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バカびたし

かければかけるほどウマい!?バイきんぐ・西村瑞樹さん監修スパイス「バカびたし」「バカまぶし」の無双が止まらないワケ

大のキャンプ好きとして知られる、人気お笑いコンビ「バイきんぐ」の西村瑞樹さん。監修したアウトドア調味料「バカまぶし」と「バカびたし」は、これまでの定番スパイスとは一線を画す“新定番”として、多くのキャンパーから人気を集めています。今回hinata編集部では、完成にいたるまでの開発ヒストリーと、西村瑞樹さんならではのキャンプ飯の楽しみ方を本人にインタビュー。それぞれのおすすめ使用方法まで、がっつり聞いちゃいました!

バイきんぐ・西村瑞樹さん監修の、言わずと知れたヒット商品

バイきんぐ西村
[写真左から]「バカびたし」「バカまぶし 辛いの」「バカまぶし 辛くないの」
大人気芸人である「バイきんぐ・西村瑞樹さん」のもう一つの顔は、「ウマい飯」にこだわるキャンパーであること。焚き火をうまく使いながら調理する様子は、YouTubeチャンネル「CAMP西村チャンネル」でも人気を集めています。2021年には、自身が監修したアウトドアスパイス「バカまぶし」を発売。翌年には食材に絡みまくるタレ「バカびたし」を発売し、キャンプ飯にこだわるキャンパーから注目されています。 西村さんが監修した調味料は、2023年5月現在で以下の三種類です。
  • バカまぶし 辛いの
  • 厳選された12種類以上の素材をブレンド。肉のうまみを最大限引き出す、食感も特徴的なスパイス。
  • バカまぶし 辛くないの
  • 「辛いの」が得意でない人のために、マイルドに調整された「バカまぶし」。
  • バカびたし
  • しっかりと肉に絡む“超濃厚”なタレ。タレでそのままご飯が食べられるほどのうまみ。
今回、hinata編集部では、そんなこだわりのキャンプ飯を楽しむ西村瑞樹さんに突撃インタビューを決行。販売中のアウトドア調味料へのこだわりと、今後の野望を伺いました!

本人登場!「キャンプ飯はイベントのように楽しみたい」

バイきんぐ西村
バイきんぐ 西村瑞樹さん 1977年4月23日生まれ、広島県出身。1996年5月、小峠英二とお笑いコンビ・バイきんぐを結成。『キングオブコント2012』で優勝を果たす。ソロキャンブームの火付け人であり芸能界屈指のキャンプ好きで知られ、その活躍は多岐にわたる。初の冠番組「西村キャンプ場」(テレビ新広島)が絶賛放映中。お笑い芸人ヒロシ率いる「焚火会」メンバー。

外でご飯を食べるなら「バカみたいに」ウマく食べたい

——今日はよろしくお願いします!さっそくですが、西村さんにとっての「キャンプ飯の楽しみ方」を教えてもらえますか? 西村瑞樹さん(以下「西村」):自然に囲まれた中で食べれば、それだけでご飯は1.5倍くらいおいしく感じますよね。ソロキャンプは基本的に自分の好きなものを好きなだけ食べていますが、グループキャンプなど、誰かと一緒のキャンプの時は、「なにそれ!」とみんなから驚かれるようなご飯をつくりたいと思っています。 以前、山口県の下関で食べた瓦そばがすごくおいしくて、これを焚き火でやったらすごく良いのではないかと思い、キャンプでつくってみたらめちゃくちゃウケましたね。瓦もネットショップでわざわざ買いましたよ。980円で見つけたのでちょっとガッツポーズしたのですが、送料で1,300円もかかっちゃいました。 ——「キャンプの楽しさ・魅力」をトータル100%とすると、食材調達や調理含む「ごはんの時間」の占める割合は、そのうち何%くらいになるのでしょうか。 西村:50%くらいは占めますね。僕は焚き火を楽しむ時間がすごく好きで、調理も焚き火ですることが多いです。なので、キャンプ飯も焚き火カテゴリーの中に入ってくるイメージですね。焚き火で調理をすると、達成感もプラスされますし、キャンプ飯は大きなイベントの一つです。
バイきんぐ 西村
西村さん愛用の鉄フライパン、通称「バカ鍋」
——西村さんの調理スタイルといえば“バカ鍋”が代名詞ですが、あの鍋はいつごろから使われ始めたのでしょうか。 西村:2016年あたりからですね。ヒロシさん、スパローズの大和さんの二人とアウトドアショップに行ったときに、僕がすごく食いついているのを見て、焚火会のメンバーが僕の誕生日にプレゼントしてくれたんですよね。それ以降、みんなで行くときはバカ鍋を持って行って料理を振る舞っていますが、メニューは「焼きそば」一本勝負です。ひき肉に変えて坦々麺風にアレンジしたりもして楽しんでいます。

“これだけありゃあ何でもイイ”やつが欲しかった

バイきんぐ西村
——アウトドア調味料をイチから開発するにあたって、どんなものをつくろう、という思いがありましたか? 西村:スパイス監修の話が出る前から、アウトドアスパイスと呼ばれるものはいくつか販売されていて、僕自身もいろいろ使ってみていました。正直、どれもおいしいと思いますし好きです。ただ、似たようなものが多いな…という印象もありました。なので、自分でつくるのは「他のスパイスとは一線を画すような、パンチの効いたもの」がいいなと思っていました。そういった点では、「バカまぶし」と「バカびたし」のどちらも、オリジナリティある一本になっていると感じますね。 ——「バカまぶし」という名前はどのように決まったのでしょうか。 西村:とにかくインパクトのある名前にしたかったんですよね(笑)。その中でも、バイきんぐのコンビ名とかけて、カタカナ二文字とひらがな三文字にしようというを考えていて、バカみたいにまぶしてほしいという思いから「バカまぶし」になりました。

キャッチフレーズは“タレ界の徳川家康”。王道を攻める「バカびたし」

このドロッと感はほかにナシ!肉に野菜に、絡みまくる一本

バカびたし

出典:バカびたし公式

製造過程で余分な水分を極力飛ばし、お米本来のうまみやコク、甘みを引き出した「煮切りみりん」と、半年熟成させた麦みそが味わいに奥行きを生む。ドロッと濃厚なのにしょっぱくない、しつこくないのは、隠し味に使われた「洋ナシ」の香りと酸味が口の中をさっぱりさせてくれるから。一度食べると止まらない、クセになる味わいが魅力。バカびたし 220g 840円(税込)
——「バカまぶし」がすぐに市民権を得たのも、やはりそういったキャンパー目線での「これが欲しい!」というポイントを押さえていたからなのでしょうね。スパイスの次に「タレ」をつくろうと思ったのにも、何かきっかけがあるのでしょうか? 西村:最初に出した「バカまぶし」を皆さんに使ってもらえるようになって、「スパイスの次はタレをつくろう!」と思っていました。自分で料理をするときに、ステーキソースなどをつくっていたのは、きっかけの一つとしてあるかもしれませんね。 ——市販の焼肉のタレなどに対して、物足りなさなどを感じたところもきっかけの一つだったのでしょうか。 西村:バーベキューで紙皿を使う場合に、市販のタレだとサラサラしているのであふれやすかったりしますよね。あとは、サラサラゆえに濃厚さがあまり感じられなかったり。「バカびたし」の開発はそのあたりを考慮して進めました。原材料に水を含まないので、市販の焼肉のタレと比較した場合に、圧倒的なドロッと感があります。紙皿でもタレがこぼれにくく、食材にバチッと絡むのは「バカびたし」ならではの推しポイントです。 ——牛・豚・鶏肉の中で、西村さんが一番合うと思うのは何肉ですか? 西村:脂がのった牛肉のサーロインなどがおすすめですね。歳をとると、この脂がなかなかしんどく感じてくるのですが、洋ナシを使った「バカびたし」で食べれば、重たくなりがちな脂もサッパリとした後味で食べられます。ちなみに、タレをかけるのは、食べる直前がおすすめですよ!焼き鳥の時は、専門店で卓上に置いてある辛みそをつけるような感覚で、皿に入れた「バカびたし」を少しずつつけながら食べるのもたまりません。

白米との相性抜群!おかずぐらいウマい

——スパイス感の強かった「バカまぶし」に対して、「バカびたし」はみそベースでより日本人ウケする印象です。「タレ」と「スパイス」で違うテイストにするイメージがあったのでしょうか? 西村:特にイメージしたテイストはありませんが、濃厚で最高な一本をつくりたいと考えていました。とにかく王道を突き詰めたかったんです。天下をとりたい、という願望も込めて「タレ界の徳川家康」と言わせてもらいましょう。みんなが長く愛してくれるタレになっていたらうれしいですね。 ——公式サイトでは焼きおにぎりに塗るというアレンジも紹介されていて、ご飯と合わせたくなりました。 西村:ご飯との相性も間違いないですよ。おかずの味付けに使う時は、口に運ぶ前に白飯の上をバウンドさせてほしいですね(笑)。まさに白飯泥棒です。本当においしいタレは、それだけでご飯がすすみます。

ウイスキー瓶のようなボトルで「生活感ナシ」

——ウイスキー瓶のようなボトルデザインにも何か理由があるのでしょうか。 西村:このデザインはメーカー側からの提案だったのですが、結果的にめちゃくちゃいいアイデアだったなとお気に入りです。キャンプ場でテーブルの上にこのボトルが置いてあったら、「なんだかおいしいご飯をつくってくれそう」「上級者なんじゃないかな」と思われる。そんなデザインになったと思います!

スパイス界のライト兄弟!?「バカまぶし」の二種使いでさらにウマくなる

バカまぶし
フェンネルやシナモン、クローブなど、世界中から厳選した12種類のスパイスを配合。ふたを開けると、食欲をそそる香りが一気に広がる。特に華やかな存在感のあるクミンとゴマは、ホールとパウダーの両方を配合。パリパリとした食感も味わえる唯一無二のアウトドアスパイスに仕上がっている。唐辛子入りの「辛いの」と「辛くないの」、好みに応じてお好きなほうをチョイス。バカまぶし(辛いの/辛くないの) 各80g 840円(税込)

絶対的レギュラーとなる調味料をつくりたかった

——「バカまぶし」に込めたこだわりを教えてください! 西村:キャンプに持っていける調味料が三つまでと限られたとしても、そこに絶対食い込んでくるようなものを作りたいと思っていました。キャンプでは「焼き」というのが調理の工程として多いので、そんなシーンで使われた時に、食材のうまみを引き出してくれる、というのはこだわった点の一つです。 ——「辛いの」と「辛くないの」西村さんのおすすめはどちらですか? 西村:我が家で一番減りが早いスパイスは「辛いの」です。ただ、妻が辛いものが苦手なので、一緒にご飯を食べるときは「辛いの」と「辛くないの」をブレンドして辛さを調節しています。辛さの好みは人それぞれだと思うので、ぜひブレンドしてちょうどいい辛さを見つけてほしいです。 「バカまぶし」は、食感なども含めて他のスパイスとは一線を画す「スパイス界の革命児」だと思っていますが、「辛いの」と「辛くないの」という二つから成り立っていることを考えると、「スパイス界のライト兄弟」のようとも言えますね。各々でも十分に活躍しますが、ぜひ二つ合わせて使って欲しいです!

おいしいのは当たり前!「バカまぶし」ならではの“食感”

——「バカまぶし」は、ほかのアウトドアスパイスと比較しても、食感に特徴のあるスパイスになっていると思いますが、なぜそこにこだわったのでしょうか。 西村:先ほどの話と若干かぶってしまいますが、「焼く」というのがキャンプ中の調理法として主流なので、それによって引き出されるスパイスの良さ、みたいなものを入れたかったんです。それが、クミンやゴマを粒のまま入れて「食感を際立たせる」ことだったんですよね。脂との掛け合わせで香りも出しつつ、噛めばパリッと食感も楽しい料理になると思います。
——西村さんおすすめの使い方はどういった使い方でしょうか。 西村豚肉や鶏肉など、脂のある食材となじみがいいので、お肉にぜひ合わせてほしいですね。鹿肉などのジビエと合わせるのもおすすめです。クミンのパンチが強いので、ジビエ特有のクセを柔らかくしてくれて、食べやすくなると思いますよ。 ただ、霜降りの、いわゆる「いい牛肉」には、「バカまぶし」だけに限らずどのスパイスもですが、「塩」に敵わないなというのも本音です。素材の味として完成されているので、スパイスの入る余地がないですね(笑)。

“バカのW使い”もアツい!

——商品の公式サイトには、「バカびたし」に「追いまぶし」で味変、という使い方も紹介されていました。もともと両者組み合わせで使ってほしい、という想いがあってのものでしょうか。もしくは、偶然相性が抜群だったのでしょうか。 西村:狙ったわけではないんです。「バカびたし」のテストを重ねていく中で、ふと思い立って二つを合わせてみたら、びっくりするほどおいしくて。お互いが無いものを支え合っている感じなんですよね。ここも、「バカまぶし」には辛さの違う二種類があるので、使い分ければ好みの味に調整できますよ。
——「バカまぶし」と「バカびたし」はすでに大人気調味料ですが、次回作の野望は…? 西村:もし次があるなら、「料理のさしすせそ」全部にチャレンジしたいですね。化粧品のトラベルセットみたいな…。あ、細かいところはまだ考えていませんので、これ以上はちょっと秘密にさせてください!

全国の「hinataキッチン」で“絶品スパイス特集”を展開!

絶品スパイス特集
西村瑞樹さんが監修したアウトドア調味料「バカまぶし」と「バカびたし」は、食感や調味料同士の組み合わせが楽しめるのが特徴。ぜひ、お好みのお肉や料理に合わせて使ってみてください! 全国のスーパースポーツゼビオ店舗「hinataキッチン」コーナーでは、2023年5月26日(金)から6月18日(日)まで、期間限定で「絶品スパイス特集」を展開!「バカまぶし」や「バカびたし」をはじめ、キャンプで活躍間違いなしのスパイスが数多く店頭に並びます。夏の食欲を盛り上げてくれる調味料を探しに、ぜひお近くのスーパースポーツゼビオに足を運んでみてください!

「バカまぶし」と「バカびたし」を店舗で見たい!



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