奥多摩でハイキングしたい！気になる山③『御前山』

花の百名山でもあり、奥多摩三山でもある山で、標高は1405ｍ。一年を通して人気が高い山です。特に春はカタクリの花を見ようと多くの登山客が訪れます。遠くから見た山容が美しいと言われており、存在感もバッチリ！

JR中央線 新宿駅～立川駅 JR青梅線 立川駅～奥多摩駅 奥多摩～境橋 奥多摩湖行きのバスで約15分

登山口に無料駐車場あり (小型約150台、大型も可)

御前山のコースにはいくつかありますが、おすすめは境橋から栃寄沢沿いを木橋で渡りながら歩いて、栃ノ寄大滝をみて、体験の森を登る栃寄コース。道は整備されているので、歩きやすいですよ。

コース：奥多摩駅～境橋～栃寄～栃寄ノ大滝～御前山～惣岳山～奥多摩湖~奥多摩駅 コースタイム：約5時間 境橋でバスを下車したら、左側が崖になっている林道を20分ほど登っていきます。その途中に御前山登山口があり、栃寄沢沿いを何回か木橋で渡ります。手すりがない橋なのでゆっくりと。木の橋は10ヶ所以上ありますが、慣れてくると大丈夫ですよ。

高度を稼いでいくと、徐々に険しくなり、手に二つの大きな岩に隠れた滝やワサビ田などが現れます。沢を離れたあたりから岩の道になり、左に栃寄ノ大滝が見えてきます。滝を見ながら通過して、階段を登りきると林道に到着。そこが体験の森入口です。

この体験の森は分岐がややわかりづらいので、登山道御前山の表示を見落とさないようにしましょう。そして登山道にまた入り、林道から離れると急坂に。どんどん登ると、カラマツの広場や湧水の広場への分岐があります。緩やかな道になると左手に大岳山が見えてきて、御前山避難小屋に到着。ここはトイレもきれいなので、ひと休みしていきましょう。 この小屋からすぐに十字路に出るので、御前山方面の右へ進みます。間違って左へ下ってしまうと、鋸山に向かうので要注意。十字路から丸太の階段を約10分登ると、待ちにまった御前山(1405ｍ)の山頂です！

山頂は広くて、ベンチがあるのでここでひと休みしましょう。カタクリの花もあちらこちらに咲いているので、探してみてくださいね。展望はあまり期待できないですが、山頂から少し西にいくと南側に富士山を望むことができますよ。

惣岳山へは、急な下りです。約15分なのでここでひと頑張り！ここから、奥多摩湖へ下る尾根道をしばらく歩きます。ラストはロープ付きの急坂をひたすら下るので、疲れてきた足にはちょっとキツく感じるかも？

雨が降っていると滑りやすい箇所がいくつかあるので、気を付けて。徐々に奥多摩湖が見えてきます。小河内ダムの上を歩いたら終了！バスに乗って奥多摩駅に向かいます。

体験の森は、御前山の山懐にある奥多摩都民の森の施設です。自然に親しむレクリエーション活動を行う奥多摩都民の森の主な施設は、体験の森と栃寄森の家。森を感じるプログラムが充実しており、宿泊施設の栃寄森の家に一泊するのもおすすめ。 森林ボランティアクラブや会員制登山クラブ、渓流釣りイベントなど、アウトドアが好きな人ならば興味あるイベントが盛りだくさん！まずは、御前山登山で、体験の森がどんなところか肌で感じてみてください。

そして、下山後のお楽しみは、やっぱり温泉！時間があったら、奥多摩駅から徒歩10分のもえぎの湯に立ち寄りませんか？ここは、日本最後の地層といわれる古生層から湧き出る奥多摩温泉の源泉100％の温泉です。露天風呂につかりながら奥多摩の山々を眺めると、時間も忘れてしまいそうなほどリラックス。 その他にも内湯や足湯があるので、全身しっとりすべすべのお肌に。足湯は、足先の血行循環が改善されるので、冷え性の方におすすめですよ。 お風呂から出たら、マッサージチェアで体をほぐしたり、お食事処で食事やビールはいかが？おそばやうどん、奥多摩川魚の塩焼きや奥多摩わさび漬けとビールの相性は最高！ 【基本情報】 名称：奥多摩温泉 もえぎの湯 所在地：東京都西多摩郡奥多摩町氷川119－1 ℡：0428-82-7770 営業時間：9:30~20:00 受付終了：19:00 駐車場：あり (普通車40台収容) 定休日：月曜日※月曜が祝日の場合は翌日 HPはこちら：奥多摩温泉 もえぎの湯

御前山の一番の見どころは、やはりカタクリでしょう。花の百名山であるだけに、可憐なカタクリをしっかりと堪能したいですね。沢や滝も楽しめ、富士山を眺めることもできるし、下山後には温泉を満喫。ハイキングの楽しみを凝縮したコースが多いのが奥多摩なのです。週末にでも、早速奥多摩に行ってみませんか？