【シーズン目前】ストーブに扇風機！？初心者が知っておきたい、春キャンプの意外な必需品とは？

キャンプに最適な春。暑すぎず、寒すぎず、快適に外遊びを楽しめる…と考えている方も多いはず。実はそれ、半分は正解ですが、不正解でもあります。標高1,500m前後のキャンプ場を選ぶと、日中はほどよい気温でも、夜になると驚くほど寒く、眠れないことも。そこで、うっかりキャンプがトラウマにならないように、初心者の方が持っておくべき春キャンプの意外な必需品を紹介します。

教えてくれたのは、キャンプのスペシャリストで、エルブレスららぽーと新三郷店の店舗スタッフ、末田さん。自身も春や秋のキャンプに持っていくという、とっておきの道具を用意してくれました！

春先のキャンプで最も見落としがちなのは、夜の冷え込み。想像以上に寒く、うっかり対策を忘れると震えながら夕食をとったり、眠ったりする羽目になるかも…。そこで、持っていると安心なのが持ち運びに便利なコンパクトストーブです。 末田さんが紹介してくれたのは、アラジンの「ポータブル ガス ストーブ シルバークイーン」。1970年代に製造・販売していた、アラジンの反射型石油ストーブ「シルバークイーン」の復刻版として、2020年12月に発売されたばかりです。「このフォルムが懐かしい！」という方もいるのではないでしょうか。

カセットガスで動くこのストーブは、キャンプだけでなくベランダや室内でも活躍します。ガス缶1本あたり、強燃焼で2時間、中燃焼で3〜4時間ほど連続で使用できます。 初心者におすすめなのは、4つの安全装置が備わっている点。屋外であるキャンプでも、安心して使えます。 ①圧力感知安全装置 ガス缶が高温になり中の圧力が高まると、ガスの供給を自動的に止めます。 ②不完全燃焼防止装置 室内酸素濃度が低くなり、不完全燃焼をする前に、自動的にガスを遮断して消火。 ③転倒時消火装置 倒れたり、強い衝撃が加わった際、自動的にガスを遮断して消火。 ④立消え安全装置 風などによって火が消えた際、ガスの供給を自動的に止めます。

弱燃焼でも暖かいシルバークイーン。秘密は燃焼部にありました。二層の放熱ネットを採用することで、放射される熱の量が増えるため、空間をしっかりと温めてくれます。

本体は全面反射板になっており、広範囲を温められます。冷える春の夜だけでなく、秋冬のサブ暖房器具としても使えるので、持っていて損はありません！

扇風機は夏の必需品では？と思うなかれ。春キャンプでも使いどころがたくさんあります。末田さんが選んだのは、マキタの充電式扇風機「CF102DZ」と「CF203DZ」。機能は同じですが、それぞれサイズが異なるため、人数に合わせて選んでください。 春の夜の冷え込みは、どの程度まで気温が下がるのか予測がつかないもの。思ったより寒い、と感じた際に活躍するのが扇風機。テント内で暖房器具と一緒に使うことで、天井にたまった熱を循環させ、テント全体をより暖かくしてくれます。 また、いくら夜が寒いとはいえ、日中はむしろ暑いのが春。子どもと遊びまわって汗をかいたときにも、扇風機があると便利です。

風量は三段階に調節でき、自動首振り機能もついています。寝る前に使用する際はタイマーを使うのがおすすめ。1時間、2時間、4時間と、こちらも三段階でタイマー設定が可能です。

AC電源で使用できるため、ポータブル電源や電源サイトを活用すればOK。もちろん、普段からマキタ製品を愛用しているという方は、専用のバッテリーを活用してください！

実はCF102DZの充電式扇風機には、スノーピークの別注モデルも。機能性はそのままに、キャンプサイトになじむ落ち着いたカラーに仕上がっているため、こちらを選ぶのも吉。

最後に、あると便利なのが缶クーラー。今回は、サーモスの「真空断熱 保冷缶ホルダー」とハイドロフラスクの「スピリット クーラーカップ」をピックアップしました。

ドリンクの温度を維持できる缶クーラー。今回のアイテムは、どちらも真空二重構造になっているため、保冷力・保温力抜群。350ml缶を入れて使うのに適しています。

カラーバリエーションもそれぞれ豊富です。タンブラーとしても活用できるので、キャンプで一つ持っていると重宝します。 日中は冷たいドリンクを、夜は暖かいドリンクを、それぞれ気温に合わせて楽しみましょう！

今回の3つの必需品で「こんなものが必要だなんて、知らなかった…」という方は、まだ見落としてしまっている道具があるかもしれません。一度お店に足を運んで、スタッフに聞きながら必要なものを確認してみてください。 【店舗情報】 住所：埼玉県三郷市新三郷ららシティ3丁目1-1 ららぽーと新三郷ANNEX4階 電話：048-954-5163 営業時間：10:00〜20:00