【今日のキャンプ用語辞典】今さら聞けない「パーコレーター」とは?
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
キャンプでコーヒーを楽しむための入れ方3選+a
キャンプでおいしいコーヒーを淹れるための主な方法は大きく分けて、ドリップ、パーコレーター、インスタントの3つに分けることができます。インスタントの淹れ方は皆さんご存知だと思うので、今回は特にドリップとパーコレーターの淹れ方について紹介します。また、さらにそれぞれの淹れ方のコーヒーをおいしくするために、コーヒー豆を焙煎するという方法があります!今回はまず、焙煎の方法から紹介するので、ぜひ試してみてください♪
バリスタおすすめ!本格的な焙煎によるキャンプコーヒーの入れ方
コーヒーは生鮮食品同様、酸化が始まるとドンドン味が損なわれます。豆の種類にもよりますが、焙煎してからおよそ2週間が美味しく飲める期間と言われています。
炭火やバーナーでじっくり豆を煎り、焙煎したてのコーヒーが飲めるのがまさにキャンプ!
家でも出来るんじゃないの?!と思ってしまうかもしれませんが、豆を煎る際に豆の皮が飛び散るので、ご家庭だとお掃除が大変。キャンプならBBQ後に余った炭やたき火の横で有効に使う事ができます!
焙煎時間は煙が出ない程度にじっくり20分!こんなゆったりした贅沢な時間はまさにキャンプならでは。
豆から煙が出ると火が強い状態なので、煙が出ない程度の火加減でじっくり焙煎しましょう!
キャンプでのドリップコーヒーの入れ方と道具の使い方
次にドリップコーヒーの淹れ方を紹介します。ドリップコーヒーはお店や家で挽いたコーヒー豆を持って行っても淹れることができますが、その場でコーヒー豆を挽くところから始めた方がもっとコーヒーを楽しめますよ♪そこで、今回はキリマンジャロの豆を挽くところから紹介します。今回は焙煎されているコーヒー豆を使っていますが、先ほど紹介した焙煎方法で自分で焙煎したコーヒー豆を使うともっとおいしくなること間違いなしです!
①写真のように、コーヒーミルへ豆をセットする。
②ミルを回してガリガリとコーヒー豆を挽く。この手間がキャンプでコーヒーを楽しむポイントです♪
③豆が挽き終わったらフィルターをセット。
④沸かしておいたお湯をゆっくりと注ぐ。ゆーっくりじっくり。
⑤一度めにお湯を入れた際は粉全体にお湯が浸る程度で、20秒〜30秒ほど蒸らす。その後は、粉の中心付近に円を描くようにお湯を注ぎ、出来上がりです!
パーコレーターでのおいしいキャンプコーヒーの入れ方
次に、パーコレーターでの淹れ方を紹介します。パーコレーターは馴染みのないものなので、淹れるのが難しいのではと思う人もいるかもしれませんが、実はとっても簡単にコーヒーを淹れることができる優れものなんです!パーコレーターで淹れたコーヒーの特徴は、目が覚めるようなガツンとした味わい。ぜひ試してみてください!
また、パーコレーターでは金属フィルターを使うので、粗く挽いたコーヒー豆を使うことをおすすめします!自分でコーヒー豆を挽くところから始める人は、粗目に引くようにしてみてください。
①写真左にある「バスケット」と呼ばれるコーヒーをセットする部分を取り出し、杯数分の挽いたコーヒー豆を入れ、中ぶたをかぶせる。
②写真奥にあるポットで杯数分のお湯を沸かす。
③ポットのお湯が沸騰したら火を消して、コーヒーの入ったバスケットをセットしてフタを閉める。
④弱火にかけて抽出。4分くらい経って、写真のようにふたのツマミから見える抽出液の色が濃くなってきたらできあがり♪
ただし高度抽出でコーヒーの粉とお湯の接触時間が長い方法なので、強火で煮出したり長時間火にかけたりすると過剰抽出や酸化で、香りが失われ、クセのある濁ったコーヒーになってしまうことがあるので注意しましょう。
まとめ
一番美味しいコーヒーが飲める場所がキャンプである事を納得していただけましたか?お酒が飲めない方にもキャンプの夜をゆったり楽しむことができます。コーヒー豆の選別から焙煎、そしてコーヒーを淹れるまで種類は様々です。自分のお気に入りのコーヒーを見つけ、キャンプでの贅沢な時間をぜひお楽しみください♪