キャンプ料理の調味料はこれ一つだけ！？「蒲焼きのたれ」を使ったアイデアレシピ集【ひなたごはん】

スーパーでよく見かける「蒲焼のたれ」。ウナギの蒲焼専用のように思われがちですが、しょうゆベースで甘みとコクがある味わいは、実は万能。肉料理や卵焼き、野菜炒め…。どれに使ってもおいしく仕上がります。いくつも調味料を用意する必要がないので、日常はもちろんキャンプでも大活躍してくれる頼もしい存在です。

Instagramで「蒲焼きのたれ」「うな丼のたれ」などと検索すると、蒲焼のたれを使ったおいしそうなキャンプ料理の数々が投稿されています。炭火を使ったり、バーナーを使ったりとキャンプならではのアイデアレシピが満載。ぜひ参考にしてみてください。

@makocchan55さんは、炭火で「ウナギの蒲焼」作りに挑戦。ふっくらと焼き上がったウナギが食欲をそそります。スーパーでウナギとたれを購入。グリルの網にウナギをのせ、ハケでたれを塗りながら10分ほど焼きます。反り返りを防ぐため、皮の方ではなく身の方から焼くのがポイント。炭火の遠赤外線で焼くので、ウナギがパリッとふわっと仕上がり最高です。

シェラカップからあふれんばかりのウナギがおいしそう！＠oceans_kitchen_campさん作「ふんわりウナギのシェラ丼」です。市販のウナギの蒲焼きについているたれを一度冷水で洗い流してから、炭火であぶります。軽くあぶった後、改めて蒲焼のたれを塗って再度あぶり、シェラカップにごはんとともに盛り付け。 最後にもう一度、ウナギの上からたれをかけます。調理時間は15分ほど。最初に一度水洗いをすることで余計な生臭さとぬめりがとれ、料亭のようなふんわりとした仕上がりになります。

バーナーを使って見た目も風味もランクアップ！＠junk_tさんのアレンジレシピは「うな丼風あぶりおにぎり」です。蒲焼のたれと山椒をご飯に混ぜこんでおにぎりを作り、その上にチーズをのせてバーナーであぶれば10分ほどででき上がり。回転寿司で人気のあぶりチーズをヒントに、甘だれに香ばしさをプラスしたアイデアはお見事としか言いようがありません。

蒲焼のたれを「豚肩ロース丼」の味付けに使ったのは＠shintaro_campさん。厚み1㎝の豚肩ロース肉に塩コショウをかけ、たれをつけながら網で焼きます。肉が焼けたらごはんの上に盛り、仕上げに追いだれと刻みネギをかければ完成。炊いたごはんを蒸らす10分の間で作れます。厚めの肉なので表裏に格子状の切り込みをいれてやわらかくするのがポイント。表面の照り加減も絶妙で、写真からおいしい香りがしてきそうです。

アイデアにあふれた投稿の数々を見て、蒲焼のたれは工夫次第でさまざまな料理が楽しめることがわかりました。「どんな仕上がりになるの？」と気になったので、実際に試してみました。

料理に使ったのはスーパーで手に入る万城食品の「蒲焼のたれ」2種類。写真左の「蒲焼のたれ」は、酵母エキスなどでコク、うまみを出したもの。写真右の「蒲焼のたれ　匠」は、超特選しょうゆを100％と本みりんを使用し、より風味にこだわったものです。また、どちらにも「うなぎエキス」を配合されているため、本格的な味わいが楽しめるよう味付けされています。

最初の料理は、「蒲焼のたれ」を使った照り焼きチキンと半熟卵のバケットサンド。うまみたっぷりのまろやかな味に仕上がりました。甘じょっぱいチキンとバケットとやわらかな半熟卵との相性も抜群。キャンプの朝食にもおすすめです。 【材料】2人分 ・鶏もも肉…1枚 ・サラダ油…小さじ1 ・蒲焼のたれ…大さじ3 ・卵…2個 ・牛乳…大さじ2 ・砂糖…小さじ1/2 ・バター…5ｇ（卵焼き用） ・バゲット…1/2本 ・バター…適量（バケットに塗る用） ・サンチュ…2枚

①鶏肉は食べやすいサイズに切ります。 ②フライパンにサラダ油を熱し、皮目から鶏肉を並べ、弱めの中火で焼きます。 ③皮目が焼けたら鶏肉をひっくり返し、蒲焼のたれを絡ませます。

④鶏肉に火が通り、水分が飛んだら照り焼きチキンが完成。いい照り具合になっています。

⑤卵に牛乳、砂糖を混ぜて卵液を作ります。 ⑥フライパンにバター5gを入れ溶かし、卵液を投入。 ⑦弱火にし、はしで混ぜながら加熱。好みの固さの半熟卵ができたら取り出しておきます。

⑧バゲット1/2本を縦に2等分して軽くトースト。バター適量を塗り、サンチュ、半熟卵、照り焼きチキンをのせる。 ⑨バゲットでふたをすれば完成。 【ワンポイントアドバイス】 好みでマヨネーズをトッピングすると、よりまろやかな味になります。

「蒲焼のたれ　匠」を使って焼きおにぎり茶漬けを作りました。とろみのあるたれなので、焼きおにぎりがくずれにくいのも助かります。深みのある味わいがごはんにもマッチ。作っている最中から、香ばしいにおいが立ち込めて食欲がそそられました。 【材料】おにぎり4個分 ・炊いたごはん…350ｇ ・蒲焼のたれ　匠…小さじ1(ごはんに混ぜる用） ・蒲焼のたれ　匠…大さじ3(おにぎりに塗る用。お好みで足してもOK) ・ごま…大さじ1 ・ごま油…小さじ1.5 ・顆粒だし(ほんだしがおすすめ)…4ｇ ・しょうゆ…大さじ1 ・熱湯…400cc ・じゃこ、のり、ネギ…適量

①ごはんにゴマと蒲焼のたれ大さじ1を混ぜる。 ②くずれないよう、固めにおにぎりをにぎる。 ③フライパンにごま油を熱して、中火でひっくり返しながらこんがり焼き色がつくまで焼く。

④両面に焼き目がついたら、片面ずつ蒲焼のたれをかけてひっくり返しながら焼く。 ⑤表面がしっかり焼けたら、シェラカップに盛る。

⑥顆粒だし、しょうゆを熱湯で溶かしてだし汁を作っておく。 ⑦お好みでじゃこ、のり、ネギをおにぎりの上にトッピングしたら、シェラカップの端からだし汁を注ぐ。 【ワンポイントアドバイス】 焼きおにぎりはたれを絡めすぎるとくずれやすいので、できるだけ固めににぎります。

食材をメスティンに入れて混ぜて炊くだけのお手軽レシピ。タコと蒲焼のたれがベストマッチした味わいです。 【材料】2人分 ・米…1合 ・蒲焼のたれ…大さじ1.5 ・顆粒だし…小さじ0.5 ・たこ足…1本 ・枝豆…25ｇ ・しょうが…適量 ・水…180cc 【作り方】 ①洗米後米を30分以上浸水させる。 ②タコは大きめのぶつ切りにし、しょうがは千切りにする。 ③メスティンに米、たこ、枝豆、しょうがと蒲焼のたれ、累粒だし、水を入れフタをして炊く。 ④炊き上がったら15分蒸らして完成。

魚焼きグリルを使った簡単焼きおにぎり。ほどよい焦げ目は見た目もグッド！期待を裏切らない、万人ウケする味わいです。 【材料】2人分 ・炊いたごはん…150g ・蒲焼のたれ…20㏄ ・白ごま…お好みで適量 【作り方】 ①ごはんに蒲焼のたれを混ぜる。 ②おにぎりにして、蒲焼のたれを表面に塗る。 ③魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて、その上におにぎりを置く。 ④お好みの焦げ目が付くまで、中火で3～5分焼く。 ⑤もう片面も同様に焼いたら完成。

肌寒い季節にもほっこりあたたまる蒲焼のたれスープ。お湯に混ぜるだけの簡単調理で、すぐに完成するのもうれしいです。あと一品欲しいときにも活躍するはず。 【材料】1人分 ・お湯 …180cc ・蒲焼のたれ　匠… 大さじ1 ・万城食品「本わさびあらぎり」…6g ・万城食品「潮山葵」…3g 【作り方】 全ての材料をお湯に溶かすだけ。

蒲焼のたれを使うだけで味がバシッと決まるので、料理の幅が広がります。甘みの効いたしょうゆ風味のたれは、海鮮丼や冷ややっこにそのままかけても絶品。キャンプ料理の味付けにマンネリ化してしまった人、味がなかなか決まらない人にぜひ使って欲しい万能調味料です。