ、大きさもさまざまなので、スタイルにあったアイテムを選びましょう。 見た目で選ぶ場合、スタイリッシュに見せたいならステンレス、柔らかいカントリーな雰囲気を作り出したいならウッドがおすすめです。ダッチオーブンなどを使う場合は、ステンレスの方が扱いやすいでしょう。

IGTは拡張テーブルを使うことで、テーブル同士を連結できます。フレームを軸に、テーブルやサイドテーブルを使って、どこまででもダイニングキッチンのスペースを拡張していくことが可能です。 テーブルのオプションにはさまざまな形があるので、どの部分にどのように組み合わせれば自分の理想に近づくのか考えながら選ぶのがポイントです。

IGTには、上で紹介したもの以外にも便利なツールがたくさんあります。自分が必要と感じた箇所にプラスしていけば、使い勝手は抜群。テーブル下にハンギングできるラックフレームやコンロを守る風防など、あると便利なアイテムが満載です。 中でも注目なのが、テーブルをカスタマイズできる新システム「テーブルトップアーキテクト(TTA)」。空間を立体的に形成でき、テーブル周りをスッキリと整理するのに役立ちます。

IGTには脚や天板が備わったテーブルタイプもあります。IGTのフレームと同じように天板を外したり、ずらしたりでき、バーナーを入れ込むことが可能。単体でも使いやすいタイプですが、ユニットフレームと組み合わせて使うことで、よりレイアウトの幅が広がるのでチェックしておきましょう。

お気に入りのテーブルを用意した後に気になるのが、テーブルに合ったチェア選びです。同じメーカーでそろえると統一感を出せるので、テーブルの高さにあったぴったりのスノーピークチェアを紹介します。

IGTを持ち運ぶ際には収納ケースは必須。大きなフレームやたくさんの脚を持ち運ぶのは大変なので、必要に応じた大きさの収納ケースを用意しておくといいでしょう。収納ケースをそろえておくと、ひと目でテーブルとわかるので組み立てるときにも便利です。

大人気のスノーピークIGTシリーズですが、他のメーカーからもIGTと一緒に使えるテーブルが販売されています。今回はその中でも人気の高いフラットバーナーがぴったり収まる、IGT規格ユニット（36×25cm）のパネルに対応した互換性のある商品を紹介します。 「スノーピークで全てそろえるのは大変」「売り切れていて手に入らない」という方は、ほかのメーカーもチェックしてみましょう！

ここからは使う人に応じたテーブルレイアウトを紹介します。IGTにはさまざまなカスタム方法があるので、今回紹介するのはほんの一例ですが、参考にしてみてください。

コンロを中央に持ってくるスタイル。スライドトップロングハーフ竹をつけることで、テーブル全体を広く使えて人数の多いキャンプにぴったりです。お鍋など大きな調理器具を中央で調理しながら、出来立ての料理をお皿によそうことが可能。ご飯を待ちきれない子どももすぐに食べられます。

1人で調理しながら食べるスタイルがぴったりのソロカスタム。2ユニットをバーナーにしても、残りの1ユニットとフレームにコップや食器、カトラリーを置くスペースはあるので、普通のテーブルとして使用できます。テーブルにバーナーを組み込むことで、調理器具そのままをお皿にして食べることも可能。シェラカップで調理する方や、焼いたものをそのまま食べることが多い方など、シンプルな調理スタイルが好みの方におすすめです。

キッチンテーブルとダイニングテーブルをつなげたタイプ。鋭角状に配置することでスペースを有効活用できます。コーナー部分を外せば別テーブルとして使用できるため、レイアウトを変えたいときにもぴったりです。

■使用例1. ロースタイルのソロ向け

• フレームのサイズ：通常
• 脚の高さ：40cm
• バーナー・グリル：リフトアップBBQ-BOX

■使用例2. お座敷スタイルのファミリー向け

• フレームのサイズ：ロング
• 脚の高さ：30cm
• バーナー・グリル：ギガパワーツーバーナースタンダード、ギガパワープレートバーナーLI

■使用例3. スタンディングスタイルのグループ向け

• フレームのサイズ：通常
• 脚の高さ：83cm
• バーナー・グリル：IGTシステムBBQBOX焼武者、ギガパワープレートバーナーLI
• その他アイテム：マナイタセットL

自分にぴったりのダイニングをカスタマイズできるというDIY精神にあふれたシリーズIGT（アイアングリルテーブル）を紹介しました。自分のキャンプスタイルに向き合い、ぴったりのキッチンをつくれるのは、考えただけでもワクワクしてきます！今回の記事を参考に、しっかり計画を立ててぜひ使ってみてください。