愛犬も喜ぶキャンプ遊び!水上クルーズできる「DOGサップ」のすゝめ 最近よく耳にする「DOG SUP(ドッグサップ)」。比較的道具や準備も少なく済み、乗るのも簡単とあって、じわじわと楽しむ人とワンちゃんが増えています。その一方で、「気になるけどなかなか実現できない」という声も…。そこで今回は、「#hinataいぬ部」でドッグサップを楽しんでいる先輩達に魅力を直撃インタビュー!おすすめのボードも教えてもらったので、ぜひ参考にしてください。
まずは基本をおさらい!「ドッグサップ」とは? ハワイ発祥のスポーツ「サップ」は、「Stand Up Puddleboard」の略。その名の通り、パドルボートと呼ばれるボードに立って乗り、1本のパドルで自由に水の上をクルーズ するスポーツです。このボード、サーフボードより大きく安定感もあるため、座って水上でのんびりすることも可能。中には水上ヨガや釣りを楽しむ人もいます。
そんなサップに愛犬と乗り込み、海や湖をクルーズするのが「ドッグサップ」 。夏が人気シーズンですが、水が冷たくなりすぎないうちならまだまだ楽しめますし、何よりちょっとシーズンを外すことで混雑を避けて愛犬とゆったり水上デートが可能。初めての人こそ、じつは春や秋が始めどきかもしれません。
#hinataいぬ部のみんなが語る「ドッグサップ」の魅力 出典:PIXTA
オール1本で気ままにクルーズ。ドッグサップでは、水上を散歩するように愛犬と景色が楽しめます
では、実際にやってみてハマッた人たちは、どんなところに魅力を感じているのでしょう?
#hinataいぬ部 で、ドッグサップを楽しんでいる飼い主さんとワンちゃんに聞いてみました!
その1.カヌーやカヤックに比べて手軽! 一生懸命漕いでくれるパパの膝の上でご満悦なミニチュアダックスのベック君。ワンちゃんも楽できるスポーツ!?(@beckhayate)
その2.家族と一緒に楽しめる ボードのノーズで、まるで風を読んでいるかのようなソルトちゃん(@mayu_y_5589)。湖畔にあるキャンプ場をセレクトすることが多いそう
サップの上は家族とjack君(@bowoflove.525)だけの特等席。お気に入りの風景を求めて気ままにクルーズ
その3.水が苦手でも、サップの上なら楽しい! 自称(?)ウェイウェイ系女子はなちゃん(@juicyhanacoro)は水陸のアクティビティをオールシーズン楽しむツワモノ。水の上でも余裕でこの表情!
ほかのコメントをチェックしてみても、やはり愛犬と一緒に楽しめる ところが魅力と感じる飼い主さんが多いようです。また、サップはカヌーやカヤックなど、ほかの水上アクティビティに比べて道具の価格が低く、乗るのも簡単 なのでハードルが低いのだとか。
さらに、泳ぎが苦手なワンちゃんも家族と一緒に水辺を楽しめるウォーターアクティビティ といいこと尽くめ!念のため、愛犬にライフジャケットやリードを装着 しておけばもしものときも安心です。
ドッグサップはシャッターチャンスだらけ! 富士山を背景に、山中湖でドッグサップを楽しむベック君(@beckhayate)とお友達のワンちゃん。ファッションも決まってます!
もう一つ、ドッグサップには特筆すべき魅力があります。それは…ズバリ、写真映え。 そう、愛犬とのお出かけの楽しみの一つは「かわいい写真」 が撮れること!
ドッグサップなら、普段とは違う景色の中で愛犬の映え写真が狙えます。カヌーやカヤックのように立ち上がった縁がなくボード全面がフラットなので、愛犬の全身が見えやすい のもポイント。そして、犬種によっては仲良しのお友達と並んで乗っている写真 だって撮れるんです。
#hinataいぬ部に寄せられたかわいい写真も紹介しましょう!
鹿児島の海でドッグサップを楽しむjackくんと、小学4年生の男の子。ふたりとも様になってます
jack君の先住犬、rey(れい)ちゃん。初めてのボードの進水式をした日に念願のドッグサップもかなった思い出の写真だそう
洞窟の中まで入れる、秘境感抜群の笹川流れ(新潟県村上市)。はなちゃん、船長さん気取りでキリッと乗ってます。気になる風景や鳥や魚に夢中で、水に落っこちちゃうこともあるそうだけどそれも楽しい思い出!?
岩肌が迫る水道をパドル1本で漕ぎ進む飼い主さんとはなちゃん。ふたりで上手にバランスをとりながら、いざ冒険に出発!
おそろいのサンバイザーで日除け対策もバッチリなベック君(右)とお友達。愛犬のサップファッションを考えるのも楽しそうです
「前方異常なーし!」得意顔で振り返るソルトちゃんは、青木湖や木崎湖(いずれも長野県大町市)がお気に入り。山に囲まれているので、夏でも涼しくて暴風になることが少なく、初心者にもおすすめ!朝はとても幻想的なのだとか
愛犬と一緒に乗るボード、先輩たちのおすすめは!? サップには大きく分けて空気を入れて膨らませるインフレ―タブルボード と、木や樹脂などで作られたハードボード があり、レジャーで使われるのは主にインフレ―タブルボード。とはいえ、ハードボードなら長く使えるという利点もあります。愛犬と乗るという最大目的 も視野に入れて、先輩たち愛用のボードを見てみましょう。
手頃な価格ながら、安定感のある大きめのサイズ感と8.2kgと比較的持ち運びやすい重さ、さらにカメラホルダーや荷物を固定できるバンジーコードが標準装備と、バランスのいいサップボードです。初めての人にもおすすめ。
【基本情報】
使用サイズ:幅81×長さ320×厚さ15cm
収納サイズ:幅52×高さ88×奥行き27cm
重さ:約8.2kg
耐荷重:130kg
付属品:空気ポンプ、リーシュコード、パドル、フィン、収納袋
座ってのんびりしたい人におすすめなカヤックシート付きサップボードです。背もたれがあるので、不安定な水上でも比較的安定して座っていられるのも魅力。シングルブレード、ダブルブレードに変えられる両用パドルでスタイルに合わせた漕ぎ方ができるのもポイントです。
【基本情報】
【基本情報】
使用サイズ:幅81×長さ320×厚さ15cm
収納サイズ:幅40×高さ97×奥行き23cm
重さ:約8kg
耐荷重:150kg
付属品:空気ポンプ、リーシュコード、両用パドル、カヤックシート、フィン、収納袋、防水バッグ
本体重量約6.8kgと、軽量で女性でも扱いやすいボードです。長く漕いでも疲れにくい代わりに、安定性がやや弱いため、犬と一緒に乗るなら小型犬が無難。すぐに使えるフルセット。
【基本情報】
使用サイズ:幅78×長さ290×厚さ15cm
重さ:約6.8kg
耐荷重:100kg
付属品:リーシュコード、センターフィン、SUPポンプ、補修キット(パッチ2枚、専用接着剤1)、パドル、持ち運びハンドルカバー、リュック型収納バッグ
幅が広く、大きめに設計されているため、安定感のあるサップボード。耐荷重150kgなので、愛犬と一緒に乗っても安心です。名前の通り、黒と黄色のハチのようなコントラストで男女ともに人気!
【基本情報】
使用サイズ:幅80×長さ320×厚さ15cm
重さ:約10.4kg
耐荷重:150kg
付属品:リーシュコード、パドル、トラベルバックパック、TPU防水バッグ、フィン、エアポンプ、修理キット
初心者からプロまで、幅広いユーザ―に向けたボードを展開しているアメリカのブランドNSP。その中でも、エレメントクルーズはツーリングやクルーズに、オールラウンドに使えるポピュラーなシリーズ。洗練されたデザインも注目度抜群!
【基本情報】
使用サイズ: 約9Ft8×32
近年は体験できるスポットも増加中。安全第一でチャレンジ! ボードもちょっとがんばれば買えそうな価格だし、インフレータブルタイプなら普段は空気を抜いて収納しておけるので、確かにこれは気軽に始められそう。とはいえ、最近はSUPでも水難事故が増えてきている そうで、#hinataいぬ部でも「流された事や、漕いでも漕いでも岸に辿り着かなかったトラブルが…」という声も。
ライフジャケットの着用や、スマートフォンの持参、リーシュコード の装着などの適切な装備はもちろん、当日の天気を調べて無理なく 遊ぶのも鉄則です。湖畔のキャンプ場や海、都内の川まで、体験スポットも増えているのでぜひ探してみて!