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雨キャンプ

子連れキャンプの必携アイテムは「ボードゲーム」!?雨でも楽しい幕内親子あそび3選

2022.06.24ノウハウ

キャンパーを悩ませる「雨」問題。予定日の直前まで天気予報とにらめっこをし、イチかバチかで行く選択をしたらシトシトと雨だれが…。「雨のせいで予定していたアクティビティができない!」となった時に、子どもと一緒に何ができるか、ちょっと迷ってしまいますよね。梅雨は特に予想外の雨に見舞われることも多いので、子どもの着替えと一緒に「テントの中で遊べるもの」をバッグに入れておくと安心です。ファミリーキャンプにおすすめのボードゲームを、専門店に聞きました!

せっかくの家族の週末、雨でもキャンプを楽しい思い出にしたい!

雨のキャンプサイト
家族で楽しみにしていたキャンプ。数週間前から予約をして、子どももワクワクをつのらせて…。そんな中、雨予報が濃厚だからといって「やっぱりやめようか」とパパ、ママに言われることほど、子どもにとってガッカリすることはありません。 たしかに雨のキャンプは設営・撤収や帰宅後の片付けが大変ですが、雨だからこそ出会える景色や聞こえる音もあります。晴れている日よりもキャンプ場に人が少なく、まわりを気にせず過ごせるのも雨ならではのメリット。子どもにいろいろな経験をさせるためにも、雨でもキャンプを楽しむ方法は知っておいて損はありません。

テントの「中」でできる遊びを知っておこう

キャンプ=家族のコミュニケーションの時間。ずっとテントの中でも楽しい!

雨のキャンプは、基本的にずっとテントの中かタープの下で過ごすことになります。しかし、それはそれでなかなか楽しいもの。いつものキャンプで「やること」を詰め込んでしまう人は、雨の方がゆっくりと家族でコミュニケーションをとる時間を確保できたりします。

日本最大級のボードゲーム専門店に、ファミリーキャンプにおすすめな遊びを取材

すごろくや高円寺店
キャンプでの家族団欒の時間をもっと楽しくさせるには、ちょっとした道具を使うのも手。そのひとつがボードゲームです。 国内外のゲーム300種類以上を取りそろえるボードゲーム専門店「すごろくや」高円寺店(東京都杉並区)にお邪魔して、ファミリーキャンプにおすすめなゲームを3つ教えてもらいました!

ハリガリ/フルーツを5つそろえてベルを鳴らせ!

ハリガリ
ハリガリ
「ハリガリ」は、ボードゲーム大国・ドイツ生まれの名作。イチゴやバナナなど、5種類のフルーツが1〜5個ずつ描かれたカードを場に出し合うゲームです。
ハリガリ
上の写真では同じフルーツが左に4つ、右に1つで計5つなので、ベルを一番早く鳴らした人が手札を増やせる
最大の特徴は中央に置かれたベル。そこにあるだけでなんとなく鳴らしてみたくなる不思議な魅力がありますが、これを鳴らせるのは場に同じフルーツが5つそろった時だけ。1人ずつ順番にカードを出し合い、「イチゴが5つそろった!」と思った瞬間に早い者勝ちでベルを鳴らします。
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すごろくやスタッフ 平井さん

ルールがとても簡単なので、子どもでもすぐに覚えて遊べます。「ベルを鳴らす」というのが小さな子どもにとっては楽しかったりするので、かなりファミリー人気の高いゲームですね。 「同じフルーツを5つそろえる」というのが足し算の練習にもなるので、教育用に購入されるお客さまも多くいます。

キャプテン・リノ/ビルを高く積んでいく、スリル満点のカードゲーム

キャプテン・リノ
こちらもドイツ生まれの「キャプテン・リノ」。サイのパッケージがポップでかわいく、その手軽さから「すごろくや」内でも3本の指に入るほど人気だそう。
キャプテンリノ
地面の土台を置いたら、プレーヤーが順番に場にある「柱」カードと手札の「屋根」カードを重ねてビルを高くしていきます。ビルを倒さないようにしつつ、手持ちの屋根カードが早く無くなった方が勝ち
キャプテンリノ
途中でビルを倒してしまったら、その時点で負けです。ただカードを重ねていくだけでも、高さが出るにつれて重心が微妙に変化していくので意外と難しいこのゲーム。屋根カードの中には「リノカード」と呼ばれるものがあり、これが重ねられると、サイのヒーロー「キャプテン・リノ」のコマをカードの上に立たせなければなりません。 キャプテン・リノが移動することでビルのバランスがかなり変わるのが厄介。うまくバランスをとりながらカードを重ねるドキドキ感と、「リノカード」をはじめとする特殊カードをどのタイミングで使うか、作戦を考えるのが楽しいゲームです。
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すごろくやスタッフ 平井さん

「倒さないようにカードを出し切る」というわかりやすいルールなので、初めてでもとっつきやすいゲームです。ビルが倒れても音が静かなのがおすすめポイント。一度買えば飽きずに長年楽しめます。 弱点をしいて挙げるなら、カードがバラバラ散らばるので、タープの下でやるには向いていないかもしれません。テント内で、風があまりない状態ならおすすめです!

ユリーとポリー/ヒツジの群れに逃げ込んだオオカミを見つけ出す!

ユリーとポリー
「ユリーとポリー」は、ヒツジの群れに逃げ込んだオオカミのユリーを、牧羊犬のポリーがタイルをめくりながら見つけ出すゲーム。「犬のポリーvsオオカミのユリー&ヒツジたち」という、1対全員で遊ぶスタイルです。
ユリーとポリー
使うのは、オセロのようなヒツジのタイルと牧羊犬のコマ。4×4のマス目に並べられたヒツジタイルのどこかにオオカミが紛れているので、牧羊犬を1マスずつ進めながら正体を暴きます。 ヒツジとオオカミのチームは、牧羊犬を騙してからかいたいので、1ターンごとに隣り合うタイルを入れ替え、オオカミの場所をわからなくします。
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すごろくやスタッフ 平井さん

タイルを入れ替える時は、あえてオオカミと関係のない場所を動かして推理を撹乱する…というパターンもあり。「ユリーとポリー」の対象年齢は6歳以上と記載されていますが、6歳だとまだ「フェイクを入れる」や「相手の顔色を読んで推理する」ことまでは難しいかもしれません。子どもがまだ小さい場合は、牧羊犬のほうの役割を担当してもらうのをおすすめします。

子どもと遊べるボードゲーム選びのポイントは「対象年齢」の記載!

すごろくや
「すごろくや」高円寺店では、「子どもも気軽に」「大人がじっくり」など、シーン別にボードゲームを分類して陳列。「子ども向け」かどうかはルールや内容の複雑さによって分かれます。 ちなみに、ほとんどのゲームには「対象年齢」と難易度が設定されています。しかし、ここに意外な落とし穴が。対象年齢が「6歳」と書いてあっても、それは「基本のルールを理解できる」「物理的にプレーが可能である」ということ。戦略性や駆け引きといった、ルールの裏を読むような楽しみ方は難しい場合が多いです。 「買ったはいいけど、うちの子どもには難しかった…」という失敗を避けるなら、子どもの年齢より2歳下ぐらいの対象年齢が設定されているものを選ぶのが安心。家族で実際にお店に行ってみて、みんなで相談しながら購入を決めるのもおすすめです。

雨キャンプを「退屈」で終わらせないために、楽しみを仕入れにいこう

ゲームの集合
今回紹介したゲーム以外にも、「すごろくや」高円寺店には常時700点を超えるボードゲームが。スタッフがサンプルを使って説明してくれるので、親子で納得のいく買い物ができること間違いなし。雨キャンプを楽しい思い出にするためにも、こんな「遊び」を準備しておくのも良策です! 【店舗情報】 店名:すごろくや高円寺店 住所:東京都杉並区高円寺北2-3-8日光ビル2階 ※JR高円寺駅から徒歩2分 電話番号:03-5356-8869 オンラインショップはこちら:すごろくや
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