夏休みの宿題を片付ける最後の切り札!?撮って貼ってまとめるだけの、1日でできるお手軽自然研究
楽しい夏休みはあっという間。子どもの宿題はもう片付きましたか?ドリルや絵日記は最悪どうにでもなるとして、最大の敵はそう、自由研究。残り2、3日でアサガオの成長日記はつけられないし、工作もあれこれ準備が必要。「やばい!」と焦っても、始業式は待ってくれません。そんな悩めるパパ・ママに、今こそ勧めたいのがそと遊び。カメラを持って自然に飛び込むだけ、楽しみながら1日で仕上げる禁断の自由研究をこっそり教えます。
夏休みの最難関「自由研究」。カメラさえあれば、残り1日でもどうにかなる!
自由研究とはその名の通り、自分が不思議に思ったことや疑問について、調べ、考えて、他の人に教えてあげること。
やることは大きく分けて3つ。
①テーマを決める
②材料を集める(調べる)
③うまくまとめる
特に時間がかかるのが①と②。ここをうまく短縮する方法が「外に出て気になったものを写真に残す」という方法です。自分でカメラを操作できるので、子ども自身にも楽しんで取り組んでもらえる他、親があれこれネタ集めや下調べをする必要がないのもポイント。
焦る前にまず「そと」へ!研究材料はそこらじゅうに転がっている
動物もいれば虫もいる、植物もある。自分で何かを調達する必要がなく、目についたものがなんでも研究対象になるのがアウトドアです。
あちこち散策しながら「これを調べてまとめる!」と対象だけ決めれば、あとは手持ちのスマホで気になったものをパシャパシャ撮っていけば、①のテーマ決めと②の材料集めがあっというまに完了。
1日でどう変わる?空を観察してみよう
簡単だけど奥が深い空観察
一番簡単、かつどこでもできるのが、同じ場所で時間帯ごとに空の変化を比較する「空観察」。撮る場所と向きを決めて、雲の様子や空の色を記録。なぜその変化がおこるかや天気との関係をレポートにまとめます。
特別な道具は必要なし!
空観察に必要なのはこんな道具たち。どれも普段学校や自宅で使うものばかりなので、「研究に使う道具が手に入らない」なんてことは当然ありません。
・撮影用のスマートフォンやカメラ(※撮影した写真はネットプリント等で印刷する)
・画用紙やスケッチブック、模造紙など結果をまとめる紙
・ペン
・写真を貼るテープやのり
・メモ書き用のふせん
写真を撮るのも手持ちのスマホで十分ですが、"チェキ"など、その場でフィルムに印刷できるカメラや簡易プリンターを持っていればもっと楽ちんです。
場所を決めたら、あとはひたすら写真を撮るだけ
空を観察するにあたって、守るべきルールはひとつだけ。後でまとめたときに変化がわかりやすいよう、「立ち位置と撮影する空の場所を変えない」ということです。同じ場所から同じ空を見上げ、雲の形や大きさ、空の色や天気の変化などを、1時間〜2時間ごとに撮影。小学校高学年で少し本格的な研究にしたい場合は、温度や湿度、風の強さも一緒にメモしておくとクオリティが一気に上がります。
スマホでアラームをかけておけば、記録時刻以外は他のことをして遊んでいられる、というのも、子どもが飽きずに取り組んでくれるポイントです。
朝〜夕方ごろまで撮り溜めたら、写真を並べて空の変化をまとめよう
プリントアウトした写真を時間帯別に見比べながら、気づいたことや気になったことを子どもと話していくつか挙げ、インターネットや図鑑で調べてわかったことを紙にまとめれば、立派な自由研究の完成です。
気象庁のホームページには子ども向けの気象情報をまとめたページもあるので、参考にしてみると良いかもしれません。
詳細はこちら:
気象庁ホームページ「はれるんランド」遊び場の「たんけんマップ」を作ってみよう
そと遊びの思い出をそのまま研究に!
もうひとつおすすめなのが、訪れた公園やキャンプ場の「たんけんマップ」作り。自然を散策して見つけた生き物や植物、おもしろい石など、気になったものを何でも好きに撮影して、自分だけの地図としてまとめるという自由研究です。
探検場所の地図をプリント。気になるものをどんどん撮影!
たんけんマップを作るには、まずベースの地図を用意します。行き先を決めたら、出発前に自宅でGoogleマップなど、その場所の地図を印刷。それをバインダーにセットしたら準備完了です。
葉っぱやお花に動物、見たことない虫…。探検中に見つけたものはどんどん撮影して、地図に見つけた場所をメモ。ふせんやシールを目印にしておくとわかりやすいです。
地図に写真を貼って、特徴や違いをまとめれば完成!
ひととおり写真を撮ったら、地図につけた目印をもとに、どこで何を見つけたか、場所の特徴とともに1枚の紙にまとめます。地図は手描きでも、印刷したものを貼り付けてもOK。
「研究」とはいえ、家族のお出かけ。こんな楽しみを用意しておくといいかも
ちょっとしたテーブルとチェアを携えて、そとでごはんを食べてみる
「自由研究をしに行こう!」と子どもに声をかけても、肝心の本人が乗り気になってくれなければ意味がありません。研究、学習だと思うから面倒だったり辛かったりするだけで、家族のお出かけとして楽しんでしまえば、最高の夏休みの思い出になります。
チェアやテーブルを使ってくつろげる拠点を作り、散策の合間に、みんなで一緒にごはんを食べるだけでも特別なイベントに。
休憩時間に冷たいアイスでテンションアップ
車で出かけるなら、荷台にクーラーボックスを置いておくのがおすすめ。ドリンクを冷やしておいたり、休憩用にアイスを忍ばせてみたり。おひさまの下で食べる冷たいアイスは格別です。
炎天下のそと遊びは避難場所を確保して!
暑い時期のそと遊びでは、熱中症対策は欠かせません。キャンプ場はもちろん、広めの公園やバーベキュー場ではタープを張れる所もあるので、写真のように家族でくつろげる日陰を作っておくようにしましょう。「何も持ってないところから、いきなり購入はちょっと…」という人は、レンタルサービスをうまく使うのも手です。
夏休み最後の最後までよく遊び、よく学ぼう!
夏休みもあっという間に残りわずか…とはいえ、紹介したように、1日あれば自由研究も十分できてしまいます。家でゆっくり過ごすのも良いですが、せっかくなら家族でそとに出かけ、思い出をたくさん残しましょう!