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小型収納庫とパパ

【パパ、キャンプ場作るってよ。】第7回「建設計画 伐採編」バッサバッサと伐採じゃ~!

2021.12.16キャンプ場

森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。 第7回は「建設計画 伐採編」。約1ヘクタールの土地を購入し、ついに開拓が始まりました。建設計画がなかなか思うように進まずに疲れてきたので、今回は「あぁ楽しや」の伐採作業。実際に汗を流すって、なんて気持ちいいんだろう…。あわや大惨事になりそうな事件に遭遇しつつも、やっとキャンプ場作りの醍醐味を味わえている気がします。

森永ファミリーのキャンプ場の小休止

ファミリーで楽しめる理想のキャンプ場を作るため、千葉県勝浦市に移住した森永ファミリー。 無事土地を手に入れ、楽しい開拓が始まったのも束の間。次々と立ちはだかる壁によって、当初の予定よりもスケジュールがどんどん遅延して行く。1ヶ月何も進まず、パパが焦り始め、次第に追い込まれ…。 普段は「怒ると疲れるから怒りなくない」パパが、ついに、キレ始めました。そんな家庭崩壊のピンチを、ママの必殺技「スーン(何も感じなくなる魔法)」で乗り越え、久々のファミリーキャンプをキッカケに、日常に平穏を取り戻した、前回。今回は、ちょっと一休み? 前回の第6回「建設計画 壁しか見えない中編その2」はこちら▼▼▼

今、どこ?なう

そろそろ、こう感じている頃ではないでしょうか・・・ 「いつ、建設工事、はじまるのー!?」 ええ、我々も思っています(^_^;) 当初の予定では、2021年9月にプレオープンしていたはず。 次に引き直したスケジュールでも、すでに管理棟が建ってたはず…。 いやぁ、ホント自分ではどうにもならないところで、スケジュールが遅延していきます。 パパの焦りもごもっともです。 ここで、全体の流れを確認しておきましょう。
▲クエストマップ
▲クエストマップ
はい、あとちょっとなんです! 逆算すると、金融機関から融資を受けるには、見積もりが必要。公庫は無尽蔵にお金を貸してくれるわけではなく、創業に必要な額・事業で回収できる額を融資するので、工事にいくらかかるかなど、詳細な内訳を求められます。 見積もりをとるためには、どんな工事が必要か。つまり、どこに、どんな建物を建てるか決めなければなりません。 そのために必要なのは、以下の3つ。 (1)境界が決まること (2)浄化槽のサイズが決まること (3)建築物が決まること 現在、この3つがすべてスタック…。「何か自分たちでできることを!」「少しでも何か進めたい!!」と、道路予定地の伐採を始めることにしました。 というわけで、今回伝えたいのは、「木を切り倒しました!伐採めっちゃ危険!!」ってことです(;^ω^)

開封の儀

伐採に必要な道具が次々と家に届き、嬉々とするパパ。 その一方、玄関がダンボールであふれ、見て見ぬ振りをするママ。 すべてのダンボールを車に詰め込み、いざ山へ!
▲開封の儀と称して、買った道具たちをGoProに向かって紹介しています
▲開封の儀と称して、買った道具たちをGoProに向かって紹介しています
ママは、GoPro越しに説明を聞いてはいるものの、「チルホール?シャックル?・・・なんじゃこりゃ」「どうやって切るのか、全然想像つかん」と、???状態。 さらには、「ロープの太さといい、工事現場じゃんw」と呑気なもの^^; そして、いよいよ伐採かと思いきや、おもむろに道具を片付け始めるパパ。 「せっかく出したのに、まだやらんのか~い!」事前に準備することが、まだまだあるそうです。

基地作り

▲常設テントとして設置したスクエアタープ
▲常設テントとして設置したスクエアタープ
まずは、基地作り。 基地と言っても、常設テントを張るだけですが…^^; 本格的に作業が始まると、機材を置いておく場所や休憩するスペースが必要になります。 毎回いちいち椅子やテーブルを出したりしまったりするのは面倒なので、基本、タープ内に出しっぱなしにしています。 山はまだまだ蚊が多いので、娘はこの中にいてもらうことも。
▲タープ内のキャンプ用キャリーワゴンに寝る生後2ヶ月の娘。
▲タープ内のキャンプ用キャリーワゴンに寝る生後2ヶ月の娘。
また、はしごなどの大きな機材を雨や風から守るのにも大活躍。 いちいち家に持ち帰れるサイズではないので現地に置いておきますが、大型の収納庫を設置する予定はないからです。 というのも、チェーンソーなどの貴重品用に小型の収納庫を設置しましたが、金属の人工物が、林間ではめっちゃ浮いてしまいました。 大型になると、置くスペースや移動・解体も大変なので、タープ様様です。
▲林間に浮く小型収納庫
▲林間に浮く小型収納庫
しかも、このタープ、雨風にとても強いんです! 最大瞬間風速16mの台風や、市内でがけ崩れがおきる豪雨も、へっちゃらに乗り切っております。
▲台風直後のタープ。手前のロープを張って雨水が貯まらないようにしてあるので、少し枝が乗っているのみ。
▲台風直後のタープ。手前のロープを張って雨水が貯まらないようにしてあるので、少し枝が乗っているのみ。
ちなみに、台風マジやばいっす。普通に怖いっす(・・;)。絶対営業しません! というのも、台風明けに山に行くと、「あれ?こんなところに木あったっけ…?」見慣れない直径10cmを超える木が。
▲突き刺さった木の枝
▲突き刺さった木の枝
そう!折れた木の枝が、落ちて地面に突き刺さっているんです!! 下からだと細く見える枝も、距離があるから細く見えているだけで、実際は、結構太いんです。 また、すぐに抜けるかと思いきや、全然。地中1mくらいまで、深く刺さっています。位置エネルギーってすごいw 人が寝ているテントを直撃したらと思うと、恐怖です。 今までは、台風や雪で、木が落ちてきたら危険だからと休業するキャンプ場の危機感がまったくわかっていませんでしたが、秒で納得…∑(゚д゚) 休業にご納得いただけずにお問い合わせいただくお客様には、身を持って体験したこの怖さを、懇切丁寧にご説明差し上げようと思います(;^ω^)

薪棚作り

▲完成した薪棚
▲完成した薪棚
ついに木を倒すのかと思いきや、その前に薪棚を作ります。 すでに倒れている木を切っているだけで、すごい量になります。 薪として使えそうな丸太は、地面から離して置いておかないと、地面の水分を吸収して腐って使えなくなってしまうので、棚に積んで乾かしておかなければなりません。 販売されている薪は、1年くらい乾かしたものです。つまり、来年のオープン時に必要になる薪は、もう乾かし始めなければならないのです。 よくキャンプ場で売っている薪が湿っていて全然火がつかなくて、めちゃくちゃ困ることがあります。この事情を知っていると、あー薪が足りなくなって乾かす時間を減らしちゃったのかなー…と、寛容になれる気がします(;´∀`) ただ、利用者としては、湿った薪は、「気づいたら火おこしに1時間くらいかかってた!夕飯の支度ができてない!!」と、本当に困るので、お客さんがそうならないためにも、事前準備が肝心です。 それに、命ある木を自分たちの都合で伐採することになるので、きちんと有効活用したいと思います。 ちなみに、薪として使えない木の行く末は、塩造りです。 近くで、海水を炊いて塩を作っている人がいるので、その燃料として使ってもらいます。 本来であればゴミとして、処分に困ってしまう枝や朽木を活用してもらえるのは、ただでさえ、キャンプ場を作る過程で自然を破壊してしまっていると心を痛めている我々にとっては、渡りに船です。
▲作成中の薪棚…どこにも平行が見つからない(;´∀`)
▲作成中の薪棚…どこにも平行が見つからない(;´∀`)
こんな簡単な作りなのに、とても苦労しました。 というのも、家でのDIYと違って、山だと地面が斜めっていて水平じゃないので、自分の感覚が信じられません。 水平器を使っても、う~ん…。水平?ホントに?ってなります。 重さに耐えられるように、地面を掘って砂利を埋めて、その上にコンクリートブロック、まではまぁギリギリどうにかなっていたのですが、その上の部材をアンカーボルトで固定しなかったので、歪む!歪む!! 単管パイプを固定するクランプのネジを締めると、あっちが歪み。そっちを締めれば、こっちが歪む。水平で固定したはずが、全然ズレてる…。エンドレスです。 構造的に三角形は安定するけど、四角形は安定しないということを感覚的に痛感しました。 さらには、一生懸命作ったのも束の間…。秒でいっぱいに(;´∀`) 結局、2本の丸太の上に、長い丸太を2本走らせて、その上にひたすら薪を積むことになりました。 単管パイプの薪棚も、組み立て・立て壊しが簡単で、何度でも再現できることから、薪置場が変わっても臨機応変に対応できるように採用しましたが、やはり自然の中では自然の構造物に勝るものはありませんでした。
▲すぐいっぱいに・・・木製の薪棚も
▲すぐいっぱいに…。木製の薪棚も
ちなみに、伐採する木が高すぎて、1本切るだけで、手前の木製の薪棚だと軽く1山超える量になります。 単管パイプだったら、何本あっても足りなかったっていう…(;^ω^)

伐採スタート

待ってました!いよいよ、木を切り倒します。 一般的に伐採というと、林業の親方が、木に切り口を入れ終わると、意図した方向に木がおもむろに倒れていく映像を思い浮かべる方が多いかと思います。 実は、あんなに上手くはいきません。 というのも、熟練した職人技であるというのはもちろんですが、材木用に植林した平らな地面にまっすぐ生えている木なんて、自然界の野山にはほとんどないからです。
▲手始めに切った木の一つ。写真奥、斜面の下側に道路がある。
▲手始めに切った木の一つ。写真奥、斜面の下側に道路がある。
我々が切ろうとしている場所は、そもそも斜面。 次に、植林された杉や檜(真っすぐ伸びる)ではなく、放置された雑木林なので、枝ぶりがまばらで、木の重心がわかりにくい。 さらには、斜面の下側に、ちょいちょい車が通る道路が走っていて、普通に重力通りに倒れると木が道路に落ちてしまう。 そのため、ただ切り倒すだけではなく、思った方向に木を引張り調整しながら倒す作業をしなければなりません。 そんな、めっちゃ難易度の高い伐採であることなんてつゆ知らず。 ママは、全体像もわからず、指示に従うのみ…。 パパは、事前に、様々なWebサイトや動画で木の切り倒し方を調べて準備していますが、ママは何のイメージもわかないまま連れて行かれます。
▲伐採のセッティング
▲伐採のセッティング
まず、切りたい木と、木を切り倒したい方向にある、大木Aの根元にロープを巻き付け(台付け)。そこから少し離れた大木Bの根元にもロープを巻き付ける(この木の根元で引っ張るらしい)。 次に、そのロープ(A)には滑車、ロープ(B)にはチルホールという牽引機を引っ掛けたら、金属の太いロープをセットしていきます。 ロープの先についたフックを、切りたい木に巻きつけたロープに引っ掛けたら、反対側は、大木Aの滑車を通し、大木Bのチルホールの穴に通します。 要するに、木を倒したい方向へ引っ張るのですが、まっすぐ引っ張ると、木の下敷きになってしまうかもしれないので、滑車で方向を変えて、安全な場所から引っ張るという仕組みです。 ちなみに、パパはチェーンソーで切る係、ママはチルホールで引く係です。

初めての伐採

驚いたのは、何と言っても、その衝撃。 次第に木が倒れ始め、わさわさわさわさと、枝が揺れる音がしたと思ったら、次の瞬間には、ドーーーーンっと、地面から振動が伝わってきます。 事前に読んだチェーンソー講習の教科書に、死亡事故の例が載っていて、頭では危険だと理解していましたが、感覚的に「こりゃ、人死ぬわ…」と納得するレベル。 そして、難しいのなんのって…。 思った場所に倒すためには、事前の観察・計画が欠かせません。 まずは、木やその周囲をよく観察して、木の立ち方、枝ぶり、地面の傾斜、他の木との関係などから、倒す場所を決めます。 次に、木の重心を仮定し、引っ張る方向や、木の動き方をイメージします。 基本的に、受け口という切り口を入れた方向に木は倒れますが、重心の位置によっては木が回転して倒れる方向が変わってしまうので、引っ張る方向を調整しなければなりません。 最後に、万が一、想定と違った動き方をした場合のパターンを考え、その対策を用意しておきます。 例えば「もし、予想よりも傾斜がきつくて、傾斜したの道路に木が落ちそうになってしまったら…ここにロープをつけて、こっちから引っ張れば、事故になることはないだろう」などです。 まぁ、どんなに頑張って考えたところで、そう簡単に意図したとおりには動いてくれませんが…(^_^;)

苦労した伐採ベスト3

そんな中でも、とりわけ、あれはアカンかった…といまだに話のネタになる事件を紹介します。 第3位:あわやケータイおじゃん事件 ママ初めての伐採で、その迫力を映像におさめようと、パパに「ここは安全」と言われた場所に、iPhoneをセットして、長回ししていました。 ところが、木の倒れる向きが変わって、よもやiPhoneに直撃するところでした。まぁ、このときは迫力に驚いて、ケータイのことなんてすっかり忘れていましたが(;^ω^) そして、ラッキーかな、意図せず大迫力の映像の撮影に成功したのでした その映像がこちら!
一発目にして伐採シーンの撮れ高は十分と思ったと同時に、iPhone死んだらめっちゃ困るから、もう撮影やめとこ(o゚ω゚)と思った事件でした。 第2位:はしご直撃事件 傾斜地は、やはり難しいです。 木自体が傾斜でも倒れないように、不思議なバランスをとって立っている上に、他の木の陰で太陽光が当たらず、無理矢理枝を伸ばしている状態なので、立っているのもやっとなんじゃないかと思うほど。
▲枝ぶりが極端
▲枝ぶりが極端
重心がわからず、倒れはじめの動き方も全く想像できません。 木を切る際に入れる、受け口や追い口という切込みの角度は回数を重ねるごとに、どんどん熟達してきますが、重心が変な場所にあると、木が回転してしまい、力の方向が変わるので、思うように引っ張れなくなります。 また、チルホールで引っ張りすぎると、早く倒れてしまって危ないのですが、すでに倒れかかっている木の方向を無理矢理変えたい場合は、ロープにテンションがかからなくなってしまっているので、倒れる速度を超えるものすごい速さで引っ張らないと、間に合いません。 「引く?」「ストップ?」など、様子をみたり、決断に迷っているうちに、傾斜の緩い側へ倒れてしまい、はしごが下敷きになってしまいました。
▲はしごは矢印の下。オレンジのライン内に倒す予定だった。
▲はしごは矢印の下。オレンジのライン内に倒す予定だった。
まぁ、倒れる可能性のある位置にはしごを置いておいたのが悪いし(正確には樹高を低く見積もっていて、届かないはずの場所に届いてしまった)、はしごが使えなくなったわけではないので、よかったのですが…。
▲九死に一生を得たはしご。めっちゃ凹んだ。
▲九死に一生を得たはしご。めっちゃ凹んだ。
第1位:ロンギヌスの槍事件 前述のはしごの失敗の原因でもある、樹高の見誤り。 これが最大の事件を引き起こします。 山が放置されて久しいので、高い木は20mを超え、てっぺんの枝まで見えないことも。
▲枝先がまったくわからない…。そして、倒す方向には引っかかりそうな木がたくさん…。 それでも、切るっきゃないと、半ば強硬手段に出たのが間違いでした。 今までも、隣の木に少し引っかかってしまった場合があったのですが、チルホールで引っ張ることでどうにかなっていました。 ところが、今回は、二股の枝にガッツリはまってしまって、全く動かなくなってしまったのです。
▲矢印の部分が引っかかっています。
▲矢印の部分が引っかかっています。
引こうが押そうが、まったくダメ。 さあ、どうする?と思索する脳裏にチラつく「禁則事項」。 チェーンソー講習のテキストを読んだときは、死亡事故などがあった禁則事項として流布されているのになぜ事故が後を絶たないのか不思議でたまりませんでした。 しかし、今ならわかる! 人は、なぜ禁則事項を犯すのか… 他に方法がないから!もう、どうにもならないから!! というわけで、危険だとはわかっていても、他に打つ手がないので、最大限注意した上で、やるしかありません。 とにかく短くしないことにはどうしようもないので、ひたすら、木の根元を切る、切ってできたスペースの分を地面に向けて引っ張る、切る、引っ張るを繰り返すのみ。 いやぁ、もう、実際に何をしたのか覚えてないほど、必死でした。 しかも、「いや、もう、コレ、持っていかれる!無理だ!!」って手を離した瞬間に、パパに「なんで離してんの!?」とか言われると、マジでテンパります(;^ω^) 引っ張っていないと、木があらぬ方向へ行ってしまって危険ですが、逆に引っ張りすぎると、その反動でコントロールを失うこともあるので、その判断が難しいのです。 自分の判断が正しいかわからないけれど、木が倒れている最中は確認している暇なんてなく…。 とにかく、Do My Best!って感じで気を張っていたので、木が地面に倒れた瞬間、どっと疲労感に襲われました。
▲パパの身長から、推定全長15m弱の高木でした。
▲パパの身長から、推定全長15m弱の高木でした。
支える側も引っかかっていた木も二股って、もう完全にロックかかってますよねw もう二度とこんな危険な伐採したくない!ということで、樹高の高い木は、一度途中で半分に切ってから倒すために、現在木登り練習中です!!
▲ロンギヌスの槍www引っかかっていた木が倒れて、他の木に突き刺さっています。(ロンギヌスの槍とは、シン・エヴァンゲリオン劇場版に出てきた聖槍です。数ヶ月前に会社設立のお祝いに、夫婦で劇場で観たところ…第5回参照^^;)
▲ロンギヌスの槍www引っかかっていた木が倒れて、他の木に突き刺さっています。ロンギヌスの槍とは、シン・エヴァンゲリオン劇場版に出てきた聖槍。数ヶ月前に会社設立のお祝いに、夫婦で劇場で観たところ…第5回参照^^;)

耐えられなかった苦行

そんな苦労もありましたが、我々夫婦は、もとより、いろいろ考えて問題を解決していくのが好きなタイプ。 あーでもないこーでもないと言いながら、仮説検証を繰り返し、試行錯誤するのは楽しいんですよね。 なので、実は、伐採めっちゃ楽しいです!まるでRPGゲームをしているかのよう。 新たな敵の攻略のために、敵を観察し、戦略を練り、ブリーフィングを重ね、いざ本番! 結果を分析して次回に活かすという工程がワクワクします。 そして、木を切る前の緊張感。なんとも言えません。 冷静ながらも、アドレナリンが出まくって、一種のゾーン状態? 木が倒れ始めてからは、感覚を研ぎ澄まし、頭をフル回転させている感じが、自分の潜在能力を最大限発揮している気がします。 危険と隣り合わせで、身が引き締まる思いからの、無事完了して脱力…。「生きてる」って実感が癖になりますwww
▲一輪車を起こすのも面倒になっている中撮影した写真w 
▲一輪車を起こすのも面倒になっている中撮影した写真w 
ところが、問題は、切った後です。 ただひたすら、丸太を薪棚へ運ばなければなりません。 連日の疲れや寝不足で、頭がボーッとしているときはいいんです。 何も考えずに、ただただ、体を動かせばいいから。逆に、伐採は危なくてできないのでちょうどいい。 しかし、次第にその体にガタが出始めます。 何もないところでよろついたり、さっきは持てていたはずのものを落としたり。 丸太を乗せている一輪車のバランスがとれなくなり、倒れて足が丸太の下敷きになることも。 しかも、切っている木の樹高がとても高いので、運ばなければならない丸太の量も半端ない。 ママは、チェーンソーも使っていないので、ただただ持ち上げ、運び、降ろす・・・運送業に弟子入りした気分でした。 今までは、長距離トラックドライバーの仕事が大変なのは、渋滞や長時間座った姿勢での腰痛などが主かと思っていましたが、トラックへの荷運び・荷降ろしもって、本当に尊敬します! そんな中、丸太を運びすぎて、手首が腱鞘炎になりかかり、生後3ヶ月の娘を持ち上げるのがしんどい…。 「赤ちゃんの抱っこしすぎで腱鞘炎ならともかく、丸太の運びすぎで、赤ちゃん抱っこできないのは、なんか、違ーう!!!!」
▲こんな可愛い子を抱っこできないなんて。゚(゚´Д`゚)゚。←親バカw
▲こんな可愛い子を抱っこできないなんて。゚(゚´Д`゚)゚。←親バカw
ちょうど、道路や管理棟などの確実に決まっている場所の伐採が終わったところだったので、伐採業務は一時中断しました。 7本切り終え、側道からのアプローチが完成しました。
実は、ショベルカーと軽トラがあれば、丸太を人力で運ぶ必要ないんです。伐採場所から薪棚まで道を作って、車で運べばいいんで。 ま、融資を受けないと車両が買えないので、まだまだ先の話になりそうですが…( ´゚ェ゚) というわけで、今回は、伐採というキャンプ場作りらしい作業が登場したので、めっちゃ詳しく語ってしまいました(*ノω・*)テヘ 次回は、スタックしていた(1)境界(2)浄化槽のサイズ(3)建築物の3つが決定し、ちゃんと動き出します。

パパ、キャンプ場作るってよ。

森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。



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