曽爾高原へ行こう!風の谷のナウシカを思わせる絶景の日帰りお出かけスポット
今回は曽爾村の立ち寄りスポットと、秋と春夏の曽爾高原(読み方:そにこうげん)を実際に訪れて目の当たりにした絶景をご紹介していきます。すすきが山を金色に染める秋が人気の曽爾高原ですが、春夏もまた違った美しさが観られるんです!
曽爾高原のある曽爾村とは?
奈良県と三重県の境に位置する「曽爾村」は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟している村。曽爾村で一番有名な観光地は「曽爾高原」。秋は一面に広がるすすきが山全体を金色に染めます。
更に、曽爾高原以外にも魅力的な箇所はたくさん。室生火山群に属しているので、ゴツゴツとした岩肌があらわな鎧岳、兜岳、屏風岩など国の天然記念物にも指定されている珍しい柱状節理(噴火によって流れ出た溶岩が急激に冷やされ、規則的な割れ目ができたもの)の風景も見られます。
また、初夏にはホタルが舞い、曽爾の美味しい水で淹れたコーヒーや地ビールの屋台が出る「ほたるまつり」も毎年開催されています。なんと、ほたるまつり開催時には、ホタルスポットへ連れて行ってくれう無料バスも出るんですよ。さらに曽爾村は、風景だけでなく、温泉やグルメもピカイチです!
曽爾高原は星空の壮大さも大変な人気を集めており、多くのファンが毎年撮影に行くほど。大自然の中だからこそ見られる星空を見てみて下さい。
温泉やランチなど、曽爾高原周辺のスポット
ランチにも!曽爾高原ファームガーデン
曽爾ファームガーデンには、地元の食材がとっても豊富!「すすきの館」では野菜や加工食品が売られているだけでなく、地元の食材をふんだんに使ったオリジナルメニューのレストランも人気。
「お米の館」の米粉を使ったモチモチのパンは、あっという間に売り切れてしまうほど。事前予約制で約2時間のパン作り体験もありますよ!
公共交通機関を利用して訪れた人にぜひおすすめしたいのが地ビール。地ビールと言うとクセの強いものが多いのですが、曽爾村の地ビールはどれも飲みやすい!マイカーの場合でも、しっかりと保冷した状態で持って帰れるように包んでもらえるので、家に帰ってから曽爾の余韻に浸るのも良いですね。
「麦の館」では地ビールづくりの工程を見学もできます。ネットショップも展開されているので、お気に入りの商品がいつでも手に入るのは嬉しいところ!
ネットショップはこちら:
ファームガーデンネットショップ 温泉に行くならここ!「お亀の湯」
ファームガーデンの敷地内にあるお亀の湯の泉質は、ナトリウム炭酸水素塩温泉。
とろっとした肌触りで、美人の湯としてとっても評判!「温泉シールラリーゆらん」に参加している約200ヶ所の温泉施設の中で、いつもランキング上位に位置しています。
男女週替わりの露天風呂は、
兜岩・鎧岩が一望できる「石の浴室」と、曽爾高原が見渡せる「木の浴室」があり、曽爾村散策で汗をかいた後は、ぜひとも立ち寄りたい温泉です。
【基本情報】
曽爾ファームガーデン・お亀の湯
住所:奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830
電話番号:0745-98-2615(お亀の湯)
営業時間:4/1~11/30 11時〜21時【最終20時】、12/1~3/31 11時→20時30分【最終19時30分】
定休日:水曜日、年末年始
料金:大人900円/人
公式はこちら:
お亀の湯【レポ】黄金のすすきが輝く曽爾高原へ行ってきた!
11月の下旬、曽爾高原へ行ってきました。すすきの最盛期には臨時バスが出ていますが、そのバスももう終わり、という時期です。つまり、もう見頃は終わっている、と言うことなのですが、目の前に広がる景色に思わず息を呑んでしまいました。
すすきは英語で“Japanese silver grass”というのを知っていますか?すすきの綿毛が出始めの頃(10月ぐらい)は、文字通り銀色に輝いているそうです。この写真は11月末なので、すすきも枯れ始め、辺り一面金色に染まっています。
曽爾高原はすり鉢状の地形なので、底にあたる部分は平地で散策するにはもってこい。坂もなだらかな階段で歩きやすいので、ぜひとも稜線上まで登ってみてください。
登りきるとこの絶景!この稜線散歩は本当に快適です。ところどころ岩場もありますが、登山靴でなくとも、普通のスニーカーで問題ありません。ただし、稜線上は風を遮るものがないので、容赦なく風が吹きつけます。防寒はしっかりと!
黄金のすすきが風に揺れる様は圧巻で、まるで『風の谷のナウシカ』のクライマックスシーンのよう!「日本で最も美しい村」という称号を冠するにふさわしい景色を堪能した一日でした。
緑の絨毯のような曽爾高原と倶留尊山に行ってきた
約半年後、6月のはじめに再び曽爾高原を訪れました。秋とは全く違う、牧歌的な風景が広がっていました。
今回は2キロ先の倶留尊山を目指します。倶留尊山は日本三百名山に選定されている、標高1,037メートルの山です。
曽爾高原のたおやかな稜線歩きとは異なり、うっそうとした樹林帯と岩でちょっぴり歩きにくい登山道が続きます。いったん標高980メートルの二本ボソに登り、下ってから登り返しです。
倶留尊山登頂!
登山的には距離はたいしたことありません。雨上がりに行ったので、何度かぬかるみで滑ってしまいましたが、基本的には子どもでも問題無く歩けます。けれども、曽爾高原の散策のついでに、と軽い気持ちで挑むと、痛い目を見てしまいます。倶留尊山まで行く場合は、登山靴必須ですよ!
ちなみにここは私有地になるので、二本ボソの手前で入山料を払う必要があります。大人500円、小人200円です。料金所のおばあちゃんは話し好きの楽しいかたでした!
曽爾高原に戻って来ました。この稜線をぐるっとまわって下山です。この日は平日(息子の小学校の創立記念日)だったので、人はあまり居ないかと思っていましたが、年配のハイカーさんたちがたくさんいらっしゃいました。
また、高原の麓に「青少年自然の家」があるので、林間学校中の中学生もたくさんいました。学校からこんなステキなところに来られるだなんて、羨ましい限りです。
宿泊するなら「サンビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場」
どんなキャンプ場?
国の天然記念物、兜岳の麓にたつのがここ「サンビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ」。
温水シャワー、コインランドリー、炊事場などさまざまな設備が整っていて、キャンプやバーベキューをするには最適の場所です。山に囲まれたキャンプ場なのでプライベート感を楽しめる最高のロケーションとなっています。
さらに大阪市内から90分とアクセスも良し!贅沢な高規格キャンプ場。
※キャンプ場は冬の間も営業していますが、休みの日もあります。予約の前に空き状況をチェックしておきましょう!
【基本情報】
住所:奈良県宇陀郡曽爾村今井911-1
電話:0745-94-2619
料金:4800円〜
営業時間:10:00〜17:00
公式はこちら:
ぬるべの郷 曽爾村コテージやバンガローで宿泊も安心!
キャンプ初心者には、コテージやバンガローの使用もおすすめです。このキャンプ場ではコテージサイトが11棟、バンガローサイト4棟があります。団体で借りたら楽しく、貴重な思い出になること間違いなし!ご予約、お問い合わせはこちら▶︎0745-94-2619
アクティビティ豊富!野外アスレチックやテニスコートも!
サンビレッジ曽爾奥香落オートキャンプには、野外アスレチックゾーンやテニスコートなどの遊べる施設もあり、子供から大人まで楽しめます。
ブログから口コミをチェック!
管理棟のデッキからの眺めは最高です。管理棟では氷も売っていますので、それも安心ですね。Aサイトは電源もあるので冷蔵庫はOKでしたが、流しそうめんには氷が絶対欠かせない!現地でたくさんの氷が買えるのはとてもありがたかったです。
ちなみにこの山は鎧山という名前でした。
鎧山はとてもいい眺めだそうです。山に囲まれていていい景色が見えそう!さらには管理棟には売店があるみたいですね。
炭を捨てられるゴミ箱や金網の洗い場、炊事場には熱湯の出る湯沸かし器にガスコンロも置いてありました。
ダッチオーブンのメンテナンスはここだけで完結しますのでとっても便利かも!
とにかく設備が整っていて、初心者でも利用しやすい様子ですね!
サイトは芝生で良く手入れされてますしペグの刺さりも良いです。
キャンプサイトもしっかり整備されているみたいで、好評です!
曽爾高原の春のイベント
【3月】曽爾高原の山焼き
曽爾高原の3月の名物といえば、何と言っても豪快な山焼き!冬が過ぎ、高原のススキが枯れた3月中旬ごろ、高原に火が放たれます。これは、次のシーズンもいっぱいのススキに覆われた美しい高原を保つための、昔から伝わる知恵。山を焼くことで、雑草などの他の植物は燃やされますが、ススキだけは地面の奥深くに根があるため、秋になるとススキだけが一面に生えます。山一面が燃える様子は、大迫力!まるで巨大な焚き火のようです。一度は実際に見てみたい光景ですね!
詳しくはこちら:
曽爾高原の山焼き 【4月】山桜の見頃
曽爾高原といえば、ススキのイメージですが、春は山に咲き乱れる山桜も人気の風物詩です。
麓に一面に広がる約300本の山桜は樹齢100年を超える立派なものばかり。咲き誇った山桜と迫力のある岩壁とのコントラストは、なんとも荘厳な光景!多くの写真好きの方がこの景色を求めて集まります。曽爾の山桜は遅咲きで、毎年見頃は4月の中旬から下旬にかけて迎え、例年のピークは4月20日前後です。4月の上旬に花見を逃した方も、曽爾高原ならまだまだ桜を最高の景観の中、楽しむことができます!
詳しくはこちら:
山桜の見頃【4月〜5月】屏風岩のライトアップ
兜岳の西側にそびえ立つ、国指定天然記念物「屏風岩」。その高さ868mを誇ります。山桜が咲き誇るシーズンに合わせ、夜になると、屏風岩と山桜をライトアップ!日中とはまた違い、優美で幻想的な光景が屏風岩公苑に広がります。ライトアップのシーズンは4月の上旬から5月の上旬。ゴールデンウィークで観光客が集まる前の4月中旬頃に足を運ぶのがおすすめです!
詳しくはこちら:
屏風岩ライトアップ 曽爾高原の夏のイベント
【8月】ぬるべの郷夏まつり
夏の曽爾高原といえば、ぬるべの郷夏祭りは見逃せないイベント!
美しい自然豊かな曽爾高原の山々の夜空に約
1,000発の花火が打ち上げられます。その光景はまさに大迫力!その夏の思い出は忘れられないものになること間違いなしです。夏祭りの会場のふれあいのホール周辺では、模擬店が並び、盆踊り大会も行われます。曽爾の夏を思いっきり楽しみ尽くしましょう!
詳しくはこちら:
ぬるべの郷夏まつり曽爾高原の秋のイベント
【9月〜11月】曽爾高原山灯り
昼間は太陽の光で銀色の波を作るススキですが、夜になると、灯籠の光によって金色の波を作ります。このススキが作る幻想的な景色を楽しもうというイベントが「曽爾高原山灯り」。毎年9月の中旬から11月下旬まで2ヶ月間ほど開催されているので、ぜひ幻想的な世界を体験してみて下さい!
詳しくはこちら:
曽爾高原山灯り 【10月】門僕神社秋祭り
雄略天皇の御代に創建された由緒ある古社、門僕(かどふさ)神社。10月の秋祭りでは、
奈良県の指定無形民俗文化財にも指定された、「曽爾の獅子舞」が氏神に奉納されます。多くの見物客が集まる中心で、独特の空気の中、何種類もの獅子が舞う姿は、曽爾ならではの光景。約280年の歴史に想いを馳せながら、曽爾の伝統文化を楽しみましょう!
詳しくはこちら:
門僕神社秋祭り曽爾高原に行く際の注意事項
自然を荒らさないように!
写真をよ~く見てください。曽爾高原ははっきりと歩く道が決められています。柵が設けられているのも見えますか?曽爾高原に訪れた際は、必ず決められた場所を歩いてください。近年、写真を撮るために遊歩道を外れる人が多く、すすきが踏み荒らされてしまっているんです。
ブログやSNSにステキな写真をアップしてリアクションが貰えたら嬉しいですよね。けれども、そのために自然が荒らされたら本末転倒。アウトドアが大好きなhinata読者のみなさんはそんなことしないと、りんこは信じていますよ!
天気や気温は行く前にチェック!
曽爾高原は標高が高く、自然豊かな場所です。天気が変わりやすいので、
キャンプや散策などをする際には注意が必要!必ず天気をチェックしておこう。
天気予報、気温はこちらをチェック▶︎
曽爾高原周辺の天気曽爾高原にはトイレがない?!
長い時間滞在するとなるとトイレに行きたくなることもあります。しかし、曽爾高原内にはトイレがないため、事前に情報を知らない方は苦労してしまうかもしれません。曽爾高原に着いてからトイレに行く場合、駐車場に一箇所トイレが有るため、そちらへ行きましょう。
駐車場は大きい!?
曽爾高原の周辺には2箇所の駐車場があります。駐車台数は150台と限りがあるので、早めの時間に行くのが望ましいです!
曽爾高原の美しい景色を堪能しよう!
以上、「日本で最も美しい村連合」の一つである奈良県の曽爾村と曽爾高原を、りんこ親子のハイキングの様子を交えながらご紹介しましたが、いかがでしたか?季節によって全く異なった表情を見せてくれる曽爾高原は、一見の価値ありです。美味しい特産品も待っています。
震災の影響を受けましたが、着々と復興は進んでいます。応援する意味でも、ぜひとも訪れてみたいですね。
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まるで自然のアスレチック!子どもが喜ぶ関西の岩場登山スポット5選
「子どもと登山に行きたいけれど、どうにも子どもが乗り気じゃない…」そんな悩みをお持ちのお父さんお母さんも居るのでは?だったら、子どもが登りたくなっちゃう楽しい山をチョイスしてみては?今回は子どもでもアスレチック感覚で登り下りできる岩場のある、りんこ親子のおすすめの関西の山を、アクセスの良いところから少し離れたところまで5つ紹介していきます。