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河合さん

A&Fカントリースタッフに聞く。多くのキャンパーを魅了するブランド「サバティカル」のすべて。

サバティカルは2019年の登場から、絶大な人気を誇るアウトドアブランド。登場から現在に至るまで、入手困難な状況が続いています。今回はサバティカルを展開するA&Fカントリーの昭島アウトドアヴィレッジ店店長の河合さんにインタビュー。人気の秘密やおすすめのアイテムについて話を聞きました。

注文殺到のアウトドアブランド「サバティカル」

ロゴ
「SABBATICAL(サバティカル)」はアウトドア用品の輸入販売会社エイアンドエフが展開するオリジナルアウトドアブランドです。2019年に登場して以来多くのキャンパーの注目を集め、入手困難な状況が続く超人気ブランド。 なぜそこまで多くの支持を集めるのか、そもそもなぜ輸入代理店であるエイアンドエフがオリジナルブランドをはじめることになったのか。今回hinata編集部はA&Fカントリー昭島アウトドアヴィレッジ店に伺い、サバティカルに詳しい店長に話を聞きました。

A&Fカントリースタッフに聞く、人気のワケ

話を聞いたのはA&Fカントリー 昭島アウトドアヴィレッジ店の店長の河合智之さん

川井
河合智之(かわいともゆき)さん A&Fカントリー 昭島アウトドアヴィレッジ店店長 アウトドア歴26年、勤務歴14年。 バックパッカーで世界中を旅行し、若い頃から自然やアウトドアに触れる。 現在は愛用テントのアルニカで2人の子どもとのファミリーキャンプを楽しむ。
今回サバティカルについて話してくれるのは、A&Fカントリースタッフの河合智之さん。東京昭島市にあるアウトドア専門の複合商業施設「モリパーク アウトドアヴィレッジ」内に入る、A&Fカントリー昭島アウトドアヴィレッジ店で店長を務めています。プライベートでもサバティカルのテントを愛用する河合さんに、その魅力や人気の秘密について聞いていきます。

日本を代表するアウトドア代理店のオリジナルブランド

河合さん
──まず、代理店であるエイアンドエフがオリジナルのブランドを作ったのにはどのような背景があったのでしょうか? 河合智之さん(以下、河合):エイアンドエフは40年間以上、北米ブランドを中心にさまざまなアウトドアブランドを日本に紹介してきました。代理店としての長年の知見を活かした"新しいこと"として始まったのが「SABBATICAL(サバティカル)」。“輸入した物を売る”ということから、自分たちの世界観を表現できるものとして2019年にスタートしました。
サバティカル
──サバティカルはどのようなコンセプトで作られているのでしょうか? 河合:第一のコンセプトは「地球の道具」。道具を通して自然を学び、道具とともに成長していけるような、人と道具の関わりを作り続けたいという願いが込められています。 第二のコンセプトは、「ザ・スタンダード」。ハイエンドなものや変わったものを作ろうとしているのではなく、誰もが良いと思ってもらえるような商品を、適正価格で作ることを目指しています。値段にこだわるのは、より多くの人がアウトドアに触れる機会を作り、アウトドアマーケットのすそ野を広げるということが目的です 製品づくりでは、下記の3点を大事にして開発しています。 【オリジナル】 世の中にある物をそのまま真似て作るのではなく、現在するプロダクトを少しでも進化・変化させ、アウトドアライフを快適にしたり、豊かにする製品を開発する。 【高品質】 「神は細部に宿る」の精神で、ディテールにこだわり、品質の向上につとめる。お客様が安心して使えるプロダクトを製造する。 【低価格】 製造・製法のアプローチによるコストダウンを常に意識する。商流をスリム化し、多くのお客様が手に取れる価格帯を追求する。 常にアウトドア愛好家、ユーザーであり続け、ユーザーが求めるもの、自分たちが欲しいものを意識したモノづくりが重要だと考えています。

サバティカルおすすめキャンプギア5選

大きいのに立てやすい。スカイパイロットTC。

スカイパイロット
河合さん
──ここからは河合さんがおすすめするサバティカルアイテムを教えてください? 河合:まずおすすめするのはフラッグシップモデルのスカイパイロットTC。このテントはとても大きなテントです。とても巨大なシェルターでありながらとても建てやすいのが最大のおすすめポイント。「このサイズがこんなに簡単に建つの!?」と驚くと思います。4人用インナーが2021年に追加され、ツールーム化できるようになりさらに使い勝手が向上しました。 スカイパイロットはなんといっても見た目がいい。さまざまな場所でこのテントを撮影しましたが、自然の中でとても映えます。プロダクトとしてとても美しいデザインだなと思います。ちゃんと手順を守って立てればシワなく張れるのでとてもおすすめです。 【基本情報】 使用サイズ:720×380×270cm 収納サイズ:82×39×29cm 重さ:22.4kg 価格:88,000円(税込)  詳細はこちら:スカイパイロット TCスカイパイロット インナーテント

景色を楽しむテント。モーニンググローリー。

モーニンググローリー
かわいさん
──続いてのおすすめはなんでしょうか? 河合:次はスカイパイロットとともに2019年に発売したモーニンググローリーTC。このテント一番の特徴は入り口開口部のワイドビュー。キャンプではテント内で過ごす時間も長いと思うのですが、どうしてもアウトドアにいる感じが少ないです。モーニンググローリーはテント内にいながら外の景色を楽しめて、気持ちのいい開放感を味わえます。 こちらも2人用のインナーテントが別で売っているので、ツールーム化できます。入り口横にあるベンチレーションは開けた状態でも雨の侵入を防ぐデザインと機能が両立しています。そこもとても気の利いた機能です。またサブポールが、一般的なワンポールテントにはない空間の広さも実現しています。 【基本情報】 使用サイズ:470×440×270cm 収納サイズ:77×36×23cm 重さ:14.35kg 価格:47,080円(税込)  詳細はこちら:モーニンググローリー TCモーニンググローリー インナーテント

多目的テントの正解。アルニカ。

アルニカ
河合さん
──やはり、テントは代表的なアイテムですね。後から出たテント2つもとても人気ですよね? 河合:そうですね。続いて紹介するのは、2020年発売のアルニカとギリアです。アルニカは、僕も愛用しています。アルニカは設営簡単、またスカート付きで冬でも使いやすい万能ツールームテント。形自体はオーソドックスなトンネル型テントですが、縦方向にブリッジフレームがあることで横風に強くなっています。全面にメッシュを備え、サイド、フロントともに、はねあげ可能な構造でさまざまなシチュエーションに対応します。 王道のトンネルテントの中では後発である分、うれしい機能を全部盛りした万能テントです。個人的には正面3面パネルの両端にある斜めに下がる一番端のパネルも巻けて、しっかり収納できることでより開放感のあるリビングスペースを作り出す事ができるのもおすすめなポイントです。 【基本情報】 使用サイズ:620×320×210cm 収納サイズ:81×42×35cm 重さ:20.5kg 価格:88,000円(税込)  詳細はこちら:アルニカ

2サイズのインナーを備えた革新的テント。ギリア。

ギリア
河合さん
──ギリアはどういったテントなのでしょうか? 河合:2人用と5人用という2サイズのインナーがついた革新的なテントです。インナーテントを外してしまえばシェルターとしても使えます。これからキャンプをはじめるときに迷ったらこれを買っておけば間違いないです。取り回しのしやすい絶妙なサイズ感はデュオ~ファミリーまであらゆるニーズに対応します。オールマイティなモデルでありながら圧倒的コストパフォーマンスに優れたモデルです。 キャンプをはじめてから時間がたつにつれ、キャンプのスタイルは変化すると思うんですよね。はじめはデュオだったのがソロをはじめたくなったり、家族ができたり。ギリアには、そういったシチュエーションの変化にも柔軟に対応できる強さがあります。 【基本情報】 使用サイズ:520×300×170cm 収納サイズ:67×36×30cm 重さ:13.5kg 価格:47,080円(税込) 詳細はこちら:ギリア

寝袋

寝袋
寝袋
──テント以外でおすすめはありますか? 河合:ナンガと共同開発したスリーピングバッグがおすすめです。ナンガの寝袋は基本的に山岳ベースのマミー型ですが、サバティカルではキャンプでの快適性を高めています。具体的には膝周りのシルエットが少しワイドになっていて、寝返りなどの動きがしやすくなっています。 また、2つの寝袋を連結した「カップラー」はサバティカルの特別仕様モデル。2つの寝袋がくっつくことで、親子で一緒に眠れますし、お互いの体温で寝袋内もより暖かい。もちろん別々でも使えます。単体での使用時はジッパーを左右外側に向ける事で互いの干渉を避けて、出入りしやすく価格も単体2つの購入よりカップラーはちょっとお買い得なのもうれしいポイントです。 【基本情報】 ・種類:オーロラ450DXカップラー レギュラー ・収納サイズ:16×36㎝/1個 2個1組 ・重さ:980g/1個 ・温度帯:快適温度 0℃ 下限温度-5℃ ・価格:64,680円(税込) ・詳細はこちら:オーロラ450DXカップラー レギュラー ・他のモデルはこちら:スリーピングバッグ一覧

今後の展開には期待大

河合さん
──どのアイテムもかなり考えられていて、今後出る新しい商品にも期待感が募ります。 河合:そうですね。多くのテントメーカーと同様に、これまではコロナなどの影響で需要に供給が追いついていませんでした。今後は、既存商品の安定化を重要視していきたいです。皆さんの期待に応えられるような生産数を目指していきます。 また新しいテントの開発はもちろんですが、現在の展開に足りないもの、必要なものを徐々に開発していきたいと思っています。今後のリリースにもぜひ期待してください。 次回入荷が決定!詳しくはブランドサイトをチェック:SABBATICAL


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