【革新的・新ギア】3本指であの苦闘に終止符を!「異形断面&絶滅危惧種な編み機」が叶える濃密キャンプ時間
キャンプで家族の手をケガから守る「金属グローブ」が予想以上に実力派でした
2023.08.10キャンプ用品
ギアの組み立て、薪割り、調理など、手先を使うシーンの多いキャンプ。家族で楽しむなら、しっかりと手を守りつつ、操作性も損なわない「グローブ」が人数分あると安心です。そんな中、金属でできた最強のグローブがあるという情報を入手。強度バツグンでいて、しなやかな使い心地という話ですが…。真相を確かめるため、編集部が体験イベントに参加してきました!
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
キャンプで手元の安全、なおざりにしていませんか?
出典:PIXTA
テントやギアの組み立てや分解、ペグ打ち、ロープ張り、ナイフや包丁を使った調理…。数えればきりがないほど、キャンプ中には手先を使う機会がたくさんあります。
一歩間違えれば、ケガをする危険があることは理解しているけれど、わざわざ手袋やグローブをするのは、正直、面倒。
だって、分厚いから手先の感覚がわからなくて作業しにくいし、何より夏場は暑いし。それに、着用してもしなくても、そこまで安全性って変わらないでしょ?...なんて思っちゃいますよね。
最強グローブ「ストロングンテ」がキャンプの作業の救世主に!?
そんなお悩みを解決してくれるのが、家電メーカー「パナソニック」から登場したタングステン耐切創手袋「ストロングンテ」。ステンレスの約2倍の強度をもつ「タングステン」という金属が使われた、強くて操作性にも優れた画期的なグローブです。
1950年、電球の発光部材(フィラメントコイル)にタングステンを採用してから培ってきた金属の細線化技術により、髪の毛の1/4の細さまで加工するのに成功。この度、手袋に編み込むまでに至りました。
高い耐切創性を誇る「ストロングンテ」は、自動車工場・ガラス工場などでプロが使用する最高レベルの「レベルF」「レベルE」のプロユースのほか、「レベルD」のデイリーユースもあり。木材や刃物など鋭利なものを取り扱うアウトドアでは、十分威力を発揮してくれます。
ストロングンテ デイリーユース レギュラーシリーズ
しかも、着けていることを忘れるぐらい薄くてしなやか。手先の感覚を求められる細かい作業も楽勝です。
家庭用(デイリーユース)は、2022年の9月から販売中。好評を受けて、2023年7月には子どもに最適な小さめシリーズが発売されました。
そして迎えた2023年8月。東京・代官山T-SITEで開かれた体験イベントに実際に参加して、hinata編集部が実力を確かめてきました!
強度がすごいって本当?細かい作業でも難なく使える?実際に検証してきた!
耐切創手袋「ストロングンテ」デイリーユース レギュラーシリーズ。色はベージュ
カッターで何度も切りつけても全然切れない!
イベントでは、ストロングンテの耐切創性を体感できるように、本品をカッターで切りつけてみるというかなり強気なデモンストレーションが行われました!
一般的なステンレスに比べると2倍の強度を誇る金属「タングステン」を編み込んでいるとはいえ、刃物で切られたら、ひとたまりもないのでは...?
まずは、一般的な綿の軍手をカッターで切りつけてみます。軍手の耐切創レベルはB。レベルDのタングステンよりも2段階弱いです。
軍手の上をなぞるようにカッターを振り下ろすと、するすると、いとも簡単に切れてしまいました。それに対して「ストロングンテ」はというと...?
まったくの無傷。ならば、もっと強く切ってはどうかと、右手で「ストロングンテ」をしっかり押さえながらカッターで何往復もしましたが、ほつれもしませんでした!
これには、ほかの参加者たちも、驚きを隠せなかった様子。「何度も切りつけてるのに切れない!」「これならナイフや包丁が滑っても、手を切る心配は皆無!」など、会場には思い思いの感想が飛び交っていました。
キャンプの調理時や、薪割り、バトニングなど、刃物を使うここぞ!の場面でサッと着用して使ったらキャンパーとしてとってもスマート。一つ持っていれば自分の株も上がりそうなアイテムです。
薄くてしなやか!結んだりほどいたりといった細かい作業も楽勝!
キャンプ中は、ガイドロープやごみ袋などを結んだり、ペグを引き抜いたりと、手先を使う細かい作業の嵐です。指先の感覚を保ちながら、対象物をしっかり握って、作業ができなければストレスフル!
そこで、イベントでは、ゴミ袋を閉じるときの操作性を体験しました。滑りやすいビニール製の紐でも、手のひら全体と指先をおおうゴムコートがしっかりキャッチ。滑ることなくぎゅっと締めることができます。
それに、両指の感覚がそれぞれに十分に感じられるほど薄い作りなので、とにかく作業が楽ちん。分厚い生地の手袋やグローブ特有の「手先がゴワゴワしていてなんだかわからない」というイライラからも解放されました。
ストロングンテ 小さめシリーズを着用して、快適に工作中!
見逃せないのが、2023年7月28日に発売したばかりの「小さめシリーズ」の仕様。ゴムコートが手のひら全体と指先を覆うようにしてあるレギュラーシリーズに対して、小さめシリーズは指先部分のみ。
手のひらの感覚がもっと素肌に近いし、蒸れにくいのがいいんです。暑い時期、とくに子どもたちは、蒸れに敏感。手袋やグローブなんてしたくないという気持ちに、待ったをかける仕様になっています。これなら家族みんなでそろえて無理なく使えそう。
タッチパネル操作対応!作業しながらスマホも快適に使える!
キャンプやアウトドアを楽しんでいるときでも、手放せないのがスマホの存在。そんな現代人の生活に寄り添えるよう、「ストロングンテ」はタッチパネル(※)にも対応しています。
着用しながらスマホの操作ができるので、SNSの確認やカメラの起動時にいちいち着脱する手間はナシ!安全性も快適性も譲れない欲張りキャンパーにこそ、おすすめです。
最後にダメ推しで、もう一つ魅力を伝えると、「ストロングンテ」は水洗いができて、洗濯機も使用可能!買い換える前提の消耗品ではなく、何度も繰り返し使えて経済的なんです。
※レギュラーシリーズのみ
安全性と操作性、快適性を網羅したまさに「最強」グローブ!
手袋やグローブは操作性もイマイチだし、着用してて心地よくない、着けてもつけなくても安全性は変わらないでしょ、なんて考えが180°変わるグローブが「ストロングンテ」です。
家族分そろえておけば、キャンプ中はもちろん、日常生活や防災用品としても活躍してくれること間違いなし!汎用性が高い手袋やグローブが欲しいなと感じたら、選ぶべき一品といえそうです。