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大倉と表丹沢県民の森の分岐点標識

丹沢でハイキングしよう♡オススメの山は鍋割山!

神奈川県の丹沢で人気の山といえば、鍋割山です。ブナの林の中の山歩きはもちろんのこと、鍋割山荘の鍋焼きうどんも有名ですね。初心者向けのコースや登山の際の注意点など、鍋割山について丸わかり!鍋割山の魅力について、たっぷりとお伝えします。

鍋割山ってどんな山?

鍋割山の標高は、1,272m。丹沢の南部にある鍋割山は丹沢大山国立公園に含まれています。アクセスもしやすいため、人気ですよ。ブナ林が多いのが特徴で、春は新緑やツツジ、秋は紅葉を楽しめます。登山に適している時期は、4月~5月下旬、9月下旬~11月中旬。四季折々で、丹沢の豊かな自然を満喫できるでしょう。

交通アクセス

■公共交通機関利用の場合 丹沢フリーパスだと小田急線の往復切符とバスの切符がセットさらに乗り降り自由でお得 新宿駅~渋沢駅:小田急線 渋沢駅~大倉駅:神奈川中央交通バス(1時間に2~3本の運行) ■車の場合 大倉駅に駐車場あり

初心者にオススメのルート

整備された登山道だと、歩きやすいし初心者でも安心。登山途中に景色を楽しめるルートだと、なお嬉しいですよね。そこで、この王道ルートをオススメします!
コース:大倉~西山林道~二股~後沢乗越~鍋割山~小丸~二股~大倉 コースタイム:登り3時間半、下り2時間15分、計6時間15分
渋沢駅から約15分で、大倉バス停着。大倉には、トイレや登山届ポストがあります。塔ノ岳に向かうルートと鍋割山に向かうルートがあるので、間違えないように気を付けましょう。標識で確認してから出発してくださいね。沢沿いの西山林道を進みます。若干傾斜はありますが、なだらかな道なので、歩きやすいですよ。
バス停から約1時間半で、広めの広場がある二股着。ここから本格的な登りになります。森林帯の急登をひたすら登っていきましょう。登りきって視界が開けたところが、後沢乗越です。ここで、ちょっとひとやすみ。
この先は、慎重に両側が切れた尾根を登ります。下山する人とすれ違うときも、慌てずに。後沢乗越から、約80分で待ちに待った鍋割山山頂に着きます。山頂からは、晴れていると富士山や表丹沢、西丹沢の山並みを望むこともできるのでお楽しみに!
山頂の鍋割山荘で、名物の鍋焼うどん(1,000円)はいかが?思ったよりもボリュームがあり、具もたくさん。疲れた体にしみわたり、身も心もぽっかぽか。これを楽しみに、鍋割山を訪れる人も多いとか。そして鍋割山からの下りは、行きと同じルートを戻ります。後沢乗越からの急な下りがきつく感じられますが、ファイト!

鍋割山登山を楽にしたいとき

登山を少しでも楽にするためには、行動時間を短くするのも一つの方法です。具体的にどうするのかというと、大倉バス停から二股手前にある県民の森ゲートまで、タクシーを使用してみてはいかがでしょう? タクシーを降車してから、二股までは徒歩で約30分です。タクシー代を少々奮発することにはなりますが、だいぶ時間を短縮できます。その分体力も温存できるので、時間に余裕持って行動したい方にはオススメ!
また、鍋割山荘に一泊して、丹沢を満喫するのもいいですね。ただし平日の宿泊はできないので、気を付けてください。宿泊は、土曜日または連休中のみ(休日の最終日をのぞく)です。鍋焼きうどんなど食事のみがお目当てのときは、オーダーが14時で終了なので、遅くとも13時半には鍋割山荘に着いているようにしたいですね。

鍋割山登山の注意点

ハイシーズンの週末や連休時は、かなり混んで、長蛇の列ができることも。可能ならば、平日に行く方がのんびり静かな山歩きを楽しめますよ。そして、鍋割山荘でトイレを使用することはできますが、使用した紙は持ち帰りが原則。ゴミ袋を多めに持参しましょう。

ヤマビルに要注意

最近鍋割山でも増えているのが、ヤマビル。西山林道で出没することがあるので、要注意です。特に6~8月は、ヤマビルが多いので気を付けてください。足下から上がってくることが多いですが、ときに木の枝から落ちてくることもあるとか。 ヤマビルは赤褐色で体長2~5 ㎝、背中に3本の黒い縦筋があるのが特徴で、吸血されても痛くありません。ただ、それでほうっておくと2週間ほどで卵を産んでしまい、さらに増えることに。ヤマビルに気づいた時点で、虫よけスプレーまたは塩をかけて退治しましょう。塩はヤマビル警告標識のあたりに、おいてあるようです。 落ち葉の積もっているところや草の生い茂ったところにヤマビルがいる可能性があるため、できるだけ道の真ん中を歩くこと。

おわりに

鍋割山は、難易度は低いものの歩きごたえはあります。ルートをどれにするかによって、また山小屋に泊まるかどうかで、行動時間も変わるので、自分に最適のルートを選んでみてください。 何よりブナ林の中を登っていると清々しくてリフレッシュできるし、展望も楽しめてと山の楽しみを味わえるはず。鍋割山をきっかけに、丹沢のいろんな山にもトライしてみてくださいね。

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