関西ワカサギ釣りスポット7選！ドーム船・氷上など種類別で紹介

ワカサギ釣りと言えば、凍った湖に穴をあけて糸を垂らす風景がおなじみです。少しハードルが高そうですが、実は初心者でも気軽に楽しめる冬のレジャーのひとつ。現在では、寒い地域だけではなく全国各地の湖に釣り場があり、関西でも自然湖やダム湖でチャレンジできます。

ワカサギは湖に1年中いますが、多く釣れるのは10月から3月ごろ。春に産卵期を迎えるワカサギは冬が最も身に脂がのり美味しくなるので、2月から3月がワカサギ釣りの最盛期と言えます。一番おいしく食べられるベストシーズンです。

ワカサギ釣りのスポットは大きく3種類。それぞれの特徴とその魅力をたっぷり解説します。まずは、どのような場所でワカサギ釣りができるのかをチェックしてみましょう。

氷上ワカサギ釣りは凍った湖面に穴をあけ、糸を垂らして釣るスタイル。北海道などの寒い地方の湖では、12月下旬ごろから湖面が厚い氷に覆われ、絶好のワカサギ釣り場として盛り上がります。開放感たっぷりの大自然の中で釣りを楽しめるのが、氷上ワカサギ釣りの大きな魅力。またカセットコンロを用意して、釣ったその場で天ぷらにするのも人気です。しっかりと防寒対策をすれば、初心者やファミリーでも楽しめます。

ドーム船とは船の上にドーム型の屋根が付いた船のこと。船内の両端にある溝から水中に糸を垂らし、ワカサギ釣りを楽しみます。ドーム船ワカサギ釣りの魅力は、釣れるポイントに移動しながら釣りができること。効率よく釣りができるので、初心者でも大漁が狙えます。屋根に覆われているので、寒い冬でも船内は暖か。小さな子どもでもワカサギ釣りにチャレンジできます。

手軽に楽しめるボートからのワカサギ釣りもあります。ベストシーズンは夏から晩秋で、少し釣果は落ちますが冬でも楽しめます。時間の制約もなく、目指すポイントに自由に移動できるので、一人でじっくりワカサギ釣りを楽しみたい人にピッタリです。 船に乗るのは敷居が高いと感じる人には、桟橋からのワカサギ釣りがおすすめです。安全で融通も利くので子ども連れファミリーに最適。釣りを楽しめるシーズンは、釣り場がオープンする10月から3月ごろになります。

釣り場を選ぶ時のポイントをお伝えします。釣り具のレンタルや釣った魚の調理など、釣り場のさまざまなサービスをチェックしてみましょう。

ワカサギ釣りに必要なのは釣り竿と仕掛け、そしてエサです。これらを全てレンタルできるスポットもあるので、よくチェックしてみてください。手ぶらで行くことができるので、ワカサギ釣りを気軽に楽しめます。まだ道具を持っていない人や初心者におすすめです。

初心者や小さな子ども連れのファミリーにおすすめなのが、ワカサギ釣りのツアーです。現地スタッフがていねいにサポートしてくれるので、初めてでも安心してワカサギ釣りができます。送迎や道具のレンタル、そして釣った魚の調理などツアーによってサービスがさまざまなので、自分にピッタリのツアーを探してみてください。

ワカサギ釣りの醍醐味といえば、釣ったワカサギを天ぷらにしていただくことでしょう。新鮮なワカサギの天ぷらは絶品。釣った人にしか味わえない贅沢です。釣り場によっては、ワカサギの天ぷらを現地で調理してくれるサービスもあります。家に持ち帰って天ぷらにする手間もなく、釣ったその場で食べられるのはうれしいポイント。釣り場を選ぶときは、天ぷらにしてくれるサービスがあるかどうかもチェックしてみましょう。

氷上でのワカサギ釣りは厚い氷が張った湖で行うため、気温が低い北海道や東北地方で盛んです。関西で冬場に厚い氷で覆われる湖はなく、氷上ワカサギ釣りができるスポットはありません。関西でワカサギ釣りを楽しむには、ドーム船やボートなどを利用しましょう。

真冬でも暖をとりながら釣りができるドーム船やドーム桟橋は、初心者や女性にピッタリのスポット。関西でおすすめの2つのスポットについて紹介します。

東条湖ではドームが張られた桟橋からワカサギ釣りができます。わざわざ船に乗らなくても、暖を取りながら桟橋でワカサギ釣りができるので、より気軽に楽しめるのが魅力。トイレや休憩も自由に行えるので、小さな子ども連れファミリーに最適です。竿や仕掛け、エサ、バケツがセットになったレンタル釣り具もあり、手ぶらでワカサギ釣りにチャレンジできます。売店の充実した品ぞろえもポイントです。 【基本情報】

津風呂湖でのワカサギ釣りは、桟橋とドーム桟橋、レンタルボートの3種類あります。初心者やファミリー、また、天候の悪い時はドーム桟橋がおすすめ。スペースを気にせず釣りをしたい人はドームのない桟橋やレンタルボートもよいでしょう。また、津風呂湖では釣ったワカサギの総重量と1匹の長寸で競い合うワカサギ釣り大会が開催されており、2023年には第8回をむかえました。子どもから大人まで参加できる大会なので、腕に自信がある人は是非参加してみてください。 【基本情報】

自由に湖を移動できるボードでの釣りや、気軽に楽しめる桟橋での釣りができるスポットを紹介。船に乗らずに釣りができる桟橋での釣りは、初心者やファミリーにおすすめです。

滋賀県の琵琶湖の北に位置する余呉湖でのワカサギ釣り。約200台の駐車スペースがあり、定員約600名と大人数が収容できる桟橋も。毎年シーズンになると多くの釣り人で賑わいます。寒さや雨風を気にせず釣りができるドーム船も人気で、ゆったりとしたスペースで快適にワカサギ釣りができます。ビジターセンターや受付では、竿や仕掛け、エサが販売されているので安心。公衆トイレや食堂、暖かい飲み物が買える自動販売機もあります。 【基本情報】

大阪や岡山など、他県からも多くの釣り人が訪れる人気のスポット。抜群の水質を誇り、関西屈指のワカサギ釣りの名所として知られています。桟橋ドームは2基常設されており、約200人を収容できるのがポイント。ただ週末やベストシーズンの時期は非常に混み合うので、外の桟橋でも釣りができるよう万全な防寒対策で行くようにしましょう。 レンタルセットは竿、仕掛け、エサに加えて椅子やバケツもセットになっているので、手ぶらでワカサギ釣りができます。また、近くの「ハイマート佐仲」にあるお食事処で天ぷらにしてくれるサービスがあるので、ぜひ釣りたてのワカサギを天ぷらでいただきましょう。 【基本情報】

瀬戸内海の播磨灘に注ぐ二級下流「市川」の下流部にある、生野銀山湖。桟橋からとレンタルボートでのワカサギ釣りが楽しめます。2015年の年末に設置されたドーム桟橋は、初心者やファミリーに人気。レンタルセットを利用すると、釣った魚を天ぷらにしてくれるサービスが付いてきます。たとえ1匹も釣れなくても、新鮮なワカサギの天ぷらを食べられるのが魅力です。 【基本情報】

湖周辺の岸から竿を出して行う釣りは、より気軽で自由なワカサギ釣りを楽しめます。ワカサギ釣りに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてください。

上津ダムは2000年に建設された比較的新しいダム。ワカサギ釣りの釣り場としての歴史は浅いですが、継続的な放流によってワカサギの数が増加しており、大漁を狙える人気のスポットとなっています。釣り専用の桟橋はなく、ダム湖周辺にある足場の良い護岸から竿を出してワカサギを釣るスタイル。自由に釣り場を選んで釣りができるのが魅力のひとつです。ただ、売店や釣り具のレンタルはありません。事前に必要な道具を準備してから利用するようにしましょう。 【基本情報】

奈良市と山添村にまたがる布目ダム。大阪や京都からのアクセスも良く、近くに駐車場もあるので人気の釣り場となっています。足場が良く釣り場も広いので、初心者やファミリーにもおすすめです。湖周辺の釣具屋は少ないため、釣り具やエサは事前に全てそろえておいた方が安心です。 【基本情報】

ハードルが高そうなワカサギ釣りも、釣り方によっては気軽に楽しめるレジャーのひとつ。釣り具のレンタルを利用すれば手ぶらで出かけられます。ぜひ自分にピッタリの釣り場を探して、ワカサギ釣りにチャレンジしてみてください。 ▼こちらの記事も読まれています。