キャンプでも家でも「美しい」明かりを。IWATADENKIのランタングローブへのこだわり【独自取材】
こだわりのグローブをつくり続けるブランド「handson grip」
2024.07.03キャンプ用品
大小さまざまなブランドが誕生し、今や強者ぞろいのアウトドア業界。取材をとおして日々膨大な情報を目にするhinata編集部が、自信を持っておすすめしたい「次来る」ブランドを紹介します。今回は、香川県のグローブに特化したブランド「handson grip」です。
制作者
hinata編集部 荘司めぐみ
キャンプ歴8年。月1ファミリーキャンプ目標。muracoのZIZ 5P テント愛用。
「夫婦で自分たちのキャンプ場を持つこと」を夢見る、ママキャンパー・ライター。キャンプ場の管理人経験あり。
今の目標は、キャンプ場の土地探しとドローンの資格取得です。
子連れ・犬連れキャンプと旅行が趣味で、体験をメディアやSNSで発信中。富士山の麓、静岡から国内外問わず飛び回ります!
Instagramアカウント:@meeee8926
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もくじ
「前から知ってたよ」が言える、新星ブランドをフォローしよう!
大小さまざまなブランドが存在するアウトドア業界。中には、オリジナルのキャンプギアを個人製作するところからSNSで評判が広がり、予約から数年待ちになるほどの人気アイテムを販売するブランドも。
そこで、Instagramのフォロワーが“まだ”1万人未満の「次来る」ブランドをhinataの独断と偏見でピックアップ。
新たなお気に入りブランドをいち早くフォローするチャンス!ぜひ、今のうちにフォローしておきましょう。
70年間グローブをつくり続けている老舗ブランド
「handson grip(ハンズオングリップ)」は、「サングローブ」という老舗手袋メーカーによって2014年にローンチされたオリジナルブランド。
ブランドの本拠地である香川県東かがわ市は、日本全国の手袋生産の90%以上を占める手袋の一大産地。時代の流れとともに、現在は企画から製造までを一貫して行なっている工場はほとんどなく、手袋メーカーとしての日本の技術や歴史ある産地を守っていきたいという想いから、他社からの製作依頼を受けるのではない“完全オリジナルブランド”を立ち上げるにいたったのでした。
「ハンズオングリップ」ではあえてブランドグローブの用途を限定せず、日常生活の移動時やランニング、登山などのアウトドアなど、あらゆる場面で活用できる“ユーザーのライフシーンに寄り添ったグローブ”を生み出しています。
もともとスポーツやアウトドア向けの専門分野に特化したグローブを多く製造してきたこともあり、専門の用途に対応するための特殊な成形パターンや縫製仕様などの難易度の高いグローブ製造技術を培ってきました。このような長年のグローブブランドとして培ってきたノウハウを存分に詰め込んだのが「ハンズオングリップ」です。
セレクトストアの存在で、唯一無二のグローブブランドに
企画、設計、生産までの全ての工程を自社で行う「ハンズオングリップ」。2021年には、自社工場と同じ香川県東かがわ市内に「UNWASTED(アンウェイステッド)」というセレクトストアを立ち上げました。「ハンズオングリップ」がつくるグローブの魅力をユーザーへ直接伝えるフラッグショップとしての役割もしています。
アイテムの企画段階からユーザーの手に渡るまで、全ての工程に携わっていることが「ハンズオングリップ」の強みのひとつ。正真正銘のmade in Japanに、強いこだわりを持っています。
handsongripオーナー
内海さん
ハンズオングリップが生まれた香川県東かがわ市は、日本の手袋生産のおよそ9割を出荷する手袋の街です。私たちはこの地で、約70年に渡り手袋づくりに関わっています。培ってきた技術に加え、新しい素材やノウハウ、その全てを一つひとつの製品に集約しユーザーに体感してもらえる、そんなものづくりを目指しています。
長く愛されるフィットするグローブ「Hobo」
「ハンズオングリップ」を代表するアイテムは、「Hobo(ホーボー)」シリーズ。絶妙な厚さで手にフィットする、タウンユースでもアウトドアでも活躍するグローブです。手袋専業のブランドというのが世界的に見ても極端に少なく、グローブの用途別にフラッグシップとなる代表的なアイテムをつくりたいという想いのもとつくられました。ブランドスタート当初に生まれてマイナーチェンジを繰り返し、パワーアップしながら現在も愛され続けています。
吸湿速乾性に優れたメリノウール100%素材のグローブ「Hobo」。メリノウールの中にもさまざまな特徴があり、特に薄すぎず厚すぎない、長時間着用しても不快さを感じない素材を選定しているそうです。グローブの着用を繰り返すことで、自分の皮膚が一枚増えたと思くらい自分の手にフィットしてなじんでくるのが特徴です。
タウンユースは1枚で、厳寒期にはインナーグローブとしても活用できるところも魅力。
「Hobo」にはハーフカットタイプや八分丈カットタイプも
ワンランク上のレザーグローブ「Fam+」
ショート丈で日常使いしやすいレザーグローブ「Fam+(ファムプラス)」は、素材全てに品質の高い食用の国産牛の革を使用したグローブ。皮の腐食を防ぐために、手袋用に独自になめされたものを使用しています。
牛革は強度があり、少し硬い印象のものが多い中「ハンズオングリップ」が使用する牛革は、牛革とは思えないほどしなやかな仕上がりの柔らかいアイテムになっているのが特徴。
一般的にウールやカシミヤが使用されることが多い、レザーグローブのインナー。「Fam+」には、保温性と通気性に優れた両面起毛のポーラテック社の「クラシックマイクロフリース」という機能フリースを使用しています。この牛革と機能フリースの組み合わせは「世界中を見ても、稀な天然素材×テクノロジーを再現できたのではないか」とオーナー内海さんは言います。
手袋のパターンには、特許を取得した特殊なパターンを実現、。マチ付きの手袋は4箇所の縫い目が指先に集結しているのが一般的なつくり。しかし、レザーグローブのような厚みのある素材だとゴワツキが出てしまう。それを縫い目が一カ所になるよう工夫し、使いやすさ、デザイン、機能性すべてにこだわった特殊なパターンです。
グローブだけにこだわり続けるブランド
すっきりとしたシンプルな印象を持たせながらも、実はこだわりが詰まっているという絶妙なバランス感が魅力の「ハンズオングリップ」のグローブ。この絶妙なバランス感を表現するのが、アイテムを企画する上で一番苦労するそうです。
キャンプや登山などの回数を重ねてくるとこだわりたくなるアイテム、グローブ。グローブとしての機能はもちろん、アウトドアファッションのワンポイントとなって楽しさも倍増!「ハンズオングリップ」のグローブは日常使いできるので、ひとつ持っていて損はないかも!?ぜひチェックしてみてくださいね。
今フォローすべきネクストブランド
大小さまざまなブランドが群雄割拠するアウトドア業界。取材をとおして日々膨大な情報を目にするhinata編集部が、自信を持っておすすめしたい「次来る」ブランドを紹介します。登場するブランドは、全てInstagramのフォロワーが"まだ"1万人未満。今のうちにフォローしておけば、トレンドの最先端に立てるかも!?