ソーラークッカーでエコ料理を！自作方法やおすすめ商品も紹介

ソーラークッカーは、太陽光の熱だけを利用して料理するクッカーです。燃料は不要なので、お財布にも環境にもやさしいアイテム！通常の調理よりは時間がかかりますが、今までとは違った形で料理を楽しむことができます。 ソーラークッカーは太陽の下で活動するキャンプ―ンにもぴったり。脱炭素を目指したエコなキャンプをしたい方や子どもの自由研究にもおすすめです。太陽さえあれば使えるので、防災グッズとしても活躍しますよ。

太陽光は物に吸収されると熱に変わる性質を持ちます。ソーラークッカーは反射板を使って太陽光を一カ所に集め、その熱を利用して調理をします。光を集める面積が大きいほどたくさんのエネルギーが集まる仕組みです。 また、大きな反射板があれば逃げようとする熱もキャッチできるため、熱を有効に使えます。「熱となる太陽光を集める」「生じた熱を効率良く使う」ソーラークッカーはこの2つの原理で太陽光のみで調理することを可能にしています。

やはり太陽光だけで料理できるなんて、疑わしいですよね？ただ、本当に太陽光だけで料理できちゃうのがソーラークッカーなんです！しっかり太陽が出ていれば、ガスコンロの弱火と同じほどの火力をキープできるので、お湯を沸かす、玉子を焼くなどの簡単な調理はもちろん、パンやケーキも焼けちゃいます。 ただし太陽光を利用するため、やはり天候には左右されます。最初は晴れていても、途中で曇ってしまってうまくできなかった！なんてことも。ソーラークッカーは低温でも失敗しにくいスープや、じっくり時間をかけられる煮込み料理に向いています。

太陽光を効率良く集めるには、太陽に合わせて反射板の位置を動かす必要があります。時間ごとに少しずつ動かすのがいちばん効果的ですが、手間を省きたい場合は太陽の動きを予測してあらかじめ動かしておきましょう。 また、使う鍋は熱を吸収しやすい黒いものがおすすめです。なければ鍋を黒いアルミホイルで包んでもOK。さらに、熱に強いポリ袋などで包めば熱が逃げにくくなり、調理効率がアップします。調理後の鍋は熱くなるので、鍋つかみや軍手があると安心です。

ソーラークッカーの種類は主に4種類です。ここでは種類ごとの特徴とおすすめ商品を紹介します。

パラボラ型は、その名の通りパラボラアンテナのようなお椀型のソーラークッカーです。凹面鏡を利用しており、短時間で熱が得られます。高温になるため安全管理に気を付ける必要がありますが、スピーディに調理できます！

海外でよく使われているスタンダードなモデル。パネルの真ん中に箱型の空間があり、その中に鍋を入れて調理します。安定感があるので倒れてたり飛ばされたりする心配もありません。

パネル型は組み立てがとっても簡単！シンプルな構造で低価格なものが多く、試しにソーラークッカーを使ってみたいという方にもおすすめです。パネル状の反射材を使用して光を集めます。

太陽光の力と人間の技術が詰まった最新型！保温性が高いため、曇りがちの天気でも使える優秀なアイテムです。デザインもスタイリッシュなので、キャンプサイトをおしゃれに演出してくれます。

ソーラークッカーを使ってみたいけど「値段が高くて躊躇してしまう」「あまり使わなそう」と考える方も多いですよね。実は、ソーラークッカーは簡単に手づくりできるんです。コストを抑えられる、好きなサイズにできる、と魅力もたくさん！特別な器具もいらないので、子どもでも安全につくれます。

100円ショップのアイテムを使ったソーラークッカーのつくり方を紹介します。材料費500～600円ほどでできるので試しに使ってみたい！という方にもぴったりです。 【材料・道具】

• アルミのレンジガード
• ガムテープ
• 目玉クリップ
• 黒いアルミホイル
• ポリ袋
• ステンレスの鍋敷き(足付き)

【ソーラークッカーのつくり方】

1. レンジパネルを壁3面と底面が作れるように折り、目玉クリップで留める。3面の壁は光を集めやすいように、扇状に広げる。
2. 調理器具に黒いアルミホイルを巻いて、その上からポリ袋を被せる。
3. レンジパネルの底に鍋敷きを置き、調理器具を乗せる。

DIYが苦手な方は、ダンボール製のソーラークッカーもおすすめです。簡単に組み立てられる上に、とても軽いので気軽に使えますよ。

燃料が必要ないエコなクッキング、興味が湧きましたか？楽しみながら学べて、災害時にも役に立つソーラークッカー。一家に一台あると安心です！ぜひ家族や友達と一緒に、のんびりとした太陽光クッキングを楽しんではいかがでしょうか？