新たな火種「タケノコテント」がDODから登場!きのこたけのこ戦争の惨劇がキャンプ界にも。
DODより2017年、タケノコテントが登場。お菓子界のきのこたけのこ戦争が飛び火したことを思わせるような、タケノコテントに詰まったこだわりを開発者の方に実際に聞いてみました。タケノコテント各所に散らされた開発者の思いを解説します。
"日本国最大級の内戦"きのこたけのこ戦争
みなさんは「きのこたけのこ戦争」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
きのこたけのこ戦争とは、1980年から現在にかけて、チョコレート分離主義・ハンマー族・ビスケット派を中心とするきのこの山陣営と、チョコレート混合主義・ドリル族・クッキー派を中心とするたけのこの里陣営との間で戦われている日本国最大級の内戦。
1979年にたけのこの里が発足して以来、翌80年ごろから小規模な派閥戦争が国内各地で頻発していたが、21世紀前後のインターネット普及により、戦火は瞬く間に日本全土へと拡大した。
明治製菓が販売する「
きのこの山」と「
たけのこの里」は大人気の国民的お菓子ですが、大人気であるがゆえにそれぞれのファンの熱量は高く、きのこの山ファンの
きのこ派とたけのこの里ファンの
たけのこ派に分かれて、日々どちらがおいしいかの論争が行われています。
Twitterでは「
#きのこたけのこ戦争」というようなハッシュタグまで存在し、激しい論争が。
「持つ部分があったほうが食べやすい。」や「クッキーのサクサクしている方がお菓子として有能。」など各派閥の意見が飛び合っています。
そんな「きのこたけのこ戦争」がお菓子界で繰り広げられる中、キャンプ界ではあらたな論争の火種となりうるような製品が2017年発売された、という情報が。
きのこ派たけのこ派の争いがキャンプ界へも飛び火!?
そんな新たな火種となりうる製品を発売したのがDOD。2016年には「カマボコテント」を発売して売り切れの嵐を呼んだりと、個性的ながら革新的なアイテムを続々と開発するブランドです。
個性的なアイテム勢揃い!DODのアイテムはこちらでチェック!▼
大人気となったカマボコテントはこちらでおさらい!▼
DOD タケノコテント
どこかあのお菓子にも似ている形をしたテント。その名も「タケノコテント」!ド直球のネーミングです。
開発コンセプトは「食べるのも寝るのも同じ部屋で行う、大きなワンルームみたいなテント」だそう。
なんでタケノコテントが生まれたの!?開発者に聞いてみた
たけのこの里派の方は「タケノコテント」という名前を聞いた瞬間からこのテントの特徴をもっと知りたいと思っていることでしょう。もちろんきのこの山派の方も敵情視察は大事。きっとタケノコテントのことをもっと知りたいと思っていることでしょう。
もっとタケノコテントについて知りたい方のために、今回はタケノコテントの開発者、DOD社員の方に実際にタケノコテントについて聞いてきました!
だらだらと快適に過ごせるテントを追い求めたらタケノコテントになった
−いきなりですが、どうして「タケノコテント」なんてつくっちゃったんですか?
もともと「快適に過ごせるワンルームを作りたい!」と思っていたんです。
現在キャンプの主流は、テントとタープを別々に張るか、カマボコテントのように2ルームテントを張るかで、どちらもリビングと寝室が別というスタイルが当たり前になっています。
それはそれで良いのですが、もっとダラダラと、例えば「一人暮らしの友達の家で宅飲みをして、そのまま酔っ払って同じ部屋で寝てしまう」ようなユル〜いスタイルがあっても良いのでは?というのがタケノコテント開発のきっかけです。
カマボコとタケノコ、どちらも大型でタープがいらないテントという点は共通していますが、キャンプスタイルは全く異なります。髪型で言うと、シチサンとドレッドくらい違います(笑)
−(苦笑) そこからこのデザインはどのように?
「快適に過ごせるワンルームを作りたい」という最初の目的を踏まえ、快適に過ごせるための広い内部空間と収納のコンパクト性を両立させると、ワンポール構造をベースにした形がベストという結論に至りました。
快適に過ごすために内部の空間にもこだわりました。ポリコットンの屋根と360度メッシュにより、夏は涼しく、冬は結露を防いで暖かく快適に過ごせます。海外のベル型テントと異なり、サイドポールを入れているので、同サイズのベル型テントよりも圧迫感がなく、それでいて設営面積は小さくできるデザインにしました。
−そこが他のテントにないタケノコテントの強みになっているんですね!
小さな子どものいる家族にも使ってほしい
−タケノコテントはどんな方に使ってもらいたいですか?
やはりダラダラと過ごしたい人ですね(笑)。リビングと寝室と分けずに使えるのはだらだらとキャンプを楽しみたい方にはぴったりです。
あとは私自身もそうなんですが、まだハイハイしているような赤ちゃんがいる方にもおすすめです。
なぜかと言うと、ハイハイ状態の赤ちゃんをキャンプに連れていくと必然的に誰かがずっと抱っこしているか、テントの寝室部分に閉じ込めておくことになってしまいます。ずっと抱っこしているのは大変ですし、寝室部分に閉じ込めておくのはかわいそうです。
タケノコテントをすべてフロア付き状態で使えば、家のように赤ちゃんも同じ空間でキャンプを楽しむことができるんです。
「タケノコテント」で割れる社内
−開発で大変だったことなどありますか?
社内で一番意見が割れたのはネーミングです。カマボコテントに対抗するテントをつくりたかったので、同じようなキャッチーで覚えやすい名前にしたいと思っていました。
難しかったのはカマボコテントと異なり、似たような形状のものがあまりなかったことですね。タケノコ以外にもエンピツテントなどの他案もあったのですが、カマボコテントと同じく食べ物の名前が良い、という理由で「タケノコテント」に決まりました。お菓子の「きのこの山VSたけのこの里」のように、「カマボコVSタケノコ」という楽しい論争が巻き起こることが理想ですね。
−ちなみに開発者様は、どちら派ですか・・・?
カマボコもタケノコも開発しているので、開発者・生みの親としては、どちらも我が子のようにかわいいのですが、最近は子供が小さいのでタケノコを愛用しています。
タケノコテントが出るならやはり・・・?
−お菓子のきのこたけのこ論争を意識していて、タケノコテントをリリースしたということはやはり次は・・・?
ちょうど来年に向けて「シイタケテント」を検討しています!ポール部分が木でできており、シイタケを栽培できるようになっています(笑)
※まだ検討段階です。発売しない可能性もあります。画像はイメージです。
知れば知る程タケノコ派に!?タケノコテントの特徴は?
タケノコ各所に見える開発者のこだわり
「食べたいときに食べて、寝たいときに寝る」
多くの日本人に馴染みのある、まさに和室のようなリラックス空間。DODは「裸足型ワンルーム」というキャンプスタイルをタケノコテントで表現。だらだら過ごすために、快適な空間へのこだわりがテント各所に見ることができます。
8面すべての壁にメッシュパネルを採用、屋根にはポリコットンの生地を使用することで快適な通気性を実現しています。メインポールの他に長めのサイドポールを使用することで、ベル型テントに感じる室内の圧迫感が解消されました。室内は思う存分くつろげつ空間にデザインされています。
先日に同じくDODから発表された新製品、ワンポールテントテーブルとリモコンUFOライトを覚えているでしょうか?
2017年に新発売されたワンポールテント内で使用することができるDODの丸テーブルです。
【hinataのおすすめポイント】
・ワンポールテントでも使用できる
DOD リモコンUFOライト
同じく2017年に発売されたワンポールテント内で使用することができるDODのLEDライトです。
こちらの2製品はまさにタケノコテント発表への伏線!中には気づいた方もいるようですが、DODのこのような遊び心にはワクワクしますね。言わばタケノコテントのためのアイテムですので、ぜひ一緒に使ってください。
テーブルは邪魔になりがちなワンポール周辺をうまく使うことのできるアイテムですし、UFOライトは高い位置からテント内を明るく照らしてくれる便利なアイテムです!
タケノコテント内で使えるグッズ
バッグインベッドはその名のと通りバッグに収納できるくらい収納サイズが小さいコットです。コットを使わない時は畳んでおくなどすれば1ルームでもスペースを有効活用でるのでタケノコテントとも合います。
【hinataおすすめポイント】
・収納サイズが小さく持ち運びやすい
キャンプにラグジュアリー感をもたらす高機能チェア。チェアには丸洗いできるクッションカバーが付属しているのでタケノコテントの室内で仕様すれば自宅のリビングのような空間を作れます。
【hinataおすすめポイント】
・ふかふかなクッションカバー付き
・コンパクトに折り畳める
女子会だってたまにはだらだらしたい!
女子力が集結する女子会もたまには気の許し合う友だち同士でだらだらしてみてはいかがでしょうか?タケノコテントならグランピングのようなおしゃれなテントサイトを演出することもできますし、肩を張ることなくアウトドアを思いきりだらだら過ごすこともできます。おしゃれ×だらだらな、新しいキャンプスタイルをタケノコテントで演出してみませんか?
あなたはどっち派!?
知れば知る程使いたくなってくるタケノコテント、筆者も使いたくなってきました。余暇を楽しむキャンプだからこそだらだら過ごせるのは大きな魅力です。ぜひタケノコテントを体験してみて、カマボコタケノコ論争を楽しみましょう!