キャンプで何をするか迷ったらこれ!子どもも大人も手放しで楽しめる究極の野アクティビティ、“泥んこ遊び”
【ファミキャン入門コラム】プロが薦める“与えすぎない”そと遊びとは
2024.03.05ノウハウ
子どもと一緒にキャンプに行ったとき、「退屈してないかな?」と、気に掛けてしまうのが親心。家とは違って、ゲーム機やテレビもないからと、いろいろなそと遊びグッズを用意したくなりますよね。でも、子どもにとっては自然そのものがおもちゃ箱みたいなもの!「キャンプでの子どもとのそと遊び」について、ファミリーキャンプのプロ・田中翔さんに聞いてみました。
制作者
田中 翔
二児の父。アウトドア業界で活躍する快適生活研究家・田中ケンを父に持ち、数々のアウトドアイベント主催・企画などに携わる。アウトドアアクティビティはもちろん、DIYやクラフトなど趣味も多彩。
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もくじ
「あえて多くを与えすぎない」ことが子どもの感性を育てます
教えてくれるのはこの人!
アウトドアのなんでも屋さん
田中 翔(たなか しょう)
二児の父。アウトドア業界で活躍する快適生活研究家・田中ケンを父に持ち、数々のアウトドアイベント主催・企画などに携わる。アウトドアアクティビティはもちろん、DIYやクラフトなど趣味も多彩。
ガイロープ一つとっても子どもにとってはカッコいい道具。興味津々の息子をやさしく見守りながら一緒にテント設営
子どもって、自然の中で自分で遊びを見つけることができるんです。子どもにとっては、その辺に落ちている石を川に投げることや、キャンプ場内でさまざまな植物を見つけることだけでも十分刺激的。
普段目にしないものや、やらない遊びが自然の中にはたくさんあって、そうしたものに触れることでどんどん感性が育まれます。せっかくキャンプに行ったなら、ぜひその感性を伸ばしてあげたいもの。いろいろとおもちゃを与えるのではなく、親が手を放す勇気を出して、あえて好きなことで遊ばせてあげることが大切だと思います。
とはいえ、アウトドアには危険がたくさんあるのもたしか。手は放しても目は放さず、必ず目の届く範囲に子どもたちがいるようにしましょう。
子どもにとっては「お手伝い」だって遊びの一つ!
普段、家では何もお手伝いしない子どもたちも、キャンプに来ると急にお手伝いをしたがります。大人からすると、テントの設営時や料理をつくるときって、正直子どもは邪魔な存在ですよね(笑)。
でも、子どもが興味を持ってくれたときは積極的に役割を与え、お手伝いをさせてあげましょう。テントの設営では子どもでも安全にお手伝いできることを探してあげたり、料理のときには簡単なレシピも用意してあげたりすると、楽しくお手伝いできるはず。
キャンプで自分に役割ができると、なおさら楽しみながら参加してくれるようになりますよ。
キャンプ場がやっているワークショップやアクテビティもおすすめ
最近は、キャンプ場がその環境を生かしてさまざまなワークショップやアクテビティを実施しています。私たちが運営しているキャンプ場でも、ウォータートレッキングやトレッキング、クライミングなど、季節に合わせた多彩なプログラムを用意しています。
これらのプログラムは、なかなか個人でやるのは難しいことを体験できるうえに、キャンプ場に来ているほかの人たちともコミュニケーションが取れるのが魅力。子どもたちにも新しい刺激になると思いますよ!
雨の日はタープの下で熱中できることをつくってあげましょう
雨の日は少し考えて準備をしてあげることが必要です。キャンプ場とはいえさまざまな危険があり、手放しでそと遊びさせるのはやはり心配も伴います。
だからといって、ゲームやスマートフォンを与えるのではなく、ほかのことを考えてみましょう。例えば、普段やらないボードゲームなどで盛り上がるのもいいですが、タープの下で子どもたちが新しいことに挑戦し、熱中できることを用意してあげるのがおすすめです。
私が子どものころは、ナイフの使い方を教わったり、ランタンのつけ方を教わったりして過ごしました。普段は「危ないから」と子どもにさせないようなことを、雨の日にこそゆっくりと時間をかけて一緒に体験するのです。子どもはもちろん、大人も楽しく過ごせて、あっという間に時間が経ってしまいますよ。
キャンプでの遊びは親子の絆も深めてくれます
キャンプでの遊びは、子どもたちにとって自然と触れ合い、さまざまな刺激を受けられるだけでなく、家族の絆も深めることにもつながります。
「キャンプだから〇〇をさせたい」「キャンプだから〇〇をさせないと」などと深く考えて準備しすぎるのではなく、キャンプ場での時間や空間を、家族みんなで自然体で過ごすことが最大の遊びだと考えてみるといいかもしれません。
いろいろな体験をさせてあげることで長くファミリーキャンプを楽しめると思いますよ。
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