ディハイドレート食品で軽量化を!非常食を活用しよう!

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おすすめ非常食24選!スーパーでそろえる方法も解説!
2023.10.05ノウハウ
台風や地震などの災害でライフラインがストップしたときのために、準備しておくと心強いのが「非常食」です。携帯性の高さや、簡単調理で食べられるのでキャンプや登山でも活用されています。災害の多い日本では、災害時の備えは欠かせないものですが、「何をそろえればいいのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、おすすめの非常食や、選び方のポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
もくじ
非常食の【必要性】を再確認しよう

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「非常食って本当に必要なの?」と思っている方は、実際に非常食が必要な体験がない方が多いのではないでしょうか?2011年3月の東日本大震災では、食料などの支援物資が届くまで3日以上の時間が掛かりました。もし今災害が起きた場合、3日分の食料が確保できるでしょうか?
日本は世界的に見ても災害の多い国と言われ、内閣府からは、今後30年以内にマグニチュード8以上の地震が起こる確率は14%と発表されています。また、毎年台風による被害もニュースで目にします。日本に住む私たちにとって、災害は常に向き合わなければならない課題のひとつであり、決して他人ごとではありません。自分や家族の生活を補うために、非常食の備えをしましょう。
■ 出典:内閣府 防災情報のページ 活断層による地震
【3日分×人数分】の非常食が必要

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非常食は1人あたり3日分の準備が推奨されています。前項で解説したように、支援物資が届くまでの3日間を想定した備えが必要です。1日3食、3人家族であれば、計27食が必要ですが、「どんなものをそろえればいいのか分からない」という方も少なくないでしょう。そこで、次の章では非常食選びのポイントを解説しますので、正しい選択ができるように把握しておきましょう。
非常食の選び方【5つのポイント】
失敗しない非常食の選び方を解説します。初めて非常食を購入する方はもちろん、すでに備えてある食料を見直したい方も参考になる内容をまとめました。ポイントは以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
- おいしく食べられるものを選ぶ
- 簡単に食べられるものを選ぶ
- 保存期間が長いものを選ぶ
- 栄養が取れるものを選ぶ
- 防災製品等推奨品マークのものを選ぶ
1.おいしく食べられるものを選ぶ

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非常食であっても「おいしさ」は優先したいポイントです。おいしい食事は災害時の不安なときでも、おなかと心を満たしてくれる重要な役割があります。選ぶときは、口コミやレビューを参考にするのもいいですが、実際に食べてみるのが一番おすすめ。少量のお試しセットも販売されているのでチェックしてみましょう。また、普段から食べなれている有名メーカーのものを選ぶのもひとつの方法です。
2.簡単に食べられるものを選ぶ

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電気やガスが止まっているときは、簡単に食べられる非常食が役立ちます。例えば水を入れるだけで食べられるご飯や常温のまま食べられるおかずがあれば、ライフラインがストップしているときでも安心。また、そのまま食べられるお菓子やパンもおすすめです。
3.保存期間が長いものを選ぶ

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非常食は、保存期間が長いものを選びましょう。非常食は3〜10年間の長期保存が可能です。店頭で購入する時は実際の賞味期限を確認しましょう。また、非常食として販売されているもの以外でも、賞味期限が長い食品もたくさんあります。例えば一般的なペットボトルの水でも2. 3年の賞味期限が設けられています。非常食と記載されているものにこだわらず、スーパーなどで保存期間が長いものがないかチェックしてみましょう。
4.栄養が取れるものを選ぶ

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災害時のようなたくさんの食事が取れないときは、少ない量で栄養が取れるものが重宝します。例えば、1日に必要とされる野菜量350gが摂取できる野菜ジュースや、あらゆる栄養がまとめて摂れるバランス栄養食もおすすめです。
5.防災製品等推奨品マークのものを選ぶ
非常食を選ぶ基準として「防災製品等推奨品マーク」があるものを選ぶのもひとつの方法です。防災製品等推奨品マークとは、一般社団法人防災安全協会により、防災分野において有効だと認められたことを証明するマークです。また、一般社団法人防災安全協会では「災害食大賞」と題して、優秀な非常食を選出するコンテストも開催されています。安心できる非常食を選びたい方は参考にしてみましょう。
■ 出典:一般社団法人防災安全協会 防災推奨品2023 「SDGs・災害食大賞(C)2023」
おすすめの非常食24選【カテゴリ別に紹介】
非常食はたくさんの種類があるので、今回は以下の5つのカテゴリに分けておすすめの非常食を紹介します。
気になったものを組み合わせたり、すでにセットになっているものを選ぶのもOK!気になった商品は購入レビューなどを見て、味の感想などもチェックしてみましょう。
- 主食(ご飯・パン・麺)
- 汁物
- おかず
- お菓子
- セット
主食(ご飯・パン・麺)
汁物・スープ
おかず
お菓子
セット
【無添加非常食】おすすめメーカーを紹介!

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無添加の非常食を販売しているおすすめのメーカーを紹介します。保存料、添加物などを利用していない無添加食品は、素材そのままのおいしさが味わえたり、添加物を摂取することによるリスクを減らせます。保存料を使用していないため、ほかの非常食より賞味期限は短いですが、普段から無添加思考の方はチェックしてみましょう。
【内野屋】保存料不使用でも長期保存が可能
内野屋の人気シリーズ「uchipac」は、保存料不使用ながら製造から1年7カ月の賞味期限が設けられています。常温で保存でき、あたためなくてもおいしく食べられます。材料は全て国産の食材を使用。肉じゃがや筑前煮、ハンバーグやロールキャベツなどバリエーションの豊富さも魅力です。非常食だけでなく、通常の食事や贈答品などとしても人気です。
【イシイ】オンラインの無添加調理専門店
お弁当の定番アイテム、ミートボールが人気の石井食品では、無添加調理専門のオンラインストアを展開しています。定番のミートボールも賞味期限が約320日、常温保存が可能です。食べたことのあるメーカーの食品だと味への心配が少なく、小さな子どもでも食べやすいのが人気のポイント。そのほか、長期保存が可能な非常食のセットも数多く販売しています。
非常食を買える場所【おすすめはネット購入】

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非常食は、私たちが普段利用している場所で購入できます。
店舗では実際に手に取って購入できるのがメリットですが、種類の少なさがデメリット。いろいろ試してみたいという方は、ネットショップでの購入がおすすめです。その際は賞味期限をしっかり確認できるものを選びましょう。
- スーパー
- ドラッグストア
- ホームセンター
- アウトドアショップ
- ネットショップ
【スーパーで買える】普段食べているものも非常食にできる

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「非常食」と表記されているものではなく、通常の食品で賞味期限が長いものを非常食として備えるのもひとつの方法です。非常食のように3年、5年の長期保存はできませんが、価格も抑えられ、いつもの食品なら味も心配ありません。
また、買換えの頻度は早くなりますが、非常食を見直して防災への意識を再確認できる機会になるのも大きなメリット。賞味期限が近づいたら、いつものように食卓に並べればOK!賞味期限が長い食品の一例をまとめてみましたので、スーパーで実際の賞味期限をチェックしてみましょう。
水 | 2~3年 |
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みそ汁(フリーズドライ) | 1年 |
パックご飯 | 1年 |
レトルトカレー | 1年~2年 |
缶詰 | 2~3年 |
ミックスナッツ | 6カ月 |
チョコレート | 6カ月~1年 |
ローリングストックで賢く備蓄しよう

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ローリングストックで、通常の食品で災害時に備える方法も推奨されています。ローリングストックとは、いつも食べている食品を少し多く購入しておく方法です。例えば、レトルトカレーを3つ購入しておき、1つ食べたら1つ購入するを繰り返します。そうすると常に3つのレトルトカレーがある状態が保てるのがローリングストックです。
賞味期限切れのリスクも低くなり、改めて非常食を探して購入する必要もありません。非常食の準備が面倒だなと思っている方は、自分の身の回りでローリングストックできそうな食品を探してみましょう。
おすすめの非常食で万が一に備えよう
災害の多い日本に住む私たちにとって、災害への備えは欠かせません。その中でも非常食は生命を維持する大切な役割があります。おいしい非常食を準備しておけば、災害時はもちろん、普段の食卓でも活用でき、安心感が得られるのも大きなメリットです。おすすめの非常食をそろえて、台風や地震などの災害に備えましょう。