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Gemmeliのホットサンドメーカーケース

【gemelli】キャンプ特化の革製品を1,000個以上つくってきた職人の逸品

経年変化が楽しめるレザーは、アウトドアでも人気の素材。お気に入りギアのケースやハンドル部分をレザーに変更すれば、それだけで見た目がグレードアップし、オリジナリティも出せます。だけど、何といっても魅力なのは使い込むほどに増す味わい。レザークラフトの街・兵庫県姫路市で、アウトドア特化の革製品をつくるブランド「gemelli」が今注目です!

革に魅了された少年が、「アウトドアレザークラフト職人」に

Gemelli革イメージ
gemelli(ジェメリ)は、兵庫県姫路市でオーナーの藤原裕也さんとその奥様が営む小さな革工房。「アウトドア製品に特化した革製品」というのが特徴で、2022年の発足以来わずか1年5カ月の間に1,000点以上の革製品をつくってきました。 単純に計算しても1日に約2個。全て手作業でつくっていると考えると、大変なペースです。藤原さんはどんな人なのでしょうか。

革に魅了された若手職人がつくるアウトドア専用レザー

中学生時代から「革の経年変化」に魅了される

レザークラフトをつくる藤原さん
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gemelli 藤原さん

私が初めて革製品の魅力に目覚めたのは中学生のころ。当時部活でやっていた、野球グローブの経年変化を間近で見たのがきっかけでした。近所のスポーツ用品店には、道具よりも「革そのもの」を見るために通っていたほど。それから約15年、今も革という素材に魅了され続けています。

父親から教わったレザークラフトが今の基盤に

そんな藤原さんの職人魂に火を点けたのが、藤原さんのお父さん。趣味でレザークラフトをしており、藤原少年にもレザークラフトのつくり方を教えてくれたそうです。藤原さんはつくる側になっても、革を切り、磨き、縫うという、単純でいて奥深い作業の虜になってしまったのだとか。
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gemelli 藤原さん

始めた当時、あまりにも夢中で作業していたため時間を忘れることがしばしばあったんです。父からは、「いっぺんにやらず、ほどほどに」と、「作業を適切に区切る技術」を学びました。これが今でも、品質を保つための大切な教訓となっています。

キャンプもレザーも好きな職人がつくる一点モノ

革の経年変化
まだ新しい革(奥)と使い込んだ革(手前)。色やつやに変化が出て、オンリーワン感が出るのがレザーの魅力
大人になり、一度は違う職業についたものの、結婚式で奥様へサプライズプレゼントしたレザーの財布をきっかけにレザークラフト熱が再燃。いつしかレザークラフトを本業にしたいという思いが募り、革小物や財布をつくりはじめました。
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gemelli 藤原さん

ところがなかなか軌道に乗らず、それなら「自分が好きなキャンプの道具をレザーでつくろう」と方向転換。自分で使いたいものや、キャンプ好きな友人やお客様からもらったアイデアを形にしてみたところ、徐々に買ってくれる人が増えていったんです!
gemelliのフェデカトングケース
ジェメリの代表作へと成長したフェデカのトングケース。トングの美しい形状に沿ったシルエットと革ならではの風合いに魅了される人が続出!
藤原さん自身もアウトドア経験は約10年あり、グループキャンプやイベントを楽しんでいるそう。まずはガス缶カバーとメスティンのハンドルカバーを。続いて、友人から依頼を受けてフェデカのトングケースを製作。このトングケースが市場での反応が良く、ブランド成長の大きなきっかけになりました。

コンセプトは「Grow with your outdoors」

スタンレーのランチボックスとgemelliのレザー製品
ジェメリのコンセプトは「Grow with your outdoors」。つまり「あなたのアウトドアに寄り添って共に成長する」だそう。アウトドア用の革製品で、アウトドアライフが豊かになるようにと願いを込めながら一点一点大切につくっています。 素材の革も統一感を大切にしており、キャンパーがジェメリの商品を複数そろえることで、キャンプライフがさらに充実するよう配慮しているのだとか。また、革の最大の魅力である経年変化を楽しむために、あえて火や水に強くなる特殊加工を施さないのもこだわり。その上でレザーが主張しすぎず、相互に引き立て合うデザインを心がけています。

一点モノ感がたまらないジェメリのおすすめアイテム3選

デザインが同じでも、革という天然素材を使うこと、一つひとつ手づくりであることから、ジェメリの商品はどれも一点モノのような特別感を漂わせています。お気に入りのギアに装着すれば、そのギアがますます特別なものになること間違いなし。 多彩な商品の中から、オーナー自らに選んでもらったジェメリのおすすめアイテム3つを見てみましょう!

【スタンレーランチボックス専用レザーハンドル】人気ランチボックスに高級感をプラス

gemelliのスタンレーランチボックス用レザーハンドル
まずはキャンパーの間でおなじみのスタンレーのランチボックス専用レザーハンドル。 オールドアメリカンな雰囲気が人気のスタンレーですが、取っ手と金具にレザーカバーを付けると高級感がアップしてクラシカルな雰囲気に。定番アイテムをひと味違うスタイルで楽しむことができます。 エンボス加工が施された革は、自然な風合いを保ちつつ水によるシミを目立ちにくくしてくれるという特徴が。特にアウトドアでのコーヒータイムなど、特別な時間をさらに格上げするデザインです。
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gemelli 藤原さん

学生カバン風のビジネスバッグを製作したときの経験からインスピレーションを得たのが開発のきっかけ。そのクラシカルなデザインをランチボックスに応用しました。

スタンレーのランチボックスがもっと映える!

【4W-1H ホットサンドソロ専用レザーケース】革鞄のような見た目もおしゃれ!

gemelliの4W-1Hホットサンドソロ専用レザーケース
次に紹介するのは、4W-1H ホットサンドソロ専用のレザーケース。 本体に完全にフィットする設計(※)で、使いやすさとデザイン性を両立したホットサンドメーカー用ケース。クラシカルな鞄に使われることの多い差し込み状の留め具が特徴で、使うたびに「パチパチ」と心地よい音がするのも魅力の一つです。また、持ち手が付いているため、鞄のように持ち運ぶことが可能。 見た目も小さな革鞄を思わせる愛らしさです。 ※4W-1Hホットサンドソロの新型に合わせて設計。旧型にも対応していますが、やや奥行きスペースに余裕ができます

オンリーワンなデザインに所有欲も満たされる

【FEDECA CLEVER TONG 専用レザーケース】特徴的なハンドルとの相性も抜群

gemelliのフェデカトングケース
最後に紹介するのはフェデカのクレーバートング専用レザーケース。 前述のブランド立ち上げ初期のころにキャンプ愛好者からの依頼で開発されたのがこちらで、フェデカクレーバートングの特徴的なシルエットや木のぬくもりのあるハンドルと相性抜群です。 トングを保護しつつ、キャンプで使用することを考慮した耐久性と扱いやすさを考えてつくられており、ジェメリのアイテムの中でも特に人気。カラーは、ブラックとナチュラルのほか、2024年1月に登場したヌメの3種類から選べます。

育てたい人にはたまらない「革と真鍮」の美しい共演

2024年4月からレザークラフトで独立!これからにますます注目

gemelliのウェーブフィルターケース
一年半の開発期間を経て2024年4月に登場した、ウェーブフィルターケース。円錐形のフィルターを包む形でウェーブの形状を模した巾着タイプで、底部を固くすることで自立性を持たせています。続々と登場するジェメリのレザークラフトから目が離せません
これまでは会社員との二足のわらじでレザークラフトを世に送り出していた藤原さん。それでもかなりのペースで商品をつくっていましたが、2024年4月1日にはついに独立し、レザーブランド事業に専念することに。さらにクオリティとスピードに磨きをかけています。 キャンパーからの意見を作品づくりに込めてきただけに、これからも「皆さんの意見に耳を傾けながら、一緒に成長し続けるレザーブランドを目指しています」と意気込みます。アウトドア特化のレザーアイテムで「育てるカスタム」を楽しんでは?

今週の注目ブランド

hinataストアの旬なブランドを毎週紹介!気になっていたあのブランドのバックグラウンドストーリーやギアへのこだわりを掘り下げます。



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