愛犬とキャンプデビュー!ワンちゃんのキャンプでの過ごし方
愛犬と海デビュー!千葉・館山の無人島、沖ノ島で「ビーチコーミング」が楽しい
2023.06.28ライフスタイル
「今年は水遊びデビューしたいけど、川だと流れが急だったり足場が狭そうだったりで不安…」。そんな人におすすめなのが、ワンちゃんとのビーチコーミング。ゆる~く水に親しめて、浜辺では一緒にお宝探しもできちゃいます。ビーチコーミングスポットとして人気で犬連れもOKな、千葉県館山市の沖ノ島に行ってきました!
制作者
hinata編集部 舟橋愛
旅行・レシピ・ウエディング・ペット系などが得意な編集ライター。2020年8月から房総半島に移住して甲斐犬たちと田舎暮らし満喫中。休みの日は畑に行ったり庭でお酒飲みながら犬とご飯食べたりしています。今やりたいことは犬との快適な車中泊を極めること。
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もくじ
お散歩の延長で犬と海遊び!「ビーチコーミング」とは?
ビーチコーミングとは砂浜で漂流物を集めること。貝殻やシーグラスのほか、ときにはイルカの耳骨といっためずらしいお宝が見つかることも。
ただし、海辺には毒針を持った魚やクラゲ、鳥の死骸などが打ち上げられていることもあります。毒針のある魚やクラゲは死んでいても危険なことがありますし、鳥の死骸は鳥インフルエンザを持っているかもしれません。そうした生物は生死に関わらず素手で触れず、もちろん愛犬も近付かないように注意が必要です。
お散歩の延長で少なめ荷物でも行ける!
[上段左から]折りたたみチェア、タオル、拾ったものを入れるビニール袋、犬のうんち用袋、カラビナ、くるくるワンワン(砂には使えませんが、地面が硬い場所があれば犬の係留に便利)
[下段左から]小さいザル、レジャーシート、長めのリード(ロングリードがあればなお可)、お散歩ハンディシャワー(リッチェル)、犬用おやつ
持ち物としては、極端な話、拾ったものを入れる袋があるだけでもいいのですが、せっかくの砂浜なので長いリードでのびのびとお散歩させてあげたり、水の中で遊んだりと愛犬満足度も高めたいもの。そんな観点から持ち物を選んでみました!
必須なのは以下7点。
- タオル
- ビニール袋
- 犬のうんち用袋
- カラビナ
- 長めのリード
- お散歩ハンディシャワー
- 犬用おやつ
こんなグッズがあると便利!
初めての水遊びに挑戦するのはこのコ!
まかせて!なウインク?子犬ならではの好奇心で砂浜でも大はしゃぎでしたが泳げるのかな?
今回のチャレンジ犬は、生後5カ月の甲斐犬ウタちゃん。水に入るのも海に来るのも初めてですが、楽しんでくれるかな?ちなみに、呼び戻しの訓練もまったくしていませんが、せっかくロングリードで広い場所に来たのであとで呼び戻しもしてみようと思います。
hinata編集部
舟橋 愛
乗馬のインストラクター、制作会社などを経て編集ライターとして独立。甲斐犬に魅せられて2020年に房総半島に移住。本業の傍ら、保存のために甲斐犬のブリーダーをしている。現在、一緒に暮らす犬は7頭。愛玩動物飼養管理士2級、ペット共生住宅管理士。
まずは周辺に慣れるためにブラブラ砂浜散歩
歩いて渡れる無人島!?沖ノ島は冒険心もくすぐる穴場スポット
千葉県館山市の「沖ノ島」は、海岸から伸びた砂州を歩いて渡れる無人島。珊瑚生息域の北限でもあり、海中では豊かな生態系が育まれています。余談ですが、あのさかなクンもこの海に惚れ込んで館山に移住したほど!
そんな沖ノ島はビーチコーミングスポットとしても人気で、いろいろな種類の貝殻や珊瑚のカケラ、イルカの耳骨といった漂着物が流れ着く場所。島へ向かう砂州のほか、緑深い島の奥にも岩場のある浜があり、いいスポットを探しながら探検気分も味わえます。
砂浜を散歩して海の匂いや砂の感触に慣らそう
海は普段かがない独特なにおいがするので、最初は散策がてらワンちゃんを環境に慣らしてあげて。砂浜だけではなく波打ち際にも近付いて、全体を見せてあげると安心します。ガラスや貝殻で肉球を切らないよう注意しながら散策しましょう。
島の中は緑豊かな森。こちらも愛犬が喜ぶスポット!
周囲約1kmという沖ノ島は、30分もあればまわれてしまう小さい島ながら、900年以上の歴史を持つ宇賀明神、自然の森、貝殻が多く打ちあがる磯などがあり、見どころがいっぱい。散策路も整備されていて歩きやすく、犬とのちょっとした冒険にぴったりです。
海と森を同時に味わえるのもワンちゃんにとっては楽しいポイント。「連れてきてみたけど、うちのコ、水はいまいちみたい…」という場合は、島内や磯でお散歩だけ楽しむこともできます。
誤飲に気を付けながらビーチコーミングしてみよう!
砂州や島内をぐるりと周ってみたところで、島の奥にある磯の近くにコーミングスポットを決定。ここからさらに少し奥に行くと貝殻がザラザラ落ちている場所もあるのですが、犬の肉球の事を考えて平らな岩と砂が広がっている磯にしました。ここにも砂の中に埋もれた貝殻がたくさんあります。
歩きながら探してもいいのですが、海を見ながらぼーっとするのもいいなと、折りたたみチェアをセット。ビールとおつまみを持ってきたら完璧でした。
飼い主が集める貝殻にウタも興味津々。犬によってはパッと口に入れて食べてしまうコもいるので誤飲しないように気を付けて
椅子のまわりだけでも結構見つかります。昔、通貨の代わりになっていたという「タカラガイ」、小さな巻貝、桜貝が見つかることもあります。ガラスが漂流して角が取れ、擦りガラスのようになった「シーグラス」は近年、全国的に減っているそうですが、3つだけ見つけました。
これは!というシーグラスや貝殻が見つかったら、持ち帰ってアクセサリーにしたり、おそろいで愛犬の迷子札に付けたりするのもおすすめです。
今回の戦利品。貴重なシーグラスはぜひ愛犬とのおそろいグッズにしたいところ
遊びがてらコマンドも。砂浜は呼び戻しの練習におすすめ
同じ場所でずーっと飼い主が砂浜を見ていると愛犬も飽きてきてしまいます。途中でコマンドの練習をすれば犬も刺激になってしつけも入れられて一石二鳥!
広い場所じゃないとできない呼び戻しの練習は砂浜でやるのにうってつけ。ドッグランやお出かけ先で万が一犬が逃げてしまったときにも必須のスキルなのでこの機会にちょっとやってみましょう。
呼び戻しの訓練としては、長いリードやロングリードで犬を自由に遊ばせておいて、「おいで」と声をかけます。初めての場合はおやつを見せて呼び、「“おいで”で行くといいことがある」と覚えさせる方法と、リードを軽く引いて「おいで」という言葉と行動を紐づける方法(またはその両方)が伝わりやすいようです。まずは飼い主の足元まで来るようにしましょう。
足元まで来られたらすぐにおやつをあげず、オスワリをさせて「マテ」で落ち着かせて。来た段階でおやつをあげると「おやつをもらってまたすぐ遊びに行けばいいや!」となってしまうことも。
呼び戻しを使うのはリードをつなぎたいシーンが多いので、近くまで来て座って落ち着く、をセットにしておくと便利です。
オスワリで落ち着いていられたら褒めながらおやつ。これを繰り返しますが、犬は声だけではなく人間の状況も見て判断しているようです。たとえば、人間が座っているときにできたからといって、立っているときにもできるとは限りません。
人間が立った状態、座った状態、後ろを向いた状態…といろいろなパターンで遊びながらやっていくと「おいで」というコマンドそのものがしっかり入ります。
いよいよ海へ!人間が先に入ってあげると犬も安心
呼び戻しでおやつをあげたことで、犬が飼い主により注目するようになります。そんなタイミングで初めての海に誘ってみることにしました。
打ち寄せる波の感触や、その時に足の裏で動く砂の感触など、犬にとって初めての海はとにかく謎だらけ。まず飼い主が先に入って大丈夫なのを見せながら「おいで」と呼んでみます。
呼ばれても波打ち際で考え込んでいるウタ。尻尾が下がっちゃってます
できるだけ無理に引き込まずに、自発的に入ってくれるのが理想。嫌がるのを無理やり入れると水がきらいになってしまうこともあるので気を付けて。
抱っこが好きな子なら、抱っこして足先だけ少し水に浸けてあげるなど、徐々に慣らしてあげましょう。
じわじわと入ってきました。ここからが長い…!でも、まずは海に入れたらしっかり褒めてあげましょう
5分ほどして、ようやく自発的に海の中でじゃぶじゃぶと歩き始めました。こちらをチラチラ見ながら、おなかまで水に浸かってたまに犬かきもどきも披露。まだ顔がこわばってるけど…初めてなら上出来かな?褒めちぎってから、出たがったらすぐに海から上がります。
この時はまだそんなに暑くなかったのですが、ものすごく暑い時だと気持ちよくて水が大好きになっちゃうコも多いようです。そう考えると、入るシーズンも重要ですね。
また、犬用ライフジャケットは装着すると浮力が付くので、愛犬が楽に泳ぐことができます。シニア犬や小型犬、水を過度に怖がるコにはライフジャケットを付けてあげるのもおすすめ!
狙い目は早朝!愛犬とのびのび浜遊び
流れがなく穏やかで、徐々に深くなるため、自分のペースで水に入れる海は愛犬の初めての水遊びにぴったり。本格的なシーズンが来る前や、オンシーズンでも早朝なら人が少なく、涼しくておすすめです。
水がダメそうなら浜辺で宝探しをしたり、遊びがてらのコマンド訓練など、プランBがすぐ立てられるのもビーチコーミングのいいところ。見つけた漂着物は愛犬との素敵なお出かけ記念になりますよ。
次回は「犬と水遊びができるスポット&キャンプ場」を紹介予定!
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今回紹介したアイテム
商品画像 | |||
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