秋のぶらり「高尾山デート」♡ 紅葉、高尾山温泉、さる園まで楽しみ方満載!
高尾山で静かな山歩きを楽しむならこのルート!いつもと違うハイキングを満喫してみよう
2020.04.20ライフスタイル
高尾山といえば、ハイキングの定番。でも何度も行っているし、いつも同じコースでワンパターンになりがち…という方が多いのでは?いつもと違うハイキングを満喫したい方に、オススメなのが城山経由で高尾山に向かうコース。コースの詳細と魅力をあわせてご紹介します。
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
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高尾山のオススメのコースって?
せっかくハイキングするなら、静かに山歩きを楽しみたいもの。そこで、筆者が実際に高尾山に行き、オススメのコースを辿ってきました!
【コース】高尾駅~小仏方面のバスにて日影下車~城山~高尾山駅
JR中央線の高尾駅から小仏行きのバスに乗車。1時間に1本しかないので、乗り遅れないように。日影バス停で下車したら、車道を数分歩き日影沢沿いの林道に入ります。右手に沢を見て、涼しげな音に耳を傾けながら、林道を進んでいくと、日影沢園地着。ここは分岐点で、左にいくと高尾山方面ですが、今回はそのまま林道を進んでいきます。歩きやすい道なので、登山初心者でも大丈夫。
しばらくは、日影沿いを登っていきます。管理小屋を過ぎたあたりから若干坂は急になりますが、幅が広く歩きやすい道なので、一定のペースで歩けば疲れにくいでしょう。木々の間から聞こえる鳥の鳴き声が、足取りを軽やかにしてくれます。
車止めゲートを通過すると、左手に一気に視界が開け、振り返ると、歩いてきた道がよく見えます。天気のいいときは、高尾山もよく見えますよ。爽やかな風が吹き抜け、心地よいひとときです。
左右にカーブしながら進み、パラボナアンテナが見えてきたら城山山頂までもう少し。こまめな水分補給も、忘れずに。
城山山頂は標高670m。とっても広くベンチやテーブルも多いので、休憩スポットにぴったり。高尾山の方から来た登山客も多く、ほどよく賑やかです。城山茶屋で名物のなめこ汁やかき氷などはいかがですか?
もちろん景色も堪能してくださいね。富士山や相模湖、高尾山を一望したら、いよいよ高尾山に向かいます。木の階段や砂利道の下りが続きますが、整備された道なのでゆっくりと下れば問題ありません。
ベンチやテーブルがある一丁平から、さらに少し下り大垂水峠への分岐を通過。この後は、もみじ台への木の階段を黙々と登り、最後にひと踏ん張りしたら高尾山大見晴園地着。高尾山山頂になると、一気ににぎやかになり遠足の子供たちや外国人観光客も。
山頂には、高尾ビジターセンターもあるので、高尾山の自然環境や歴史について知ることもできますよ。平成27年4月にリニュアールし、館内の展示も一新しました。予約なしで参加できるプログラムもあるので、興味のある方は問い合わせしてみてくださいね。
土日は売店もかなり混雑しますが、この日は平日ということもあり待つことなくおそばをいただくことができました。
ひと休みした後は、4号路経由で下山のコースを。丸太の階段を降り、4号路を下っていきます。吊橋のみやま橋を渡りますが、さほど高いところでもないのでご安心ください。新緑の中、吊り橋を渡るのは、とても清々しく気持ちいい!
その後平坦な道を歩き、浄心門から1号路に合流。高尾山口に向かって歩いてもいいし、リフトやケーブルカーで降りてもいいし、お好きな方で。
このコースで気を付けたいこと
コースの中には日陰のところも多いですが、日当たりがいいところも多数。帽子は必須アイテム、紫外線対策は忘れずに。階段が続くことも多いので、トレッキングポールがあると疲れも軽減でき一つ持っておくと便利です。
また下山時に4号路を通るとき、若干道が狭いところが続くことがあります。道は悪くないのですが、疲れがたまってくると転びやすくなるので要注意。特に雨が降った後は、滑りやすくなる箇所もあるので、階段があるところは脇を歩くのではなく、階段を利用するようにしましょう。そうすることが、高尾山の草花を守ることにも繋がるのです。
高尾山のいろんな楽しみ方
このコースのほかにも、高尾山にはいろんなコースがあります。気軽にハイキングしてみたい方は、観光コースにもなっている1号路や山頂周辺をぐるりと一周できる5号路がおすすめ。もうちょっと登山気分を味わいたい方は、深い緑の森が続く山道の3号路やブナやイヌブナなどの落葉広葉樹が美しい4号路はいかが?
本格登山にトライしたいなら、川沿いの谷合いを歩く6号路、山頂付近からスギ・ヒノキの森を抜ける尾根道の稲荷山コースがぴったり。これらのコースは体力を要するので、体力にある程度自信がある方に!
おわりに
高尾駅から小仏方面のバスに乗る人はかなり多かったものの、日影駅で下車する人はわずか。この道であっている?と思うくらい、高尾山頂までほとんど人に会うこともなく、ほぼ山を貸切状態で、静かな山歩きを満喫できました。城山経由で高尾山に向かうこのコースはおすすめです!
いつもの高尾山も、ちょっとコースを変えるだけで全く違う風景が見えるもの。一年を通じて、様々な表情を見せてくれるので、何度いっても飽きることはありません。遠くの山に行かなくても、こんなに身近にパワースポットがあるのですから、週末にでもぜひ行ってみませんか?
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