バイきんぐ西村が探る!近未来型アウトドアイベント「SOTOWAKU PARK 2023」の全貌
アウトドアとテクノロジーという相反するキーワードを繋げるイベント「SOTOWAKU PARK 2023」が初開催。一体どんなイベントになるのか想像もつかない、ということで、オフィシャルサポーターを務めるお笑いコンビ「バイきんぐ」の西村さんがイベント主催者を直撃しました!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
次世代のアウトドア体験ができる「SOTOWAKU PARK 2023」とは?
2023年2月18日(土)、19日(日)に行われる「SOTOWAKU PARK 2023」を主催するのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント。ソニーグループにおいて、エンタテインメントをけん引する企業がどんなふうにアウトドアと結びつくのか、すでに多くのキャンパーたちの注目の的となっています。これまでに体験したことのないアウトドアイベントになりそうな予感がぷんぷんします!
イベント主催者をバイきんぐ西村が直撃!
イベントのオフィシャルサポーターを務めるのは、お笑いコンビ「バイきんぐ」の西村瑞樹さんとTOKIOの国分太一さん、アニメ「ゆるキャン△」などにも出演している声優の豊崎愛生さん、そして、ミシュラン一つ星レストランsioのオーナーシェフ鳥羽周作さんというバラエティ豊かな面々。
西村さんは、キャンプ好きのお笑い芸人で結成する「焚火会」のメンバーとともに当日トークセッションをする予定なのですが、実はこのイベントの全てを知っているわけではないのだとか。そこで、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下「SME」)を訪問!キャンパーたちの代表として、主催者に疑問をぶつけてもらいました。
バイきんぐ
西村瑞樹さん
1977年4月23日生まれ、広島県出身。1996年5月、小峠英二とお笑いコンビ・バイきんぐを結成。『キングオブコント2012』で優勝を果たす。ソロキャンブームの火付け人であり芸能界屈指のキャンプ好きで知られ、その活躍は多岐にわたる。初の冠番組「西村キャンプ場」(テレビ新広島)が絶賛放映中。お笑い芸人ヒロシ率いる「焚火会」メンバー。
「SME」がアウトドアイベントを開催する理由とは?
アウトドア×テクノロジーで何が起こるのか
西村瑞樹さん(以下「西村」):SMEって音楽のイメージですけど、なぜアウトドアイベントを開催するんですか?
「SOTOWAKU PARK 2023」主催者(以下「主催者」):昨今は音楽だけでなく、アニメやゲーム、スポーツといった「エンタテインメント」をキーワードに事業展開をしていて「アウトドア」もその1つでは、というところで開催に動き始めました。名前のとおり、ソト遊びのワクワクを知ってもらいたいというのがテーマです。
西村:「アウトドア×テクノロジー」ってテーマもあると聞きました!
主催者:私たちはエンタテインメントの会社なのですが、元になっているのはソニー(ソニーグループ)というテクノロジーの会社です。ソニーグループは今、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」という目標を掲げています。ソニーらしい「テクノロジー」をアウトドアという「エンタテインメント」に掛け合わせて、楽しみの可能性を広げる提案ができたら、と思っているんです。
西村:なるほど。具体的にはテクノロジーを使ってどんなことをするんですか?
主催者:キャンプを始めたい人たちが直面する問題を、テクノロジーの力で解消して、踏み出しやすくできたらと。例えば、臭いのが苦手な人もいますよね。お風呂に入らず、シュラフで寝たら翌朝臭くって辟易…なんてこともあるでしょう。でもソニー開発の「Triporous™(トリポーラス)」という消臭効果のある環境配慮型の新素材で作ったギアなら、それを解決してくれるかもしれません。
西村:その素材でテントもできるんですよね。僕はテントに焚き火の煙の匂いがついたら「焚き火のお持ち帰り」だと思っているのでいいんですけど、匂いがつくのが嫌だっていう人も確かにいるんですよ。そんな人たちは「こういうのを待ってた!」ってなりそうだし、ストレスなくキャンプに行けますね。
テクノロジーを使って気軽に昆虫採集体験
主催者:虫が好きな子どもは多いですが、一方で触るのが怖いという子も多くいます。虫を触るのが苦手な子どもたちには「ARデジタル昆虫採集」というテクノロジーを使ったアクティビティを用意していますよ。タブレット端末を持って森の中に入ると、木にヘラクレスオオカブトなんかがいたりして、採集できるんです。
西村:それ、僕もやらせてもらいましたけど、大人がやっても童心に帰るというか。僕らが子どものころは夜に樹液塗って、翌朝行ったらたくさんカブトムシがいたりしましたけど、今、子どもたちがそれをできるかっていったら、そんな環境の場所って限られているじゃないですか。でもこれなら、虫採り体験が気軽にできるわけで。見つけたときの興奮は、バーチャルでも十分味わえますからね。
主催者:まだまだ開発中のものですが、テスト版を無料で体験してもらうことができます。この「ARデジタル昆虫採集」をきっかけに、子どもたちが実際に森や山へ虫採りに行ってくれたらとてもうれしいです!
デジタル技術で屋内にいながら非日常のアウトドア体験を
都心にいるはずなのに、テントの中は別世界!?
西村:そういえば、ダンボールのテントが展示されるんですよね?雨でも大丈夫だとかで、興味津々です。ちょうど子どもをテント泊デビューさせようと思っていて…とは言っても、初めてがダンボールっていうのは、まあないか(笑)
主催者:本当に屋外OKで、南極でも使えたそうですよ。テントの話で言うと「ドームテントでの非日常体験」という展示もあります。テントに入ると映像が映し出されて雪山やオーロラが広がり、音響も入ることで、まるで実際に雪山にいるかのうような感覚になります。まさに「どこでもドア」みたいに。
西村:それはおもしろそう!僕、オーロラの下でキャンプをしたいと思っていたんですよ。
車が家までお出迎え!?ソニーが考える未来のキャンプ
自動運転で多くの人にキャンプの楽しみを
西村:テクノロジーでキャンプの楽しみ方がガラッと変わりそうですね!
主催者:そうですね。私たちはテクノロジーの力で、もっと多くの人にアウトドアの魅力を知ってもらいたいと思っています。例えば、今ソニーは自動運転の研究・開発をしているのですが、この技術がさらに発展すれば、車が家まで出迎えてキャンプ場まで連れていってくれる、なんてこともできるかもしれません。
キャンプ場までの道中が楽しみという人がいるのはもちろん承知していますが、初心者で山道の運転に慣れていないとか、都心に住んでいてそもそも車を持っていない人にとっては、キャンプのハードルがグッと下がるでしょう。
西村:それはめちゃくちゃ便利ですね!実は、2022年はプライベートでキャンプに行く時間がなかなかとれなかったんですが、そんな技術があれば空き時間にふらっとキャンプに行くことができますね。
主催者:テントや調理器具などを用意した車が出迎えてくれれば、体一つでキャンプができてしまいますね。ちょっとした空き時間に、手ぶらでキャンプができる未来も近いかもしれません!
西村:ちなみに…もう実際にキャンプに行くのではなく、脳にチップを埋め込んでキャンプを疑似体験できる、なんてことは可能ですか(笑)?
主催者:お〜、それはまさにSFの世界ですね(笑)。今すぐ実現するのはなかなか難しいかもしれませんが、テクノロジーが発展すればそんな夢のようなこともできるかもしれませんね!
西村:本当ですか!じゅあ、実験するときはぜひ僕を呼んでくださいね(笑)!
「ガチキャンプ層」も「“非”ガチ層」もエンタメとして楽しめるイベント!
新しいキャンプスタイルを見つけよう
主催者:これから始める人はもちろん、ずっとキャンプをしている人でも出会ったことのないスタイルがあると思うんです。その出会いをこのイベントで作れたらいいなと。そんな「外枠」を広げるという意味もタイトルに込めていて、初心者も上級者も楽しめるイベントを目指しています。
西村:僕もソロキャンから始まって、グルキャン、ソログルキャン、そして今はファミリーキャンプ。違うスタイルを経験しながら、それぞれの喜びを見出している気がしますね。
主催者:スタイルを伝える意味では「焚火会」メンバーでのトークセッションもありますよね。
西村:そうでした!「焚火会」のサイトを再現した展示もあるので、僕らの中に入って一緒にそのキャンプスタイルを味わった気分になれるんじゃないかな。その辺もぜひ楽しみにしてもらいたいです!
子どもでも楽しめるワークショップやフードエリアも用意されていて、家族やキャンプ入門者も大歓迎の「SOTOWAKU PARK 2023」。出展ブランドには、こだわりのガレージブランドが揃うとあって、上級者も満足なコンテンツがズラリ。ガチ層も非ガチ層も「まだ知らない、アウトドアの魅力」を体験できるかも!
SOTOWAKU PARK 2023開催概要
【基本情報】
イベント名:SOTOWAKU PARK 2023
主催:SOTOWAKU PARK 2023 実行委員会
日時:2023年2月18日(土)〜2月19日(日)9時~18時(最終入場17時30分)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟3-4ホール(東京都江東区有明3-11-1)
チケット:当日券 3,000円(税込) ※小学生以下入場無料
文/池上隆太 撮影/田中利幸