hinata

>

ノウハウ

>

特集

>

アユ釣りシーズンまっさかり!初心者が知りたい7つのギモンを徹底解説【水遊び、はじめました】

アユ釣りシーズンまっさかり!初心者が知りたい7つのギモンを徹底解説【水遊び、はじめました】

ノウハウ

アユを釣って見せるモデル

キャンプ場近くの渓流で楽しめる季節限定の遊びといえば「アユ釣り」!8月のアユは産卵に向けて成熟した肉付きのいいものが多く、1尾でも満足できるぐらい食べ応えがあります。秋口になるとシーズンが終わってしまうので、始めるなら今がラストチャンス。アユ釣り初心者が知りたい7のギモンについて、プロに教えてもらいました!

目 次

キャンプと一緒に「アユ釣り」で遊びたい

釣りたてのアユをすぐ塩焼きに。夏キャンプならではのぜいたく

アユの塩焼き
「自分で獲った食材を外で調理して、食べる」。五感全てで自然を味わう、これ以上ないアウトドア体験です。釣り堀の併設されたキャンプ場はたくさんありますが、より自然をそのまま感じるために、一度は挑戦したいのが渓流釣り。夏の間は、頭から尻尾まで丸ごと食べられるアユが旬。釣り好きからもキャンプ好きからも愛される魚です。

▼初心者女子が「キャンプ×アユ釣り」に挑戦した1日に密着!

秋川漁業共同組合の副組合長、小峰和美さんにアユ釣りの基本を聞きました

鮎釣り名人小峰さん

小峰和美さん(写真手前)

今回、アユ釣りのいろはを教えてくれたのは、東京都あきる野市を流れる「秋川」の漁業協同組合服組合長、小峰和美さん。大手釣具メーカー「ダイワ」と契約するアユ釣りの達人です。秋川渓谷の川岸で「小峯オトリ店」を営み、毎年アユ釣り解禁に合わせて「アユ釣り講習会」を開催するなど、初心者からベテランまで、多くの人にアユ釣りの魅力を広めるために活動しています。

アユ釣りの基礎知識を知る

【ギモン①】アユってどんな魚?なぜアユ釣りは人気なの?

タモにかかったアユ
アユは「夏を告げる旬の魚」と言われる淡水魚で、濁った水中では生きられないため「アユが棲んでいる」=川の水が美しく澄んでいることのバロメーターとされています。その優美な姿から「清流の女王」、スイカのような香りがすることから「香魚」など様々な異名を持ち、人々から愛されてきた魚です。

「年魚」というのもアユの異名のひとつ。アユの産卵期は10〜11月頃で、2週間ほどで孵化した稚魚はエサとなるプランクトンを求めて海へ下ります。成アユ(大人)になるまでの期間を沿岸部で過ごし、夏前にまた産卵のために川に戻って、産卵を終えるとその一生も終わり。1年で寿命が尽きることから、年魚という呼び名がつきました。
達人の指導を受けながら鮎を釣るモデル
数多ある釣りのなかでも特に人気なのがアユ釣りです。アユは季節によって場所を移動しながら成長していきますが、釣り人が狙えるのは川に戻ってきて産卵するまでの成アユのみ。卵や稚魚を保護するため、河川ごとに禁漁期が定められています。

アユ釣りが解禁されるのはだいたい6月上旬ごろから9月下旬ごろまで。限られたシーズンにしか釣れない魚なので、釣り人たちの夏の楽しみとなっているのです。

【ギモン②】エサ?ルアー?アユ釣り特有の「友釣り」って?

鮎を釣った初心者
いわゆる「渓流釣り」と聞くとルアーやエサを使うイメージのある人が多いかもしれません。アユ釣りでもルアーを使うケースがありますが、ルアー釣りを禁止している河川も多く、意外と場所が制限されてしまいます。アユ釣りの主流と言えるのは「友釣り」。あまり耳なじみのない言葉かもしれませんが、これこそが釣り好きを夢中にするアユ釣りの醍醐味でもあります。
おとりアユを泳がせている様子
アユは縄張り意識の非常に強い魚で、自分のエサ場に他のアユが侵入してくると、タックルして攻撃する習性があります。それを利用し、生きたアユを川に放して泳がせることで、タックルしてきた野アユを釣り上げるのが「友釣り」です。

「アユがぶつかってくる『ガツン!』という衝撃はエサ釣りやルアー釣りじゃ味わえない感覚。おとりをうまく泳がせるコツも含めて、アユ釣りのおもしろさを一度味わうと他の釣りには戻れない、なんて言う人もいるぐらいですね」(小峰さん、以下同])。

アユ釣りの準備いろいろ

【ギモン③】アユ釣りに必要な道具一式を教えて!

鮎釣りの服装の基本
服装については動きやすい服、滑りやすいシューズであれば「これ!」と決まった格好はありません。しかし、ひざ下ぐらいまで水に浸かる可能性があるため、足首まで覆えるようにしておきましょう。長時間屋外にいるので日差し対策は必須です。
鮎タビ

出典:Amazon

「川底は苔で滑りやすいので、底がフェルトでできた『アユタビ』があると転ぶ心配が減ります。水中のアユを見つけるために、もしあれば偏光サングラスも用意しておくといいですね」。
アユ釣り独特の竿の構え方をするモデル

▲アユ釣りの竿。7〜11mと長いので、肩にかつぐような独特の持ち方をする

タモ

▲釣れたアユをキャッチするタモ(網)。ベルトに挿して持ち歩く

引舟

▲おとりと釣れたアユを入れておく引舟

そのほかアユ釣りに欠かせない道具はこちら。

・釣竿(アユ釣り用の7m〜11mぐらいのもの。短い方が扱いやすい)
・釣り糸、針
・仕掛け
・タモ(網)
・ベルト
・おとりアユ、引舟


釣竿には様々な長さや種類があり、数十万円する高価なモデルは軽くて一日中使用しても疲れにくいのが特徴です。しかし、初心者は2〜3万のエントリーモデルで十分。

【ギモン④】アユ釣りの仕掛けってどうなってるの?

鮎釣りの仕掛け
エサ釣りやルアー釣り同様、友釣りもおとりの先につけた針で野アユを引っ掛けます。おとりを確実に糸に固定しつつ、アユをおびき寄せるため自由に泳がせなければならない友釣り独特の仕掛けを紹介します。糸の先につけるパーツは3つ。

①ハナカン…おとりの鼻の穴に通す輪っか状の金具
②逆針…おとりの腹あたりに打つ、針先が地面を向いた針。おとりを固定するために使用する
③イカリ針…アタックしてきた野アユを釣り上げるための針

この3つに加え、オトリがどこを泳いでいるかを把握するための目印も必要。
完全仕掛け
仕掛けに必要なパーツはそれぞれ単品でも販売されていますが、イチから自分で作ろうとしても少々難易度が高いです。初心者は、釣具店などで売られている「完全仕掛け」を使うのがおすすめ。目印や針など、友釣りの仕掛け一式がすでに完成した状態のもので、仕掛けの先を釣り糸に結びつければ、おとりアユをかけるだけですぐに釣りが始められます。

いざポイントへ。釣る際のコツ

【ギモン⑤】おとりのかけ方がわからない

竿に仕掛けをセットしたら、いよいよおとりをかけて釣り始めます。おとりが元気に泳ぎ回るほど野アユがアタックしてきやすいので、おとりが弱らないよう、手早くセットするのが大漁のコツ。
ハナカンを通したアユ
まず最初に、おとりアユの鼻の穴にハナカンを通します。ほとんどのハナカンにはストッパーがついているので、鼻の穴を貫通させたらしっかりストッパーを固定します。
おとりアユ
次に、腹びれの下あたりに逆針をかけたら完成。「外れないように」とあまり深く刺しすぎてもおとりが弱ってしまうので、皮をひっかけるような意識でかけるのがポイント。

【ギモン⑥】アユが連れやすいポイント、時間帯は?

アユのエサとなる川底の石
アユのエサとなるのは、川底の石に生えた苔や藻。川のなかでも日当たりの良い場所はエサがよく成長するので、アユがいる可能性が高いです。アユが苔をこそぎとって食べると「はみ跡」と言われる線状の跡が残るので、上級者はそれを頼りにポイントを探すこともあります。

あまり水温が高いとアユも日陰でじっとしていることが多く、真夏の日中はさほど活発的ではありません。アユが活動しやすい水温は約15度前後。8月であれば早朝4〜5時ごろや、太陽が傾いてくる夕方が狙い目です。

【ギモン⑦】仕掛けを垂らしたら、あとはそのまま放置でいいの?

鮎釣り
友釣りのコツは、野アユのエサ場近くでおとりをうまく泳がせること。狙いたい場所で泳がせようと、無理に糸を引っ張ってはいけません。かといってゆるめすぎても、アユがアタックしてきた際にうまく針を引っ掛けられないので、「張らずゆるめず」適度に糸にテンションのかかった状態がベストです。

しばらくおとりを泳がせ、かかる様子がなければ少し場所をずらして再度チャレンジしてみましょう。なかなかヒットしない時間が続くと、おとりが泳ぎ疲れて動きがにぶくなってくるので、ある程度時間がたったら元気なおとりと交換するのも手です。
▼細かな竿の角度、おとりの動かし方はYouTube「つり人チャンネル」の動画もチェック!

まずは挑戦あるのみ。夏休みに「アユ釣り」デビューはいかが?

塩焼きにしたアユ
初心者でも、コツさえつかめば難しくないのがアユ釣り。東京都内や関東近郊でもアユ釣りスポットがたくさんあり、日帰りでも楽しめるため家族レジャーにもおすすめ。自然を感じにアウトドアに行くのであれば、その時期にしか楽しめないアクティビティにもぜひ挑戦してみてください。
キャンプ用品レンタルショップ キャンプ場に配送で手ぶらキャンプ

あわせて読みたい記事



おすすめのキーワード