shiromaniさんファミリー

【shiromani】ファミリーキャンプのプロが発信!"本当に使える"ギア

家族4人の仲睦まじいキャンプの様子がInstagramやYouTubeで親しまれているshiromaniさん。彼らのスタイルを参考にする人も多い、ファミリーキャンプのカリスマです。みずからの経験から生み出したギアやコーヒーをおいしく飲むための道具など、逸品ぞろいのブランド「shiromani」を紹介します。

家族で楽しめる趣味として始めたファミリーキャンプ

shiromaniさんのファミリーキャンプの様子
キャンプを通じて家族の絆を強めてきたshiromaniさんファミリー
shiromani(シロマニ)は、キャンプ・コーヒー・カメラの3つを軸に、コンテンツやアイテムを発信しているブランド。 代表のshiromaniさんは、子どもが生まれたことをきっかけに、2014年ころから「家族で一緒にできる趣味」としてファミリーキャンプをスタートしました。自身も子どものころの夏休み、毎年家族でキャンプに行っていた経験があり、その記憶が大人になっても鮮明に残っていたのだとか。
person icon

shiromaniさん

初めてのファミリーキャンプ当時、長男が3歳、次男は10カ月。そのころ、一緒にキャンプをしていた仲間たちから「首が据われば連れて行けるよ」と聞いてチャレンジしてみました。行く度に充実感があって、子どもにとっても間違いなくいい時間を過ごせたと思えるので、それ以来ずっと続けています。

長年のファミリーキャンプ経験から生まれた便利ギアがずらり

子どもと焚き火の写真が人生の転機に

もともとは製造業で20年以上のキャリアを持つshiromaniさんですが、ブランドの3つの柱のうち、カメラは昔から好きで、よく写真を撮っていたそう。 子どもが生まれたときに一眼レフを購入し、長男のあっちゃんとキャンプに行ったときに撮影した写真が、スノーピークのカレンダーに採用されました。それがきっかけでますます写真にのめり込み、撮り溜めたものをハイライト動画にして年末年始の集まりで大型モニターで流すように。
shiromaniさんの息子のあっちゃん
2017年のスノーピークのカレンダーに採用されたshiromaniさんの長男・あっちゃんと焚き火の写真
このころ、すでにYouTubeで家族写真はアップしていましたが、お正月に集まったみんなの幸せそうな表情を見て、「これはYouTubeに残すだけじゃなく、誰かのためにシェアしたいと思った」といいます。 YouTubeやSNSで写真や動画をシェアするうちに、企業や個人事業主から写真の依頼が来るようになり、2019年、会社員をしながら個人事業主として映像の仕事をスタート。ここからどんどん人生が「好きなこと」を中心にまわりはじめました。
person icon

shiromaniさん

2020年には妻にも手伝ってもらい、コーヒー事業を開始して完全に独立。2022年、初めてのキャンプギアを製作と、ほぼ毎年新しいことを始めていました。

実は意匠登録も!オリジナリティと便利さを備えたギア

shiromaniのポタリス
クラウドファンディングで目標をはるかに超える100万円オーバーの支援を集めて商品化した「ポタリス」
ブランド・shiromaniのギアづくりは2022年からスタート。最初につくったのは、今も定番アイテムとして人気を誇るドリップバッグスタンドの「ポタリス」です。 2020年の独立時にコーヒー販売を始め、オリジナルドリップバッグをつくったものの、「ドリップバッグが注いだお湯に浸かるとめちゃくちゃ味に影響がある!」ということがフラストレーションだったそう。そこで、ドリップバッグがお湯に浸からないスタンドを開発。 ほかにも、ファミリーキャンプでできるだけテーブルスペースを確保したい、でも荷物を減らしたい…と考え、IGTのバーナー部分を天板で覆う「peaker's tray(ピーカーズトレー)」を考えました。
shiromaniのピーカーズトレーをIGTに載せているところ
peaker's trayは、フラットバーナーのフタになるほか、スツールにのせてミニテーブルにも。その際はフックやシェラカップがかけられる穴が活躍
キャンプで過ごす時間のうち、バーナーで火を使っている時間は1~1.5時間。テーブルの一部がずっとバーナーに占領されているのがもったいないから、フルフラットにしよう」と思ったのがきっかけ。これにより、ミニテーブルを持って行かなくてもよくなり、ファミリーキャンパーにとっての課題である「荷物の多さ」を減らすことに貢献! ちなみに、この商品を思いついた2022年6月当時、ほかにこういう商品があるかを調べたところなかったため、意匠登録もしているそう。今や当たり前となったフラットバーナーの天板ですが、実はshiromaniが元祖なのです。

企画から製品化までワンストップ!使っていて気持ちがいいギア3選

キャンプの中で感じる「あるある」をこれまでの経験から蓄積しているだけではなく、普通は忘れてしまいそうなささやかな不便も解像度高く記憶しているshiromaniさん。その解決方法や「こういうのがあればうれしい」という思いを、みずから紙で立体模型にするところからものづくりをスタートさせます。 立体にしてから設計図を引き、工場に依頼するから最初から完成品に齟齬が少なく、アイデアがそのまま形に。さらに、実際にキャンプの中で使いながら「不便だな」と思っていた場所にパズルピースのようにギアをあてはめて検証。だからこそ、「なるほど!」と使い勝手に感動するギアたちから、おすすめ3つを紹介します。

【ポタリス】「お浸し」しなければドリップコーヒーってこんなにうまい!

shiromaniのポタリス
まずはやっぱり、代表作の「ポタリス」。 紙のコーヒーフィルターがお湯に浸かると雑味が出る…というのを解決するために、ドリップバッグをスタンドアップ。キャンプでも便利に使えるよう、「一瞬で折りたためる」「シェラカップにもセットできる」という特徴をもたせました。
shiromaniのポタリスを折りたたんだところ
たためば薄くて手のひらサイズ!隙間やカップの中に入れて持ち運べます
ちなみに、コーヒーの抽出方法ってドリップバッグはお湯に浸して抽出する「浸漬式(しんししき)」、ハンドドリップのようにポタポタと抽出液を落とすのは「透過式」といって、ドリップバッグとハンドドリップでは方法からして違うのだとか。 ポタリスを使えば、ドリップバッグもハンドドリップと同じ「透過式」に。味がスッキリとしてコーヒー豆本来のおいしさが味わえます。さらに、ドリップバッグが水を多く含まない=ゴミ袋の中もびちゃびちゃにならない!と、ゴミ問題までスマートに解決。コーヒー好きな人への贈り物にもぴったりです。

shiromaniのファーストギアにしてアイコン商品

【IGT三脚テーブル】pealer's trayシリーズとスタッキングできるのがうれしい

shiromaniのIGT三脚テーブル
2つめは、三脚にもIGTにも使える「IGT三脚テーブル」。 三脚とドッキングさせてミニテーブルにできる天板ですが、サイズがちょうどIGTの1ユニット規格になっているため、三脚を持っていなくてもIGT用の天板として使える2WAYタイプ。4隅の穴にはシャフトを立てられ、ランタンや小型ギアをつり下げられるのも便利です。 さらに、shiromaniのIGT天板peaker's trayやpeaker's inner(ピーカーズインナー)と重ねることもできるので、ファンにとっては3枚を同じ容積で持ち運べるのも魅力!

2WAYな天板ってありそうでなかった!

【マニ箸】強度も耐熱性もプラスチックより高い!魔法の「紙箸」

shiromaniのマニ箸
最後に紹介するのは、エコで機能的な「マニ箸」。 キャンプギアではまだほとんど使われていないセルロースファイバー製で、半分以上が木の繊維でできているため、製品分類上は「紙」。100%リサイクルが可能で、紙なのにプラスチックより強度も耐熱性も高いのだとか。 先端はシボ加工でザラザラさせているため掴みやすく箸置きになるホルダー付きと、シンプルなお箸ながら細部までしっかり考え抜かれています。しかも、二膳で1,100円とコスパも抜群! キャンプでのカトラリーって最初はフォークやナイフも持って行くけれど、「一周まわって箸がサイコー」という人も多いのではないでしょうか。アウトドア用のMY箸に、買っておいて損なしです!

デュオキャンプにも予備にもおすすめな2膳入り

「ファミリーキャンプフェス」も毎年開催めざして邁進中!

親戚や家族に動画を喜んでもらったときの感動がずっと基盤にあり、「幸せをシェアできたらと思って活動中。shiromaniのギアを通して、キャンプの楽しさや幸せな時間を知ってほしい」と語るshiromaniさん。2024年には初めてイベントを開催して、多くのキャンパーとの出会いや会話を楽しみました。 「今ファミリーな人も、ファミリーキャンプからデュオやソロになった人も、みんなが楽しめる場をつくっていけたらと思っています」と、2025年以降もイベントを継続していくことを決定。キャンプ、コーヒー、カメラにイベントという参加型の場も増えて、ますます魅力が増していくshiromani、今後も要注目です!

shiromaniのアイテム一覧はこちら

今週の注目ブランド

hinataストアの旬なブランドを毎週紹介!気になっていたあのブランドのバックグラウンドストーリーやギアへのこだわりを掘り下げます。



あわせて読みたい記事